らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

宿六・色川武大

2007年01月02日 | 色川武大・阿佐田哲也研究
作家と著作は別ものである、とわかっているつもりだった。

ナルコレプシーに加え、阿佐田哲也を演じ、
なお、売れる純文学 を書こうとしていたとは。


狂人日記 は色川唯一の長編である。
読むだけでも、激しく体力を消耗する。


数年前、色川武大・阿佐田哲也没後10周年の記念展にいった。

狂人日記の原稿を見た。
升目いっぱいに、力強く書いてあった。
凄まじい集中力だったろう。


せめてあと五年、と思ってしまうのだが、
あるいはこのほうが、安らかでいいのかもしれない。
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