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時計が壊れる
父が使っていたキングクオーツ
この時計は1975年製です。先週車のマフラー脱落の前にだめになってしまいました。兄から父へのプレゼントでした。兄の就職の初給料では買えないので初ボーナスをもらったときに購入したものです。
父が亡くなってから数年後に母から譲り受けたときには、風防が割れ、ブレスも切れている、もちろん動いていない。こんな状態ではありましたが修理が出来るようであれば復活させてやりたいと思い時計屋に修理をお願いしたのが11年前でした。
時計が動かなくなっているのに気が付いたのが先月になります。電池が切れたと思い近くの時計やさんへ持っていき電池交換をお願いしたら、電池は大丈夫ですが動きませんと言うお話でした。
そこで11年前に修理をお願いした時計やさんへ持って行き見てもらいましたら”中のICが壊れているので修理不可能です”と言うことになりました。
残念ですがクオーツの時計は最終的にはこうなるのですね。
対策として”同じムーブメントで活きている時計から移植をすれば復活させることは出来ます。”と言う時計職人さんのお話です。
46年前のICですから、今動いていたとしてもいつ壊れてしまうかは分からない。そう考えると意味が無いのかな?って思ってもいます。
兄からのプレゼントである父の形見でしたから、部品交換とオーバーホールでの修理費¥35.000-(11年前)も苦にはなりませんでした。
僕としては相当奮発をして、良い皮ベルトにも変えました。
物は壊れるのは当然なことになります。壊れたら直して使い続けることは大事で好きなことですがこの時計は今後は箱の中にしまっておくつもりです。
母と兄の形見の時計ももっているのですが、これもいつかは壊れてしまうのだろうなぁ。
時計が好きで自分でもいくつか購入してきていますのでメンテナンスに追われてきてしまいます。
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