想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

うさこの、ぐみちゃん

2008-06-30 01:25:50 | Weblog
      来客、訪問者が増える季節になりました。
      人が帰ってしまうと、いつもの静かな森は鳥のさえずりが
      聴こえるだけです。           

      一息ついているところへ、ちょっとちょっととねずみ師が
      手招きしています。
      なぜか忍び足のかっこうをしています。指差す方を見ると、

      ぐみちゃんがいました。

      いえ、ぐみちゃんのそっくりさんでした。

      「ぐみ」という名をつけた茶色いうさぎは、青山ピーコックの
      ペットショップで衝動買いしたミニウサギでした。
      みるみるうちに、しっかりと成長しミニではなくなりましたが、
      添い寝をしてヨダレを流して暴睡する危機感ゼロな日々を送っていました。
      この森に土地を得て、ここにいる時間が増えたうさこは、ぐみちゃんを
      放しました。庭の草を食べまくっている姿をみて、ここにいたほうが
      いいだろうと思ったからでした。
      都心のマンションで室内のゲージにいるより、活き活きとしていました。
      思い切り跳ねまわっているのをみて、寂しい気はしたのですが。
      その後、近隣のあちこちでうさぎに出会うと、ああ、生きているな。
      仲間がいるな。とほっとしていました。

      でもこんなに間近に姿を見せたのは初めて!
      フェンスの門扉をくぐって入ってきました。
      それもけっこうな雨が降っている今日。

      疲れもいっぺんにふっとんでしまいました。
      この子はまだ、子うさぎのようです。
      しばらく庭の桜の幼木の葉の下にいて、そのあとはあたりを
      走りまわり、ときどき立ち止まって、背伸びして何かハッパを食べて
      います。そのしぐさの可愛いらしいこと。




      ぐみちゃんを膝の上に乗っけてた頃を思い出し、ほんわかと
      柔らかい気持ちが戻ってきました。

      それにしても雨がけっこう降っている日にばかり、
      うさぎに遭遇します。
      



      こんなことして遊ばなくても、ほんものが現れた!
      神サマ、ありがとうございます。

                         ※ふるごと更新しましたよ。
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楽園を訪ねて

2008-06-28 00:30:39 | Weblog

   えー、友人です↑ 
   いい匂いです。でもミルクは赤ん坊独占なので
   いただけません。
   この匂いだけでチーズ食べた気分、ゴチ。
   走りよってきて、上手に首を出してくれました。
   ひょうきんすぎます。
  
   すごい人がいるもんです。ブログ「山奥で家族の楽園創ってます」の
   やまざるさんちを訪問してきました。
   突撃ばんごはんみたいに、ねえみせてみせてって
   こられる方はたまったもんじゃないでしょうなあ。

   で、うさこは一応事前にアポはとりましたが、
   快く承諾してくださったやまざるさんは仕事をする時間を
   とられるわけですから、恐縮しましたです。
   
   でも楽しかったよ~~~~~~。
   遠いところを行ったかいありました。
   
   想風亭の隣にたつ一号棟と二号棟も、ねずみ師とその古文
   じゃなくて子分とか孫分とかたくさんの男子女子が集い
   造ったものだけど、やまざるさんの開拓ぶりも、けっこう
   力入ってますね、やるなあ!
   でもなによりも感心したのは、動物たち。
   ほんとに看板に偽りなしの、楽園ぶりでした。
   生き生きしてて、たんに飼われて餌もらっているだけでは
   ああはなりませんから。

   ふれあい動物園で出張してくれる範囲は日帰りできる所
   だそう。普通の動物園より楽しいでっせ、ほんま。
           (こういう話は関西弁にかぎりまっせ)
   それから、山暮らし体験などこれから盛りだくさんの企画が
   あるようなのだ。(ここだけのヒミツではあるが。)



   で、都会で疲れている人、田舎にいても退屈している人、
   肩書きはあるけど土の上では無能な人などには、もってこい。
   ぜひ謝礼払ってお願いしまくって体験させてもらう価値あります。
   やまざるさんはちょっと高倉健さん入ってる男らしい人です。
      (いいすぎだわん、と奥さんが大笑いしてるな、たぶん)   
   
   
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プーちゃんとツレ

2008-06-27 10:42:40 | Weblog

   プーちゃんとツレである。
   長いこと、君と君は連れおうているな。
   歳月とともに似てきたふたりである。

   助け合って生きてきた。
   というより離れがたく結びあってきた。

   ふたりとも冗談といたずらが好きである。
   顔を見合わせて、くっと笑う。

   時々、どちらがしたかわからないオナラは
   第三者にはよほど迷惑であろうが
   ツレ同士は知っている。
  
   目を見合わせて、互いににやりとする。
   けっきょくのところツレ同士にだけ
   発信源はわかっている。
   三人目は単に巻き込まれることになるが、
   ツレ同士は知らん顔している。
   うれしくなる。くっと笑う。
   一緒に笑うのでバレないという浅はかさも似ている。

   互いの臭いが届くところにいるのが
   いちばん大切なことだ。
   存在の証として。

   ※えーっと、バラの香りなんて気取っていやがると
    勘違いされていた人、こんなんでいかがでしょうか?    
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美と健康 バラとベイビー 

2008-06-26 04:57:45 | Weblog

 
    
     輝くオレンジ色なんて宣伝文句でしたね、ロイヤルサンセットは。
     輝くっていうより、渋く落ち着いててテラコッタより少し明るいかな。
     花びらのかたちがとても美しい。
     このまえベイビーが見上げていたつぼみが開いて、今年初めてお目見えです。

     この地に合うのか、同時期に植えた他の種類に比べて
     順調な発育、まあ今のところは‥ですが。
     越冬してみないとわからない。



     ホワイトクリスマス、つるバラですが、まだ背丈がなくてつるっぽく見えない。
     はやくクライミングしてもらいたいもんですが、欲は言えないわ。
     咲いてくれただけで満足!

     ふっくらとした花びらは厚みのある白で、芳香もすばらしい。
     うさこにはこのゴージャス感はもったいなさすぎ。
     一重のカクテルでじゅうぶん‥、ほんと、貧乏性の人には似合いません。

     ペネロープの花びらは摘んでジャムにします。
     ビンの底にほんのちょっと入るくらいしかできないけど、
     しあわせを感じるひととき。
     食い意地じゃないよ、台所に満ちるバラのかおり。

     それにしても、美しいものを食べる、こんな贅沢はないなあ。
     育て、咲いて、摘んで、食べる。
     口に運ぶとき感じた喜びは、これまでのどれとも違うものでした。
     
     実年齢より10はかる~く若い美肌の持ち主、美容師のTさん曰く、
     ローズは女性にいいんです、効きますよ~って。
     彼女は「ちょちょってジャムにしちゃいましょうよ」と言うだけあって
     料理の腕もグーである。流行る前からマクロビもやって
     かえって太った経験者でもある。
     さて、どう効くのか?
     その後が楽しみであるな、たぶん、目に見えてというより
     気分のもんだいのような気もする、ま、そのほうがいい。
     気の持ちようばい。そうそう、そうだ。
             

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何言ってんだかなあ、と思われてる

2008-06-25 22:44:17 | Weblog
                 (写真、ダブっていたので差し替えました)
                 ベイビーは「ちょうだい」というとごきげんです。

   
               ベイビーの言いたいことはよくわかるうさこです。
               ベイビーもうさこの思うことを、まあわかっているようで。
               っていうか、何してんだか、みたいな顔で見られてるけど。

                             東京のとある住宅街で

         この子、昼寝中なので目がほそーくなってます。
         どうでもいいけど、カバーをかけられた車、
         カバーのマークでやや高級と判明。
         持ち主は昼間はこういうことになっていることなど知らないでしょうなあ。
         それとも知っててカバーをかけて防御しているのかな?
         本日は一匹で独占。三匹かたまって寝ていたこともあります。



         ベイビーが通りかかると、かならずといっていいほど吠えます。
         ジャンプします。
         ぎりぎり顔だけだします。
         10メートル前後は吠え続けますけど、吠えてるんじゃなくて
         なんか、言ってるような気がしてきます。
         ベイビーは近くで用足ししたりしなかったり、とっとと歩いてますけど
         塀の方をちら見して、それからこっちを見て、うなづいて前へ。

         塀の向こうや室内で飼われている犬が、通りまで漏れるほどの声で
         啼き続けていることがあります。
         灯りがともっている家も。
         そばにいる人がどなっている声が聞こえる時も。

         犬が啼く、吠えるとしか普通は言わない。
         でもちがうなあとこのごろよく思います。
         言いたいことがあるから、話しているんだなあと。

         その声にこもったひびきを受取って、理解するよう学ぶのは
         人のほうであって、犬同士ならネイティブ並にわかるんだものなあ。
         
 

     

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変わってきました、ゴカン

2008-06-24 08:31:50 | Weblog
     大輪がホワイトクリスマスで、もう一つの白いバラはペネロープという
     オールドローズ、原種のバラ。
     
     赤のカクテルと一緒に花瓶に挿したら、白いはなびらにうっすらと赤い筋が
     滲んできた。ペネロープは染まらず白いまま可憐です。
     ねずみ師はこの白い花がお好きなよう。
     ローズヒップがとれるというオマケにつられて最初は植えたけど、
     この白をねずみ師があまりに愛でるので、うさこも花を誉めることにした。

     季節がめぐると再び芽生え、しだいに成長していく植物に囲まれ
     人為的作為的でない自然の時の中で過ごすようになって
     うさこは、ずいぶん性格が変わった。

     頭で考えることをあまりしなくなった。
 そういう意味で、この方と限りなく近くなった気がする。



     考えるより感じる。末梢神経の先端ではなく全体で感じているような
     気配を読むような具合。
     そうそう、うさこは鼻が効きます。
     親分ほどではないけれども、以前からかなり敏感な方なのに
     前にも増して鼻でクンクンしてますねえ。
     鼻、つまり気を読むということだなあ。
     頭は、脳みそはヒマです、わりと。

     で、たま~にパニクってます。

     追記:人には五管があります、五感もあるけど五管。
        目、耳、鼻、口、陰口で五つ。五感より五管が大事です。
        ここから神、心、理、気、境の五鎮につながります。
        鎮まっているハズ。
        なのでそれを呼び覚すのは人しだい‥。
        詳しくは「ふるごとじゅく」で書きますわ。
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人が好きです

2008-06-23 13:03:13 | Weblog

       人が集まるとうれしいんです。
       ベイビーはさっきまでお疲れで、ぐったりモードで寝そべって
       いたのですが、作業の手を休めてテーブルに着くやいなや
       トコトコとやってきて、割り込みます。



       つきまといますね、なになになに?って。
       草刈り作業の合間、ちょっと一服しましょうか、と
       N君がコーヒーポットを運んできますと、きっとボクにも何かある。

       ここのオトナはけっこうスモーカー比率が高いので
       コーヒーときたら煙草なんですなあ。
       分け前はありませんよ~。
       煙草屋でカートンで買うと、携帯灰皿をオマケでくれることがあります。
       一つか二つで十分だけど、買うたびにもらうのでけっこう数あります。
       いろんなデザイン、工夫をこらしてあるのでちょっとしたコレクションです。
       で、灰皿をみせびらかしたりして、ほら、ここはこうなってるわけよ、とか
       言って蓋をパチンパチンやります。
       だから吸うより、灰皿へ灰を落とすのにむしろ気が入ってたりして
       アホなお茶タイムです。
       ねずみ師はうさことN君のおバカな会話をほとんど聞いてません。
       ベイビーももちろん、ひっついているだけでじゅうぶんです。

      

       

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門のルペンスアルバとお尻

2008-06-22 11:05:18 | 
     あたりにはとてもいい香りが漂っています。



     くんくん親分には、この香りはキツイようです。
     本日もお尻で登場、失礼いたします。

     ルペンスアルバは白い花びらと葉っぱの緑の対照が
     とても涼やか。でも刺に注意!!です。
     やっとフェンスに上る背丈になってきました。



     ブルームーンは刺はほとんどありません。
     いい香り。なんかメナードとかディオール系の化粧品の
     香りですよ。無臭派のうさこには、びっくりな香りです。
     だから、部屋に飾って全体に漂わせて薄まるとちょうど
     いい濃度になります。

     臭いの話、昨日もしたけど…
     臭いという字、もともとは自の下に犬、が本来のものです。
     自は鼻を表し、その下に犬。これで臭いです。
     犬つながりで、突という字。これも穴の下に犬です。
     さらに戻、戸は門を表し内外の境ですね、その下に犬。

     戦後、GHQの支配下で日本の漢字はほとんどが消えてしまいました。
     いえ、消えていないから今も知ってる人は知ってるし、
     わかる人はちゃんと正字を使いますが、当用漢字なるもの
     に置き換えられてしまった経緯があります。

     そのことに関わった日本の役人の無策無謀ぶりを
     先年お亡くなりになった白川静先生が深く嘆いた文章が
     あります('06.7文学界)。
     そこに上記の犬つながりの漢字が紹介されています。
     漢字や日本の文字を知りたい人は白川先生の大著を
     がんばって買いましょう。(本もでかい、値段も高い)

     で、もっとさらに知りたい人はがんばって旧事本紀を読むと
     いいと思います。(これは売ってないけどね)。
     
     これらの書物は著した人、研究した人が生涯をかけ
     私生活も身も削ってなした仕事です。
     みだりに引用したりできないので、この辺でとどめて
     おきます。
     うさこは犬つながりの漢字から、くんくん親分たち
     犬族は神様に一番近い獣だと納得しそれがうれしくて
     引用させていただいたいた次第です。

     PCもMac(アメリカ製OS)もATOK(徳島ジャストシステム)が
     入ってないと漢字(正字)は打てない。富士通はそこんとこ
     ちょっと気が利いているな。かつてワープロOASYSを
     売りまくって稼いだせいでしょうか。お役所、学校、
     一部上場企業、ほとんどがOASYSを購入してた時代が
     Officeが上陸するまではあったからなあ。

     マイクロソフトってビルゲイツはカッコ悪くないし
     なんかGHQのあのサングラスのオヤジだってカッコいい
     扱いされてきたし、かっこ悪く上陸してくれたら
     こんなに普及したり占領できなかったのになあ。
     みてくれに弱い、みてくれ大事、みてくれにごまかされる
     それが体臭、いや大衆心理。
     白川先生も海外特派員記者の知人も「日本人は従順だ!」と
     「従順」を悪いことのように主張されていたのです。
     
     考えるに、親分はいつも従順ではないな、でも
     とても賢い犬、わたしには親分で、ベイビーであるな。
     今日は雨です、でも庭仕事です。
     いったいなんの話だったんでしょうの巻、おわります。
     
     

     
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匂います

2008-06-21 14:04:47 | Weblog
 
    芳香剤は生活必需品のようである。
    ペット臭、タバコ臭、湿気(カビ)臭、腐敗(生ゴミね)臭、
    他にもいろいろと生活空間に漂う臭い。
    それらを覆い隠すための芳香剤。
    さらに最近は消臭剤へシフトしてきて、シュシュっと
    ひと吹きで臭いを消すのが流行のようだ。
    加えて、空気清浄機という埃を吸い込む箱も勢い売れて
    それに消臭機能がついている。

    臭いといえば、加齢臭という言葉がある。
    あれ、いやだねえ、なんだか。
    言葉がいやなのである。
    いやな感じで使われると言葉の持つ意味は
    淡々と受け取れない。いやな感じを含んで言えば、言葉その
    ものの客観的な意味から飛躍して伝播するからね。

    どこを嫌がっているかというと、なんだか差別用語みたいで
    いやなのである。
    体臭と食事は密接な関係があるわけなので、米を主食としてきた
    日本人と肉を食らう西洋人の臭いの差は歴然としている。
    いつから臭いがそんなに気になるようになったのか?
    高度経済成長も過去の話、いまや流行は粗食だっつうに
    焼肉食べすぎですか。そんな~、急には体質変わらないよ。

    加齢臭というのはあってあたりまえ。体臭が病的なものは
    治療すればよし、である。原因がなければ臭いはしない。
    むしろ臭いが病気を知らせてくれることもあるからね。
    (だから飼い犬は主人の病気にいち早く気づくのです)

    発酵食品が大好き日本人なのに、加齢+臭い、を嫌う。
    これは矛盾だなあ。加齢しないと発酵しませんから!

    体臭を嫌う文化、臭いを消しつくす文化というのは
    薄っぺらではないか。(男の背中論であの方が薄っぺらい顔に
    ダメ出しを思い切りしたのが気持ちよかったのでマネね)。

    ブルガリが銀座にあるタワービルにショップとオフィスを
    構えたそうだが、シェア比率でいえば日本は最高顧客。
    銀座に進出しても採算合うんだそうだ。
    イタリアン・ブランドのパフュームやフレグランスを
    なぜ日本人が必要とするか。しないよ、ほんとうは。
    体臭など彼ら(西洋人)に比べればないも同然。
    必要ではないが、買う。
    時計やジュエリーと一緒に買いまくる。
    日本人、そして最近は中国人も。
    ほとんどバカ、いや失礼、教養のない金の使い方である。 
   
    ばらの香りが部屋じゅうに満ちてきて、
    空気清浄機は今日は停止。
    センサーがにおいを感知して作動する。
    有害でいやな臭いか、リラックスするこのうえない美い香りかの
    判別を知能のない機械に求めるのは無理だから。
    

        
     ロイヤル・サンセット、夕陽色…
     ベイビー、見つめていても、まだ開かないよん。
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庭園設計

2008-06-20 08:35:32 | Weblog
        ↑敷地内に散歩の小道、できつつあるな。
 
    先日、屋根から撮った景色を見て、ここはこんなに
    素敵なの?庭みたい。 なんて言う人がいましたけど。
    
    上から目線は日ごろ慎しまねばということなんですが
    樹木のバランスを確認するには、役立ったようです。

    それにしても、うさこは机の前か縁側なので、
    ねずみ師(あるときはカメ)がユンボで延々と作業し
    N君U氏や新入り君などがネコを転がしていったり来たり
    していることは、よく見ていなかったりします。

    あるとき、散歩していて、? この木、ここだったっけ?
    と思うときはありますが、ふ~ん…で通りすぎますから。
    こうしてみると、考えて造ってるんですね、ねずみ師。
    さすがだなあ!(と一応言っとこう)
    歩き専門のうさこには、よくわからん世界です。



    桜もバラも、主が留守のあいだに花びらを開き、
    物言わぬ森の生き物たちだけで、その美しさを
    堪能している、ということがよくあります。

    このくらい膨らむと、どこへも行かず、ここで陣取って
    待機していたいです。



    雨が降らなきゃいいけどなあと、開いた花びらを凝視
    してまわります。
    バラは迷惑かもしれんなあ。
    ほんとにストーカーな気分です。

    ほんに、いないあいだに咲いてしまうとがっくりですが
    この負けたなあって感じも、だんだん馴染んでくると
    受身な感じでいいものです。

    
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男は、背中か?!

2008-06-19 07:42:44 | Weblog

      ねえ、親分、へらへらへら笑ってばかりじゃあ、
      女子にはモテないらしいよ。

      男は背中がいいってmakudecoさんが言ったら、賛同コメントが
      たくさんあったのよ。ほほーっと感心。
      想像するにコメントの皆さんは妙齢の方々ですかねえ。
      サーファーの背中はちょっとまぶしいっす。

      感性は月日とともに変わるものだから
      哀愁背負った背中がいいわ~となる方もいらっしゃるでしょうなあ。
      すでにうさこはそうであります。

      ところで、こちらの場合、背中というよりお尻です。
      お尻ステキな親分です。
      モンローウォークですが。
      (妙齢の美女のみなさま、いかがでしょうか?)


  
      こちらも、哀愁やや足りずだなあ。

      写真を読む、読み取るという点では文章と同じだ。
      ブログには感性豊かな写真がほんとうにたくさんあって感心する。
      そのなかで共鳴する写真に出会うのは小さな喜びである。
      小さい喜びが毎日であると、けっこうなものになる。
      タダ見で申し訳ない感じであるが、ゆえに純粋に見る。
      商業主義がブログに負けてしまうのは、ここである。

      「永遠のシロウト」という達人が市井の中に、なにげにいる。
      いいなあ。
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青春ありました

2008-06-18 08:04:21 | 
     

     多喜二がブームだという。コバヤシタキジ。
     えっと驚いた。
     いや、えええっというくらい驚いた。
     プロレタリアじゃなくて、プレカリアートという言葉にも。

     雨宮処凛ってなんて読むの?というくらいぼんやりしていたら
     あっというまに、貧困関係がブームになって社会現象、さらに社会問題にまで
     なってしまったではないか。
     下流社会が出たと思ったらプロレタリア文学までもが
     日の目をみるとは恐れ入る、いや冗談じゃなくって。

     小林多喜二の作品、蟹工船が収められた新潮文庫
     「蟹工船・党生活者」が書店に平積みされていて店員さんに
     何処ですか? とか、ありますか? とか尋ねなくてもよいのである。
     絶版じゃなかったのが不思議だが、
     いまや重版しているそうだ。

     多喜二はある意味でわたくしには青春のシンボル
     のような、奥にしまってあったものである。
     その青い頃、赤い自転車という名(チーム2名)で
     16ミリ、35ミリの自主上映に燃えていたことがある。

     いろいろやったがその一つが「小林多喜二」であった。
     自分で選んでおいて、上映中、後半目を開けていられなかった。
     そのころも今と同じく弱虫であった。
     理不尽に傷つけられる、その痛みと悲しみのために
     病んでしまいそうに苦しい。

      1974年 今井正監督
      主演 多喜二役は山本圭。
      恋人タキ役が中野良子だった。

     他に思い出深いのが「サンダカン八番娼館・望郷」
     ルポライター山崎朋子を栗原小巻が、元からゆきさんの役を
     名優田中絹代が演じている。監督、熊井啓。
     今でもときどき田中絹代の台詞とシーンが蘇る。
     「あーたが持っとる、そんタオルばくれんですか」
     古いタオルがなかなか捨てられないのは、この映画をみてから
     なのかもしれないなあ、とにかく思い出してしまうのだ。
     映画のワンシーンなのに、私の中にピタッと張り付いてしまった。

     多喜二の小説を読んで、特高の弾圧など大昔の話だと思いたい
     のはわからなくもない。
     ファザコンうさこの父は、特高の手から逃れるために満州へ
     渡った、多喜二の苦しみをリアルで体感した人だった。
     その父が流さないで胸にしまいこんだ涙が
     ときおり、うさこの目からあふれ出す。
    
     階級差別は厳然としてあるが、潜行して見えない。
     人々の注目が金のある方へ向かい、金のない者からは
     目を背けてきただけのことである。
     
     我が国は、貧困を社会全体が取り組むべき課題とする
     ことを先送りし、いつのまにか臭いものに蓋をしてきた。
     多喜二が闘った時代と今と、どれほどの変わりがあるだろうか。

     赤い自転車の相棒だったビジョ姉は、ある日、転がるように自死し、
     ひりひりと熱い青春は過ぎていった。
     弱虫なうさこは生き残って、青は深い群青になった。
     
  
     


     
   


   

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高所好きのアホウ

2008-06-17 10:27:41 | Weblog


       いやーまったくいい季節になった。
       このところ晴天続きは、ほんとに珍しい。
       で、うれしいのでつい高いところを目指しました。

       熱いです、屋根の上。
       裸足ではあがれませんって。

       この夏は屋根塗装の予定なので点検しておこうか。
       えーっと割れてるところは何カ所か?

       素人が張ったにしては、雨漏りひとつしないね。
       なんて自慢しながら、誰も聞いていないが。




       この二人、こう見えてもダチではありませーん。
       ただのアホウ同士ってことでもないと思いまーす。
       アホにちがいないけど、一応、師とその子分ってとこでしょう。
       (子分は弟子未満だからでーす)
       二人の会話はおそらくこんなもんではないでしょうか‥

       桜の枝降ろしもしないと屋根つぶすかもねえ。
       たった3年でこの樹々、えらいこと伸びてますよお。
       以前はこちらの屋根から向かいの想風亭の屋根が
       見えたのに、木の葉越しになってしまいましたよ。
       え、以前昇ったときは、落葉してた?
       そうだったかなあ‥そうかなあ、葉っぱなかったから見えたのかなあ‥

      いや、確かにこの桜たち、伸び伸びしてるよ。
      君も伸び伸びしてきたねえ、足は地につけてていいから、その調子。     

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青空、独りきり な日

2008-06-16 08:48:35 | Weblog
井上陽水の歌である。
     別にひとりきりなわけではないのだが、この空に吸い寄せられるように
     見上げていると、そんな気に‥。歌詞が唐突に浮かんできた。
    
     更新、三日ぶりですみません。
     土曜日は激しい揺れで飛び起きたのですが、
     ケータイに母から無事を確かめるメッセージがありました。
     えらいこと心配していました。
     幸い、無事でいると伝えるとすでに知って、落ち着いていました。
     テレビニュースの方がわたくしの返信より早かったので。
 
     テレビを見ないので、夕刻やや遅れて災害のニュース詳細を知り、
     あまりの出来事にかなり驚きました。
     こちらでの体感は3弱といったところだったので。

     岩手、宮城というテロップを見て!?
     それも一関市も入ってる!
     ということは一関のベイシーはどうなっているんだろうか?
     老舗のジャズ喫茶である。(大量のレコードは大丈夫か?)
     直接知っている場所での災害は、報道で得た情報でも
     リアルに身に迫ってくるものがある。
     身内などいたら、もっと大変に切実に迫ってくる。

     それにしても、本日あまりの空の色。

     人生は唐突に転回する。
     地震予知、速報、結局人の手だては役に立たないようだ。
     別な意味での予知能力を求めてやまない人を笑えないくらい。
   
     空撮された山々の景色は、グーグルの元の写真とまるで違ってしまって
     寸断され崩落している。
     無惨にひしゃげた道路と、崩れ落ちた山肌を見れば、
     人の非力と、無策を痛感せざるをえない。

     風の谷の裏へ続く斜面を昇っていくと、崖沿いに切り開いた道が
     ある。無理矢理通した道なので、十年前には鉄砲水で崩れ落ちた。
     しばらくの間、道がなくまるでサバイバル生活、川を渡るのが日常だった。
     道の途中にあった別荘は跡形もなく流され、川筋は変わった。
     胸まである釣り用の長靴をはいて、荷物をかついで
     その川を歩いて家へたどり着くしかなかった。

     その水害から5年後に想風亭を建てる申請をし、役場へ通い、
     やっと道路復旧のめどがたち、川を歩かなくてよくなった。
     高くついた道路である。
     疲弊しないよう監視を怠らずに、大切に使っている。
     先週は道路のデコボコが修復してあった。
     自力でもやるが、建設課の人がやってくれるのがわかるとかなり嬉しい。
     人間「ひとりきり」では、やれることは知れている。
     ねずみ師はガンガン重機を動かすが、それだけでは不十分なので
     公共サービスは重要である。     



     もう少し裏山に寄っていたら、1号棟は土石流に押し流されていたかもと
     散歩しながら思う。なぎ倒され散乱した倒木はそのままなので。   
     崖崩れの不安は、今でもないわけではなく、雨量が増すと警戒している。

     「道がなくなったから進めない」と諦めなかったのは、わたくしではなく
     ねずみ師とその後に続く男たちで、わたくしは仕方なくそれに続いた。
     諦めなくてよかったと、今日みたいな青空を見て、いくどとなく思った。
 
     被災され亡くなられた方のご無念のほどお察しします。
     心よりご冥福をお祈り申し上げます。
  

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百年カレーを食べようと…

2008-06-13 10:48:26 | Weblog
       (↑年季のいった観光地の感が出ていました)

   しょっちゅう東北道を行ったり来たりしていても、
   PtoPなのでこの十数年、寄り道などしたことがない。
   北上している途中、観光名所が点在しているのだけれど。

   そこで大決断をしました!
   うさこにしてはメズラシイ!
   そうだ、寄り道をしてカレーを食べるべ。

   日光金谷ホテルの百年カレーです。
   確固たる目的だと思う。
   それが決まればただの寄り道が目的地へと昇格(私的には)。

   宇都宮ICから日光方面へ逸れて、以外に近かった…
   はずなんだけど、金谷ホテルより先にある中禅寺湖へ行った。
   で、写真を撮ってたら、カレーのあるラウンジ営業時間を
   過ぎてしまいました。

   通販でも売ってあるけれども、ホテルのロゴ入りのお皿で
   食べる。イメージだけで行くまえからすでににお腹いっぱい
   なのである。食べ損なっても目的を果たした達成感がある
   のでカレーカレーと未練はなく、さっさと帰路へ。
   急ぎ本道へ戻りまた北上しました。



   やっぱり風の谷が一番好きなのです。
   当分、寄り道しなくてすみそうです。
   で、これホウバに似てるんですけど…何の木?

   PS:余談も余談、いいとこですけど更新ついでにチェックしたら
くるねこさんがまたもおもろいことを書いてて、いつもオモローには違いないんですけど。

今日に限って反応したのは同上の記事に似たようなことで、
前々から言いたくてしかたがなかったことがあるのです。

佐野PA(上り)にあるお店、ソフトクリームとかスナックとかを
売っているカウンターにいるおばちゃん、森三中の一人、この前
電撃結婚して世間をあっと言わせたあの娘に激似!!!!!なのよ。

数年間、「森三中、行く?」が佐野に寄るときの合言葉なので
ありました。過去形なのは、半年ほどまえから見かけなくなったから。
ちょっとサミシーです。
彼女のねずみ師を見る眼が、ふだんより愛嬌たっぷりなのに気づいて
からソフトクリームを買うときカウンターに並ぶのはねずみ師の役に
なりまして、食べるのはわたくしでありますが、ふふふ。
だって一巻き多い気がするのです。森三中がいなくなってから
ソフトクリームは食べていないなあ。復帰しないのだろうなあ…。       
コメント (2)
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