◎何百万ものブッダ
(2011-06-26)
バグワンの狂人ノートは、初期のセッションのものだろうが、聴衆のレベルの高いことが見てとれ、ちょっとした詩集のような仕上がりとなっている。
『わたし以外は誰でも狂うことができる。
なぜならわたしはすでに狂っているからだ。
私はほぼ一世紀の四分の一狂ってきている。
もし、おまえたちが助けてくれるなら、わたしは一世紀は頑張れる。
頑張れるが・・・・・自分一人でではない。
自分一人でとなったら、私は卵の殻でできた人形でしかない。
しかし、もしおまえたち皆が助けてくれるなら、
わたしは、一世紀くらい楽に頑張れる。
私の父は七五まで生きた。
私の父親は八十まで、父の父親の父親は九十まで生きた。
このレースで、私にだって彼らを負かすことができる。
もしおまえたち皆がエネルギーを合わせたら、
おまえたちは、ひとりのブッダが世界中に何百万のブッダを創るのを助けることができる。
私は狂っている
さもなければ、ひとりのブッダのことを考えるだけで充分だ、
が、わたしは常に、何百万ものブッダについて考える。
それ以下では充分ではない。
わたしは常に、大きく考える。
わたしたちは、何百万ものブッダを創造しなければならない。
そうしてこそ初めて、新しい人間が誕生できる。
その時に初めて、キリスト教徒を消え去らせ、キリストたちを出現させることができる。』
(狂人ノート/和尚/和尚エンタープライズジャパンP162-163から引用)
和尚バグワンは、教団組織での布教を目指したから、布教目標として何百万人のブッダを掲げざるを得なかった。そのこともアメリカでカルト扱いされて、猛毒タリウムを飲まされる遠因となる。
現代社会に適応して生きていくのは、ちょっとノイローゼでないといけない。自分が狂わないと、この狂った現代社会に適応して生きてはいけないのだ。狂った社会が自らのことを正気と思い込んで、和尚バグワンのことを見れば、狂人に見える。そのことを和尚バクワンは、私は既に四分の一世紀狂っていると自嘲する。
世界人口60億人の3%ならば、1億8千万人で、とてもではないが何百万人でも追いつかない。
その勢いはあるのだろうか。
そのことについて、和尚バグワンひとりでではできないと主張している。それがアクアリアン・エイジ。