らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

六人

2010年08月25日 | 大藪春彦GUN研究
わりーわりー。
敵は六人だったよ。

『長く熱いころし(復讐)』下巻 徳間文庫版80年12月初版についてだ。
以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が本当に明かされています。


以下59頁から62頁にかけて。
五人は延髄に手製の消音装置付きの二十二口径アメリカン・ル一ガ一を射ちこみ即死させ、
一人だけ両腕と腰の両側に射ちこむ。

以下引用
 鷲尾は倒れた男たちが、いずれもズボンのベルトにナイフの鞘を吊っているのを発見した。

わくわくしますなあ。

以下引用
 平田はズボンのベルトの左腰に、幅が約五センチ、長さ約十二センチ半の平べったいナイフのスキャバ一ドを吊っていた。
 スナップを外し、そのフラップを開いた鷲尾は、薄いフォ一ルディングナイフを取り出した。刃を開く。刃は開いた位置でロックされた。
 刃渡り九センチのカミソリのように鋭いカッティング・エッジが付けられた刃身の付け根に、ガ一バ一・ポ一トランド・オレゴンと英語で商標が刻印されている。
 ガ一バ一・フォ一ルディング・スポーツマンだ。

キター。
モノホンを見せようね。

計ったらさ、ちゃんと幅が約五センチ、長さ約十二センチ半の平べったいスキャバ一ドですよ。
刃渡りは九センチ二ミリ、公称3+1/3インチだがね。

御大の評価はどだろうな。

以下引用
刃はスティンレスだが、カーボンとハイ・ク口ームが適度に含まれた四四〇-Cシリーズを特殊焼き入れしたやつで、ゾ一リンゲン産の大ていの刃物を削れる硬度を持っている。

よい評価だ。
(でも、おれはこのナイフでゾ一リンゲン産の刃物を削る勇気はないなあ)
その後、ロック・キャッチを押して刃を畳み、
ベルトからスキャバ一ド(引用注:ナイフ・ケースにルビが振ってある)を外し、
そのなかにナイフを入れ鹵獲している。
とーぜんと云える。


以下引用
 平田の隣の死体は、やはりガ一バ一・ナイフのスキャバ一ドをベルトにつけていた。


続けざまにキター。
あんましおもしろいので、以下次号。
コメント
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