らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

谷山浩子 Presents うさぎと猫の芝居小屋 Vol.1 千秋楽

2010年05月22日 | 深夜らじお倶楽部・谷山浩子さん研究

泣いたなあ、芝居見て。


2部構成になっていて、
第一話は、新作「不思議なアリス」
第二話は、昨年「ラフカット」で初演した「真夜中の太陽」の拡張版再演だ。
昨年のソロライブでの発言「再演したらぜひ」がかなったのだね。

全4日間公演の千秋楽(5月22日)に行った。

あらすじを紹介してもあまり意味ないので、
印象をいくつか。

第一話「不思議なアリス」
56分
とても切なく悲しいものがたりで、胸がつまった。
よもやの展開。
非常に虚構性が高い。
(つーことは、それを現実は模倣するから、なおのことコワイ)
いっそ、更に説明しない行き方も、あるかもしれない。
(それでも、あるキーワードをあえて削除したと、対談で云っていた)
おれは、この作品を高く評価する。


第二話「真夜中の太陽」
51分
ひとたまりもなく、泣いた。
個人的な状況因もあるからより効果的に、だけれどね。
欲を言えば、
役者諸氏が足踏みミシンを掛けたことがないのがばれる仕草なので、そこは減点になる。
(すまん。小道具を用いないでする仕草については、落語でとても目が肥えてるので。
おれ小学生のときに足踏みミシンかけ好きだったし)
他はすばらしいよ。
コーラスもすごくいい。

第二話は虚構性はあまり高くないから一般性があり、
結果、虚構性の高い第一話との組み合わせもよいことになった。

今後も続くようなので、またやってもらい見に行くんだ。


なお、舞台下手にピアノが置いてあって、
「不思議なアリス」で浩子さんが弾き語るのだが、
おれの席がすぐそばだったから、
指先の動きまでよく見えた。
小さな手だったなあー。
青春の日に玄関でサインしてもらったときといっしょだ。
さいこーラッキーとぞおもふ。
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