これが今日の最終的な成果のスガタである
雨が遠かった
玉ねぎを収穫するタイミングを計りかねた
溜池文化の泉州では、池からの放水が米作りの始まりだ
農家はそれまでに田の準備をしておかねばならない
豆類や玉ねぎを引き抜き、土を耕して水入れを待つ
不思議おじさんが借りている畑は
元々は水田だったが今は畑地のみで使用している
しかし池から水が放出されると水浸しになる
それまでに玉ねぎを収穫しておく必要がある
近所の皆さんは2,3日前に硬い土に苦労して掘り起こされた
手で引き抜くことができず、ショベルで掘り起こしたとのこと
不思議おじさんは、4月の草抜きで左腕の腱鞘炎を患ったので
何とか雨が降って土地が柔らかくなるのを待っていた
そして昨夜から今朝にかけての恵の雨
泉州玉ねぎの茎はすでに枯れている
ちょっとべと病に侵されたのかもしれない
小玉傾向だが、収穫には影響はない
赤玉ねぎは元気そのものだ
まだ収穫するのはちょっと早いような気もするが
球は大きい
我が50ccのホンダカブが大活躍だ
普通の玉ねぎなら一杯いっぱいに積み込んで120個
赤玉ねぎは茎も枯れていないので80個
スピードを落として我が家に持ち帰る
腰のベルトも忘れない
熱中症対策のドリンクも必携だ
ウッドデッキにブルーシートを敷き
紐で括る
友が直接取りに来てくれたので括る手間が助かる
それでもおおよそ650個の玉ねぎを括り終えたのは4時間後
蚊取り線香を5個配置したがそれでも蚊に食われた
麻糸(ジュート)のひもを利用した
堅く結ぶため、指に力を込めるが
なにせ柔い身体だ
左右の中指の第一関節外側の皮膚が剥がれた
赤チンを塗って、バンドエイドや軍手をして作業を続ける
畑では、掘り起こした後に貝殻石灰を施した
里芋の移植や秋ジャガイモの作付が待っている
それに耕運機を近隣に迷惑なく動かすには
近隣の作業の進行と当方の都合を勘案しなければならない
なかなか気を使うところではある
明日はお知り合いにお届けすると共に
不思議おじさんも乾すための準備をしなければならない
もうエエ歳なんやから
700個以上の玉ねぎ割く付けは今年限りにしたい
自分で食べるだけだったら150個でもお釣りがくる
あーーーーあ 疲れたよーーーー
丹精込めたとはありきたりの言葉ではありますが
丹精がこもったものには、ぬくもりと、味以上のおいしさがいっぱいです
全体を、先を見通す力のない百姓仕事
なので「今」やることだけを一所懸命にやる
息子の結婚披露宴で聞いたら
香川も滋賀も玉ねぎの病気が出て
小さなものしか収穫できなかったとか
ビギナーズラッキーでもないでしょうが
まあまあのものが採れてありがたいことです