想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

チビの家

2020-12-08 08:00:00 | Weblog
(瀕死のチビ、こうなりました)

後先考えず、目の前にあるいのちを
救うことだけだった。
ともあれ、助かってよかった。

生き返ったチビのかわいらしい顔を
SMSで送ると即答で「わたしがママ」
と返してきた旧友のおかげで
チビは都内へ引っ越ししました。
ありがたやありがたや。

あの後ジョリ子は戻ってきたけれど
子どもを探しもせず自分のご飯をねだる
有様、ゲンナリした。そんなもの?
取り合わずにいたら居なくなった。
所詮、そういう関係であったという
こと……江戸ちゃんとは違うなあと
また思ってしまう。

保護しなければいずれ死んでしまった
だろうと思う。もう一匹はその前の
週に死んだから気をつけていたのに
まさか置いていくとは……だった。



それで、チビの名を聞いて笑った。
「ふくと呼んだら駆け寄ってきた
だから福なのね」という。
福だなあ、やっぱりそうか。
そしてこちらは男の子。
家のなかがとたんに明るくなった
そうで、ちょっとうらやましい、
楽しいだろうなと思う。

病気なく育ってくれ!
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瀕死のチビ猫

2020-12-07 14:00:58 | Weblog

チビ猫を見つけた。
空だと思って縁側の段ボールを片付け
ようと持ち上げたら、か細い声で
ミャーと鳴いた。
驚き、手を入れるとチビがいた。
身体が冷たく、一度鳴いたきりで
息も絶え絶えだった。

うろたえて隣へカメを呼びに行き
どうしましょう!と訴えた。
暖かい場所へ移し、空き瓶にお湯を入れ
小さな身体をそっと温めてくれた。
ぺったんこのお腹が動かない。
喉元も反応がない。
息をしているのか…わからない。
固まったまま、ぐったりしていた。

1時間ほどして、ニャーニャーと鳴いた。
頭をもたげるようにして
生きてるぞというように、鳴いた。
喉元が少し動きだし息をしているのが
わかる。
指先にミルクをつけて閉じた口元を
濡らした。動かない。

数日前まで母猫に押されながら
ミルクをグビグビと飲んでいたが
人が留守のあいだ子猫を置いて
ジョリ子は戻らなかったのだろう。
育児放棄は三度目である。
腹立たしい。子猫を押しのけて
自分が欲しがるのだから!
江戸ちゃんと大違いだし、
お祖母ちゃんのシマ子とも
曾お祖母ちゃんのミャアちゃんとも
違う。過保護で育ったせいか…。

それからさらに2時間ほど…
先生と交代で温め続けた。





生還してからのチビは元通り、
目の前の人をママ代わりにして
ガシガシと膝から胸坂を上り
喉から肩へと登頂してきた。
占領であーる。
こちらはえらいこっちゃ、である。
さて、このチビをどうすべきか。
アレルギーのあるあたいは飼えない。


ミルクをもらい、安心すると
うとうとしている。
丸い。かわいすぎる。
とりあえず明日考えようと、
寝床を作ってそばに置いて寐た。
暗くすると、おとなしくなった。










コメント (2)
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