
写真再掲
ガ一バ一・サカイ・シルバ一ナイト・ロック付フォ一ルディング・ナイフの巻
上から
・250A-ABS'83年モデル
・250SS(たぶん'85年頃のモデルかな?)
・200A-W(たぶん'83年モデル)
あったぞー。
『処刑戦士』カッパ・ノベルズ'79年6月
(初出不明なるも'78年の初頭には雑誌連載されていたはずだ)
・ガ一バ一・マーク1(グリ一ン・ベレーの制式ナイフの一つでもあった)
・サイクス・フェアベ一ンのコマンドウ・ナイフ(刃長7インチ・双刃)
(第二次大戦中のブリティッシュ・コマンドウの刺殺用制式ナイフ)
・ガ一バ一・マグナム・ハンタ一(アーモハイドの5+1/2インチであろう)
でだな、見つけた↓光文社文庫版五三頁(以下引用)
「そのベルトに、相馬は小さいフォ一ルディング・ナイフ用のガ一バ一のスキャバ一ドを付けていた。
FS・1、クラッシック・ポケット、ガ一バ一/サカイの超小型フォ一ルディングの
いずれもが差し込めるようになっている。
相馬はスキャバ一ドから、折りたたんだ全長わずか三1/4インチのガ一バ一/サカイを取り出した。
真珠母貝の柄のやつだ。二インチ半ほどの刃を開くとカチンとロックされる。
相馬はヤスキ鋼を使ったハイ・カーボン・スティンレスのガ一バ一/サカイの刃で、
竹山の服もズボンもベルトも下着も切り裂いた…」
(中略、以下七〇頁引用)
「忘れたんなら、思い出させてやる」
久保が言った。カモフラージュ色のペイントを塗った顔を、
これも顔を偽装した相馬に向けてウインクする。
相馬は、小さなガ一バ一/サカイのフォ一ルディング・ナイフの刃を、
サファリランド#五九のベルトのスキャバ一ドにつけていたク口ーム・力ーバイドを焼き付けした研ぎ板で、
入念にタッチ・アップしはじめる。
刃と硬い研ぎ面がこすれるシュッ、シュッという音が不気味に響いた。
「な、何をする気だ!」
再び膀胱に溜まっていた少量の小便をチョロチョロと漏らしながら竹山は呻いた。
「ロープを切っても、あんたが逃げることが出来ないようにするんだ。待っていろよ」
相馬は言い、光和商事の糸井の髪を、散髪屋でレザー・カットする時のように切ってみる。
ナイフの切れ味は上々であった。切断された糸井の髪が振り落ちる。
糸井は物も言わずに気絶し、椅子から転げ落ちて仰向けになる。
これが、ガ一バ一・サカイ・シルバ一ナイト・シリーズの初登場シーンだと思われる。
シルバ一ナイト・シリーズの発売は'77年。
初めは2.5インチモデルの250シリーズ(250は刃長を表す)からスタートしているので、
時期も、刃長もぴったりだ。
更に、前掲の'79年1月26日三菱銀行事件犯人が250Aパールを使用し、
かつ御大のファンで更に以前から酒場でこのナイフの自慢をしていた事実にも符合する。
以下次号にするね、長いから。
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