後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

大根から世の中を窺う

2017年01月23日 | Weblog



今年の大根作りは来年への教訓だけを残した

来年の夏は、「鞍馬」という品種の大根を植えると決めた
近くの貝塚市の名産らしいが、種は京都由来だ
「暦を制する者は権力を握る」
播種の時期を違えば、農作物の収穫は覚束ない
ましてや一畝に二条植えするなどの欲に溺れた作付
天はお目こぼしなどしない
「大根」とは名ばかり、「中根」「小根」の山だ
「中根」は知人、友人、ご近所にお届けしている
「また大根か! そんな仰山、大根ばっかり喰ってられるかぁ」
と、叱られそうなので少し遠慮している
先日は40本引いたが、まだ畑にはたくさん残っている

問題は「小根」だ
畑の先輩、瀬戸口さんは「土に漉き込む」とのこと
収穫時に、外葉は掻きとって畑の土に漉き込むが
大根ごと漉き込むことはしていない

しかしこの小ささだと他人様にお分けすることはできない
少しだけ漉き込んでみた
せっかく作ったものだ やはり切ない

抜き取って、水道水で水洗いして、家の前に置いておいた

午後、外出から帰った小妻に聞いた
「もし、どこかの家の前に、無料の大根があったとして
 持って帰るか」と聞いたら、やはり「持ち帰らない」という

そりゃそうだろう
こんなに人を信じることができない世の中になってしまって
どんな毒が盛ってあるあるやかも知れず
「ただ」とはいえ、不気味に感じるのが当節の常識だろう
ところがである
3時間後には9本おいておいたが全て無くなっていた

一応は、不思議おじさんの家の前なので
誰が置いているのかは明確なわけだ
こんな索漠とした世の中でも
薄い薄い信頼、信用のようなものがあるのが分かった

少し気が早いがジャガイモを植えた
男爵とベニアカリ 合計70株
35個の種ジャガイモの購入金額は910円
肥料は貝殻石灰、牛糞、菜種油粕、骨粉
労働費等も勘案すれば、何と言う贅沢な趣味なのだろう


他人様の田んぼの裏作に土地を借りたので
比較的早く収穫できる品種を選んだ


その隣の玉ねぎ畑 草だらけである


この時期は除草が無いなどと思うのは全くの素人
畑の草の恐ろしさを知らない世迷いごとだ
畑の草と異なり、田んぼの草は手強い
しかも栄養不足気味である
無化学肥料(有機質堆肥・肥料栽培)の我慢のしどころだ
ご近所の玉ねぎは勢いよく育っているが
我が畑のひ弱い苗たちよ
お前たち よろしくな!


自宅の庭に植えていたキャベツとブロッコリーの初収穫
まあまあ立派ではないか
拍手!!!


日の出の時間も少しずつ早まってきた
毎朝の散歩で「山の公園」頂上から日の出を待つ
右が大阪最高峰の金剛山、左のクジラ型が葛城山
その間は中国・韓国の文化が往来した水越峠
この山の向こうが明日香だ


民謡の太鼓伴奏風景
これは地域コミニュティセンター文化講座の一つ

毎週、新たに数曲の練習をしている
その場で譜面を見てすぐに対応できる曲もあるが
一ケ月かかってもマスターできない曲がある

先日の練習で81歳の師匠から言われてしまった
「まだまだボケる暇が無いなぁ」
これは不十分な弟子の技量を叱る言葉であった

今夜、田舎の家を継ぐ次兄に豪雪見舞いの電話をした
60~70cm積もっているとのこと

雪の降った朝の輝かしい眩しさが懐かしいなぁ

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1 コメント

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無農薬!! (読書会のみどりさん)
2017-01-27 15:41:55
美味しい中根(いえ、大根)をありがとうございました。
今回も葉っぱはご飯のお供を作り、大根はサラダでいただきました。
無農薬でこんなに綺麗な大根が育つの!?と思いながら美味しくいただきましたが、キャベツとブロッコリーも写真を見てアオムシ君🐛が食べた後がなくて、びっくりしました。
きっと、手をかけて育てておられるのですね。
その成果を頂いてありがとうございます。
不思議おじさんの1日はお酒を飲む時間も入れて40時間とのことでしたが、40時間でも足りなさそうですね。
空豆と落花生の花の咲く頃と実のなる頃を楽しみにしています!!
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