想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

遅ればせながら山桜と

2018-05-10 00:42:09 | Weblog
更新しなかったけれど、更新しようという
気持ちはあったことの証拠でござる。



先月末に山へ戻り、例年よりも10日も
早くに咲いた桜を眺めることができた。
所用でゆっくりはできなかったけれど
心配していた野鳥もにぎやかに囀って
くれて、ひととき春を満喫できた。

どうしても桜を見なければ春になった
気がしない。たとえ散ったあとの桜でも
いい。落ちた花びらに満足するから。

定点観測のようになった牧場近くの
景色もこの通り。



写真では小さくてよく見えないが、
奥の茶色いところは畑で、ちょうど
耕している様子が写っている。
原発事故で放射能が降り注いだ畑だ。
7年過ぎて、幾度かの除染を経て、
このあたりの酪農地は以前と同様に
見える。



この隣はトウモロコシ畑だったが、
あれ以来、植えられなかったがこの夏は
どうだろうか。牛の飼料用だろう。

目に映る春は、事情を知らなければ
穏やかでやさしい。
知ってしまった者にとっては
やさしさは懐かしさとともにある。

コメント
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