この春、東京のさるこだわり飲み屋で出された酒。
「徳島の片田舎で爺さんと婆さんが細々と作っている酒」と聞かされて飲んだ。
銘柄を覚え忘れていたが、いつかは手に入れる努力をするのだろうなぁと
自分のことながら、他人の行動のように予測していた。
徳島県の中央部、阿南市那賀川を中流域まで遡った。
布団を干してきたのに、出迎えたのは夕立だった。
この地域ではすでに稲刈りが始まっている。
黄金色の稲穂が雨に揺れている。
ネットで見た記憶だけを頼りに(プリントは忘れて来た)道沿いを探す。
「入」の文字が倉庫の壁に見えた。
何であれ、「発見」は無邪気な喜びに通じる。
新物カツオの刺身が 少し鄙びた味の酒とはアンマッチだったが
旨い酒には違いなかった。
そして酔い覚めの今朝
この風に潜む冷たさは何だ!
まさに今日、密かに秋は立った。
61年前の今朝、亡き母は
不思議おじさんをこの世に送り出したのだった。
「徳島の片田舎で爺さんと婆さんが細々と作っている酒」と聞かされて飲んだ。
銘柄を覚え忘れていたが、いつかは手に入れる努力をするのだろうなぁと
自分のことながら、他人の行動のように予測していた。
徳島県の中央部、阿南市那賀川を中流域まで遡った。
布団を干してきたのに、出迎えたのは夕立だった。
この地域ではすでに稲刈りが始まっている。
黄金色の稲穂が雨に揺れている。
ネットで見た記憶だけを頼りに(プリントは忘れて来た)道沿いを探す。
「入」の文字が倉庫の壁に見えた。
何であれ、「発見」は無邪気な喜びに通じる。
新物カツオの刺身が 少し鄙びた味の酒とはアンマッチだったが
旨い酒には違いなかった。
そして酔い覚めの今朝
この風に潜む冷たさは何だ!
まさに今日、密かに秋は立った。
61年前の今朝、亡き母は
不思議おじさんをこの世に送り出したのだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます