みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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● モールス(映画)

2011年08月09日 | ✿映画
12歳の少年と少女の、せつない・・せつない・・恋物語。

少女は謎めいていて、少年はいじめられっ子。
夜のジャングルジムで出会い、心 惹かれていく。

スリラーと、銘打ってありますが、
ちっとも怖くありません。むしろ・・悲しい。

ちょうど、あの『アザーズ』を観終わった時と同じような感覚に陥りました。





2010年公開されたスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド版だそうです。


スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』とハリウッド版『モールス』の
You tubeとポスターです。どうぞ。


『ぼくのエリ 200歳の少女』






『モールス』





解説・・ 『クローバーフィールド/HAKAISHA』の俊英マット・リーヴス監督が作り上げた、スウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド版。孤独な少年と少女の切なくも美しいイノセントな恋の物語が、町を震撼(しんかん)させる連続猟奇殺人事件のミステリーと絡み合う。主演は『キック・アス』のクロエ・モレッツ。ホラーの帝王スティーヴン・キングが、「2010年のお気に入り映画ナンバーワン」に選んだことも話題に。

あらすじ・・雪に閉ざされた町。孤独な少年オーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は、学校でイジメにあっていたが母親にも話せず悩んでいた。ある日、同じアパートの隣に謎めいた少女アビー(クロエ・モレッツ)が越してくる。最初は「あなたと友達にはなれない」と言ったアビーだったが、孤独を抱える二人は互いに惹かれあい、壁越しにモールス信号で会話するようになる。やがてオーウェンはアビーに隠された、恐ろしくも哀しい秘密を知ることに。時を同じくして町では連続猟奇殺人事件が起こり、真相を追う刑事が二人の住む団地へとやってくる…。


ネタばれは、しませんよ。ご安心を~


この映画は原作→スウェーデン版→全米リメイクと少しず~つ脚色し、映像化されているのだそうです。
なぜ、去年『ぼくのエリ 200歳の少女』を見なかったのか、悔まれてなりません。






ハリウッド版のタイトルは、『モールス』
隣に越してきた美しい少女アビーと部屋の壁越しに、オーウェンは、とんとんとんと、モールス信号を送って会話をするのですが、
この二人、別に部屋に監禁されてるわけじゃなし、いつでも会え、話も出来るのに、
なぜ、『モールス』とつける必要があったのか、不思議です。

原題の『Let me in』の方が、はるかに心情が組み込まれてる。
Let me inは、中に入れてよ。という意味。
アビーは、オーウェンの部屋の前にたち、中に入れてよ。と、哀願します。
いいよ。の返事がなければ、アビーは中には入れない。
それは、アビーが普通の少女ではないから・・。






アビーの正体は!!!
おっと、
はい
ネタばれは、しません・・。



雪に覆われた町で繰り広げられる出来事が
アビーの射るような、それでいて物悲しい瞳と
オーウェンのピュアな存在感と
それぞれが、相まって、映像全体が、セピア色に染められたかのようです。






たとえ、少女の秘密を知ってしまっても
孤独な少年は、少女のそばにいることを選択する。


「僕は君のために強くなる。」
この映画は、せつない憧憬を、思い出させてくれます。


コメントは一度 大切に保留する形をとらせていただいています。
・・私に届いています。

今日はこの辺で 
コメント (18)
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