プーちゃんとツレである。
長いこと、君と君は連れおうているな。
歳月とともに似てきたふたりである。
助け合って生きてきた。
というより離れがたく結びあってきた。
ふたりとも冗談といたずらが好きである。
顔を見合わせて、くっと笑う。
時々、どちらがしたかわからないオナラは
第三者にはよほど迷惑であろうが
ツレ同士は知っている。
目を見合わせて、互いににやりとする。
けっきょくのところツレ同士にだけ
発信源はわかっている。
三人目は単に巻き込まれることになるが、
ツレ同士は知らん顔している。
うれしくなる。くっと笑う。
一緒に笑うのでバレないという浅はかさも似ている。
互いの臭いが届くところにいるのが
いちばん大切なことだ。
存在の証として。
※えーっと、バラの香りなんて気取っていやがると
勘違いされていた人、こんなんでいかがでしょうか?