想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

自我自我ジガジガ

2012-04-24 10:23:45 | Weblog
(ホットスポットから望む風景、美しい)

ジコチュウ対策ソング。
自己中のバカに会った後、毒を発散するために歌うね。
バックコーラスはジガジガジガッガ、ジガジガガガー。
見渡せば増殖する一方の、全身是れ自我中毒のお方々。
東京にいると、わかっていてもびっくりする。


(手術前に撮りました、早く良くなってね)

ぼくちゃんに自我はあって、なきが如し。
その塊に触っていると、不思議不思議、うさこの自我は融けていく。
弱っているとき、そばで何ができるわけもなく、触れているだけ。

あたりまえのような顔をして放射能入りの牛乳やらパンやらが
売られているコンビニ。朝の駅ホームでは電車待ちの間、若者が
菓子パンを袋から半分出してほおばっていた。
あの子を生んだ母親は、今幾つになっているだろうか。
あの子が母親と同じように、子の親になれる日がくるだろうか。

あたりまえだと思っていたことが、崩れてしまった。
日常という言葉、常の意味が変化した。
変えたのは人間である。
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元気のひみつ

2012-04-17 12:49:50 | Weblog
ただいま鍼治療中です。
ヘラヘラしてますけど、お尻のほうをご覧下さい。
キラリと光るハリ、鍼治療中なのであります。
オールハート動物病院の池田史織先生に一週間から十日おきに
打っていただきます。昨年の術後から続けていて、おかげさま
で元気にしておりますですよ。



終わったから言いますけどね、昨日はおっかあはきっと大変!
だったですよ。ぼかあ、平気でしたけどね。
背中にできたコブちゃんめが噴火してしまったのであります。
リッパにいいますと腫瘍が破裂したんですな、えへへへ。
病院へ鍼打ちに行ったのかと思ってたら、背中の毛をジョリっと
バリカンで剃ってしまうんですな、それでもヘラヘラですなあ。

毛がなくなったら、こんもりとした山に噴火口が三つ。
院長先生がおっしゃるには、これは次々と噴火する山なんだよね、
とっちゃって平地にしてあげよう、と。聞こえてたんすよ、オイラ。
おっかあはニコニコとよそゆき顔でどうぞよろぴくんとしてました。

手術は予定通りに短時間で終わり、オイラは日帰りできたんだけど
おっかあが一晩泊めてもらいんさいと言うので、ひさびさにホテル
気分でしたねえ。
かわいい看護士さんがいっぱいいるけんね、オイラは大好きなんだよ、
デレデレデレ‥‥。

というわけでした。
今現在、背中に10センチ四方の平地が出来て真ん中に縫い後が
ありますね。用心のために縫合糸を補強するためホッチキスみたい
なのでバチバチととめてありますね。すごすぎますー。
写真でおみせしたいような、しちゃいけないような‥やめときます。
抜糸は2週間後です。

あああ、そばにベイビーがいないとぐったりするぜ、酸素の足りない
空気が部屋に満ちてるぜ、とおっかあが頭をゴリゴリしながら
言うてます。
安心したから経産省テント前に行くそうです。
オイラは昼寝でもして、留守番します。
(留守番はSECOM、君は昼寝)
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ぬくぬくしてる

2012-04-12 00:00:01 | Weblog

雪の翌日は、こんなに晴れて春気分‥、いや気分は冬だが。





この眼力のある方は、なぜ江戸と命名されたか?
カメに尋ねたところ、それはねえ、古いタイプっていう意味、
今風じゃなくて古い感じだろ、胴長だし。という返事であった。
胴長ってさ~。たしかにそうだけど、江戸、どうよ?
ほめられてるんだかけなされてるんだかわからんけど、
愛されていることは確かだかんね。

そこに居てくだんせ。
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国乱れ、神遠く

2012-04-11 11:48:25 | Weblog
森の中も寒いけれど、霞ヶ関あたりはビル風でさぞ
寒いことだろうと、官邸や官庁前にいる人を思いながら
過ごしていた先週末。

朝から降りしきる雪だった。前日にはすっかり雪が融け
春がきたなあと喜んでいたが、甘かった。
ときどきさっと明るい陽もさして期待させまた空は翳る。
ゆっくりふわふわの雪が落ち、10分もすれば地面の黒土は
隠れ、まだらから白へ。そこへまた、さっと陽がさして…。

今度の雪はツブツブでササっと落ちてきて土に刺さるように
落ち、地面を転がる。陽の温みで融け出していた黒土が再び
一面白に覆われていく。

二階の窓からときおり外をのぞき、この繰り返しを眺めていた。
春になったかと東京があまりに暖かかったので錯覚したので、
またなんで忘れるかと思って、なんだかなあ‥アホである。
東京の仕事場に出がけに着て行ったダウンパーカーを置いくる
始末。ここの四月はまだ冬並で、雪がよく降るというのに。

十六年前の四月、初めてこの地を訪れた日も粉雪で風の冷たさに
震えあがった。山の裾野とはいえ、山ひとつづきの森、山特有の
天候と高度のせいで、春と初夏がいっぺんにやってくる。
数日まで淡雪が降っていたのに、桜のつぼみがぐんとふくらんで、
もう咲くんじゃないか、なんて思ってもまた雪が降ってきたり。
桜はある日、開花して驚かせてくれる。

浪江町の山林原野のけっこう広い面積を開拓して住んでいたという
女人がいることをツイッターのリツイートで知った。
ちょっと驚いた。
日々発信されている中身はいまだ住み続けているらしいことと、
放射能の体感であり怒り。嘆く言葉はなく、怒りと告発のつぶやきは
迫力十分で数千人のフォロワーがいた。そこへ加わった。

汚染区域に住民を戻そうと、避難警告解除が行われている。けれど、
除染はこれからなのだ。済んでから帰すんではなくて、帰してから
除染すると言う。
いろんな嘘とインチキを政府は長年繰り返していて、もはや騙されたり
はしない。騙されもしないけれど汚染区域を離れずに居続ける人がいる。
日本じゅう、どこへも逃れられない、もしかしてそういうふうに覚って
しまったからだろうか。

原発列島であることを覚った人は、開拓した自分の土地を捨て
異郷をめざしたとて、生きる術もなくみじめになることを実感
しているのではなかろうか。
除染したいと思って始めた仕事も利権と我欲にまみれた人によって
頓挫した。頓挫してもまだやればいいと軽くは言えない。
あまりにも醜く汚れた人の心は、放射能汚染並みで、簡単に汚れが
とれるとも思えない。
信用という言葉が、木の葉ほどの重みもなく使われる今日‥。

時の神がこれらを裁く時をもたらすことだろう。
ポルポトのジェノサイド、朴政権の韓国、天安門、もっと遡れば
文化革命、そして大日本帝国陸海軍のアジア侵略。すべて破綻し、
時の為政者は弾劾された。
ただ、大日本帝国の幻だけは、いまだ亡霊のようにそこここに
現れ、邪な人の心を支配しているようだ。
日本は神国などではない。
神とは関わりない、愚かな諍いに明け暮れる人の住む国だ。
神は遠のくばかりなり。


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春未だ来ず!官邸へGO!

2012-04-08 12:36:40 | Weblog
震災ガレキ((放射能汚染物含む)処理の全国拡散
反対を訴える電話とメールを官邸、環境省へ至急!
のご協力お願いを書きました、遅いけど。

kantei.go.jp/jp/iken
03-3581-0101


総務省で受付、フォームはこちらから入れます。

放射能物質汚染対処特措法施行規則改正案に
対する意見の募集(パブリックコメント)

受付開始(4月3日)受付締切(4月9日)
です。
これは原発周辺の警戒区域に手付かずであった
ガレキを他の震災瓦礫と同様に全国へ運んで一緒
に処理してもいいという法律を作るためのもので
反対しなければ、全国に放射能汚染物質は拡がり
日本国土に安全な食べ物はなくなります


国内だけでなく周辺他国、さらにいえばチベットや
ヒマラヤ、アメリカ大陸北部西部、カナダにも汚染
は広がっています。
自然はつながているので食物連鎖で生きものすべて
の命を危険にさらします。
無責任な政治家と官僚の蛮行を止めるためには、
今は反対のメッセージを届けることが重要です。
反対しなかったじゃないか、といわんばかりの
パブリックコメントの募集方法に頭にきますが、
ここでも応じていくしかない、法治国家日本です。
経産大臣は弁護士資格を持っている人ですが、
法律は善行に使われるだけではないこと手本を
毎日みせてくれます。しかし負けずに民主主義の
言論で闘うしかないと思います。
みんな一緒に反対の意見を届けましょう。
あと1日で締切です。

以下のパブリックコメント文案はツイッターの
study2007さんより転載ですが。簡潔明瞭なので
お借りして送りました。以下のような趣旨を書いて
送ればいいかと思います。

「警戒区域などの災害復旧及びすべての事業で生じた
あらゆる廃棄物の同地域からの持ち出しを一切禁止
してください。特に事業者が行う事業に伴う廃棄物等
の管理につきましてはすべての管理、責任を国及び
自治体が将来に渡り永久に負い、それに伴う費用の
すべてを東京電力に請求してください」


さて賛否両論、さまざまにあるかと思いますが福島第一
原発周辺の警戒区域を汚染した放射能物質はどんな
核物質が含まれているかわかっていません。
それがどこへ運ばれて埋められるかもわからなく
なるのです。産業廃棄物処理業者へ下請けに出され、
業者が倒産したりなくなったりすれば責任の所在も
不明です。
今でも原発の放射能が原因と想定される病気を発症
しているのに放置されている現実が福島にはあり
ます。今後それが全国で起きることを予想しても
心配しすぎにはなりません。
備えあれば憂いなし。
危ないことはやめさせたい、それだけです。
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夜が明けたら

2012-04-06 10:37:57 | Weblog
夜中に書いたものは、感情が露わになって一夜明けると
消したくなります。
ごまかしたいので、ぱーっと明るい親分の顔で‥(昨年の春のです)、
昨夜は愚痴ってごめんなすって。



懐かしいシマコちゃんの昼寝画像もご一緒にどうぞ。
いまここは江戸猫が引き継いでいます。
命が引き継がれるのを見ていると、心休まります。

曇りのち晴れのお天気。
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マツコ松の木

2012-04-06 00:05:29 | Weblog
松の木にしがみついている猫の名は今ではマツコです。
我が家の食客の一匹ですがまだシマデブなんて呼んでいた頃もあり
人生、谷あり山あり、なんて年寄りみたいな言い草ではありますが、
この時、マツコを樹の上まで追い上げ、それでも足りずに隣の物置の
屋根の上へ追いかけていき、そこから樹の方へ向かってうなり声を
あげて威嚇し続けていたブチャは今はどこでどうしているやら、
もう常連客ではなくなって旅に出ているもようです。

森庭の猫たちの栄枯盛衰、おだやかに縁側で過ごしているのは
江戸猫、そこにたま~にこっそりマツコもやってきます。
縁側にマツコがくるようになったのはうれしいことですが、マツコが
用心深いのには理由があります。
気の毒なことにもっと若い、小さな頃からあまりにも母猫の
シマコにそっくりなもんだからよく間違えられていました。

縁側にやってくると「あら~シマちゃん来たのね~」と優しく
迎えられます。じゃあってんで、ご飯をよばれましょ、と食べてる。
するとその背後に本物のシマコも現れちゃって、あれれ?
じゃあ、あんた誰? イケナイ子ねーととたんに冷たくうさこに
あしらわれ、間違えたのはオマエじゃんか、と言い返す間もなく
疑いの眼で見つめられ、すごすごとひきさがる。そんなことが度々
ありまして、そのうちシマコに似て非なるシマコの子だと判明し
来てもシッシッと追っ払われるようになったのでした。

縁側は無理だけど物置食堂はシマコ一家は出入り自由なので
たまにみかけていましたが、それをブチャが威嚇して‥とまあ
図体でかいのに弱虫なマツコは姉妹の中では割を食ってたようです。

みんな家族です。
シマコはもういないけれど、シマコが遺していったこどもたちが
森の庭へ集まります。
どこかへ行ってしばらく見ないと思っていても、またふらりと
やってきます。江戸はもうシマコ席を陣取っているし。



今夜は環境省の放射能降下マップであちこちの線量を確認しながら、
帰りたいよなあ、みんなふるさとに帰りたいよなあ、と
しきりに涙が出てなりません。
除染作業が中断したのが残念で、口にはしないけどやはり待つ
時間というのはたまらないものです。

なすすべなく行くところもない人たちの絶望感を思うと、生きる
ことの意味を考えます、
なんど考えても、中世ではないのだから、2012年なのに、と。
科学文明の進歩は人間を愚かにしていくだけのように思えます。

安穏と家族と住み慣れた我が家にいられる幸福のすぐそばで、
東電と国に故郷を奪われた人々の悲しみもある、今の日本の現実。

アホバカ学者が半減期ってのがあるからだいじょうぶ、と宣うて
あげくガレキはだいじょうぶ、高温で燃やすからと付け加えて
いました。ぜんぶ嘘っぱち。死人がバンバンでるんですから。
学者なのに科学的知見もうっちゃって、研究費欲しさに東電の金を
もらって、はて、何の研究するんだろう。
それを学問とは言えない。

明日は猫餌を買ってこよう。
あ、親分は元気です、鍼を打っていただいて、上機嫌です。







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大きな布で包もう

2012-04-03 09:49:39 | Weblog
少しづつ春‥。


(去年の春、浪江から非難してきてたこの赤ん坊とママさんは
今どこにいるだろう‥、帰る処はいまだ無いはずだから)

大義とは何か。
中学生に聞かれたら、どう応えよう。
オオキナ ギ デス。
中学生が、小さな義もありますか、とたずねたら
チイサナ ギ ソコココニ、アリマス。

父さんと母さんがあなたにくれたもの。
友だちがあなたにくれたもの。
あなたがうんと答えた約束。
小さな義は暮らしの中にたくさんあって、愛しさを
紡ぐ糸になります。
縦と横の糸は織り重なって、一枚の人生。

縦糸も横糸も小さな義であれば、小さな布に。
縦糸を大きな義とするならば、広く大きくたくさんの愛を
包める布になるでしょう。

日曜日、エイプリルフールの朔日、カメの教場では「大義」
の話を聞くことができました。
なーんもおもしろいこともないし、欲もあんましないしーと
ちっちゃな欲ならいっぱいあって遊んでるけど、つまんない
そんなアホのうさこに、
「ならば、その私欲を大義に易えればいいんだよ」と
教えて下さいました。


(大きなボク、いや君のは大きな図体‥いやいや大きな愛だね‥)

忘れていました。
バッカですね。思い出した瞬間、すごく嬉しくなって胸のつかえ
が降りました。いわゆるムナオチってやつ。
除染の仕事が中途で途絶え、よりによって東電様登場となり
では郡山のおっちゃんや伊達郡で待ってるオバちゃんたちの
孫はどこで遊べばいいんだべ、という声が耳元でワンワンと
鳴り響く日々、大義の強さを忘れかけていました。

大義とは、堅く鋼のような真(まこと)を以てなせること。
志をゆるがせにせず、目の前の小事に惑わされることなく
退かず。と思い出しました。

写真の森はおそらく0.1μsv/hくらいの風が吹いているね。

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