後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

食べ物

2008年10月22日 | Weblog
昼食弁当屋の肉じゃがが腐っていた
梅雨ごろにもそのような気配があり
納品後は冷蔵庫で保管する措置に変えた
今回は搬入前に腐っていた
論外である
即座に取引を断り
新たに2業者から見本を取り寄せ
製造の詳細を聞いて業者を決めた
個人負担6割、会社負担4割
個人負担の限界を聞いてから決めた

急に、会社の弁当注文者が増えた
痛みを知れば、だれも賢くなる

ところでハム・ソーセージの製造会社は
悲しいかな基本的には寡占業界である
大手5社で相当な割合の売り上げを占めている
肉食文化では、最低レベルの日本である

ひょんなことからイルカの漁獲量を知った
クジラの漁獲が制限されてから
イルカの漁獲量は安定的に高い
ところが、不思議おじさんもそうであるが
「イルカ」と表示した食べ物に出会ったことがない

イルカはクジラと同じ動物であるが
食品衛生法上の表示では「イルカ」と表示しなければならない
従って、スーパー等のクジラの大半は
あの可愛いイルカであろうと推定できる
食品偽造など、この世に満ち溢れている

日本のハム・ソーセージ業界など世界の笑い物だ
ヨーロッパの多くの国の基準ならば
「イミテーション」と表示義務必然の商品が
日本ではもっともらしい漢字熟語で装われ
堂々と、恥も外聞も無くテレビ宣伝されている

これがハムだと食べているおじさんやおばさん
もう少しだけ、知る権利を行使してほしい
JAS表示法改正の市民運動が必要だ

作る側にも問題はある
自分のミッションは何なのか
ヨーロッパのコンテストで賞を取る
実は、ほとんどのコンテストの審査員に
多くの日本人が参加している
内輪の賞である

見かけを装うことを競っていて
食べる人のことを忘れている

食べる人が審査してくれればいいのだ
毎日食べて、それで健康になる
食べ物屋の本望ではないか
それが分かっている人だけが
食べ物屋になれる資格がある

値段だけで消費行動が決まる世の中
しっぺ返しは確実に生活の隅々にまで及んでいる
ブッシュ政権の交代で新自由主義経済は終焉を迎えるとはいえ
そう簡単には世の中は変わらない

食べ物は、
命を育み
健康に寄与する
そのためにだけ存在する
そのことが尊ばれる
希ってやまない

簡単だが
日本では100年後も無理だろう
日本の食文化の背景には
刹那的な世界観も影響している

さて、山名さんの
心を潤す滴で
気持ちを鎮めよう





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