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アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

安期生の物語

2025-06-18 03:23:24 | 人と神の「実際のところ」

◎千年経ったら己を再び蓬莱山の麓に尋ねるように

『安期生は瑯琊阜郷の人である 。平生あるいは海辺に出て薬を売っていたが、時の人々は皆彼を呼んで千歳公と言っていた 。秦の始皇帝は彼の賢明であることを聞いて宮中に呼び寄せ、共に語ること三昼夜 。安期生が帰る時に金帛数万贈られたが、いよいよ阜郷亭を出る時彼はその贈られた品々を皆そこに置き捨て、更に赤玉の沓一足と書一巻とを残し、これから千年経ったら己を再び蓬莱山の麓に尋ねるように皇帝へ伝言して、そのままそこを立ち去った 。ここにおいて始皇帝は使者数人を遣わして、海上遥かに彼の跡を尋ねさせたが、舟まだ蓬莱山に至らないうちに、大風波に遭って空しく帰ってきた 。そこで新たに阜郷亭の側と他の海辺十箇所とに祠を立て、永く彼を祀ってあった 。』

この『千年経ったら己を再び蓬莱山の麓に尋ねるように』という始皇帝への伝言は、千年後ではなく今すぐ冥想修行に打ち込みなさいということ。

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