後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

卑弥呼(?)の墓

2012年11月14日 | Weblog

奈良県南部地方へは車で1時間圏内だ
南阪奈高速道路ができてとりわけ便利になった
明日香も庭のようなものである
写真は箸墓古墳と遠くに三輪山

手前の赤いものはなんでしょうか?
近くで写真を撮ってみると…

金魚の大群です
ご存じのとおり奈良県郡山市は金魚の一大産地
その養魚池になっているのでしょうかね
鳥除けのテグスが張り巡らされています

この地はご存じ纏向(まきむく)地区
邪馬台国奈良県説の正に中心地
歩いて30分圏内に6つの古墳がある
最大規模が卑弥呼の墓と言われる箸墓古墳

これは近所にあるホケノ山超えに見た箸墓古墳

なぜ「箸墓」なのか?
日本書紀や古事記に起源がある
なかなかにおぞましい記述なので
皆様にお調べ願いたい


東田大塚古墳(ひがいだおおつかこふん)だ
箸墓古墳より古い
うっかり写真を撮り忘れたが
どうやら個人の所有物のようだ
古墳を切り崩して柑橘類、茶、野菜か栽培されている


纏向石塚古墳 この地域で最も古いらしい
ところが 太平洋戦争時に
高射砲設置のために円墳頭部が削られている
古墳の調査を拒む宮内庁のしぐさから見れば
笑止千万である

そういえば箸墓古墳も
土地の人が行き来する旧道から
ロープ一本で隔てられているだけで
つるはし一本を持っていけば
誰でも発掘可能な環境である

功名心の高い歴史学者等が
その気になればいつでも掘れる


ここは卑弥呼の宮殿跡と騒がれた場所
JR纏向駅のすぐ傍だ
ところが新築の家が建築中
なんともちぐはぐな光景

まぁ 僅か1700年前のことだが
分からんことだらけだ
分からないから面白い

古代の空気が少しだけだがまだ漂っている
奈良は不思議な土地柄である

因みに奈良は ハングルで「国」のことだ
大和言葉に「ナラ」を意味する言葉は無い

最新の画像もっと見る

コメントを投稿