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夜はエスプレッソで

僕がコーヒーを飲む時間帯による選び方の一例をお話しします。どんな香りや味を選ぶかと言う基準よりも、どのくらいの焼き具合か、焙煎度合いを考えることが先になります。ようするに自分で焙煎をしているので分かることにはなるのですが、焙煎の度合いによっての香りや味の構成が分かるのです。もちろん自分で焼いているわけなので、どのくらいの焼き加減の豆、ブレンドの仕込みの状態では、火力をどのようにしているかと言うことが頭の中で広がるので味を連想しやすいのです。
午前中に飲むコーヒーは決まって浅炒りです。仕込みをしてある中で一番浅い豆を選びます(粗挽きにします)。午後には、やや深炒りをネルドリップで淹れます(やや細かめにします)。夜は夕食が終わってからなので遅い時間になりますが(だいたい10か11時ぐらい)、直火式のエスプレッソメーカーで淹れます(出来るだけ細かくします)。
コーヒーは豆の産地はもとより、焙煎度合い、粉の挽き具合、お湯の温度、抽出している時間などで味を決められます。要するにどんな味にしたいかと言う考えに向かって自分で組み合わせを代えられます。
昨夜のエスプレッソ、いつもは電動のミルで細かくしていますがスポングミルで細かくしてみました。やはり時間はかかりますが摩擦熱が達成しないと言うことは良い香りや味を求めるには必要なことになります。手間はかかるのですが、電動のモーターを動かして耳に入る音と自分の手で挽いている音とは気分が全然違います。手間をかけていることで心が落ち着く気がします。


あまりぎゅうぎゅうに歯の隙間を詰めてしまうと、歯の磨耗を引き起こしますし時間もかかりすぎてしまいますがこのぐらいまでは細かく出来ます。エスプレッソメーカーと言う構造からして、圧力の大きさと金属のフィルターのメッシュの違いとコーヒーの粉の大きさが微妙なバランスを作っています。金属のフィルターにはステンレスとアルミとがありますが、このパンチングされた穴の大きさがほんのわずかながら違うのです。エスプレッソの器具についてはまた次回と言うことで、ちなみに写真のエスプレッソメーカーは25年使い続けているのですが全然壊れません。一度もフィルターとパッキングを交換していないと言う恐ろしく経済的。

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