◎準備ができていない者のドラッグ使用は危険
日本の社会にいると、日本人は、若者はスマホ中毒、老人はTV耽溺みたいに見がちだが、実は欧米はそれにドラッグが加わる。
フォーブズ(https://forbesjapan.com/articles/detail/29724)の記事によれば、
1.2018年、アメリカで薬物の過剰摂取により死亡した人の数は6万8000人以上で、このうち、死因に何らかの種類のオピオイド(麻薬性鎮痛薬)が絡んでいるのは4万7000人。
- ランド研究所によれば、ドラッグの推定小売購入額は、2006年から2016年で、1210億ドルから1460億ドルを上下している。2016年は総額1460億ドルで、内訳は、大麻520億ドル、ヘロイン430億ドル、メタンフェタミン270億ドル、コカイン240億ドル。
(記事からの抜粋は以上)
仮にアメリカの成年人口を264百万人と見れば、一人当たり年間553ドルをドラッグ購入に充てている計算になる。これを蔓延と言わずして何というべきか。
そこで、日本の状況。
日本の厚労省HP(https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/torikumi/dl/index-05.pdf)の情報で、主要国の薬物別生涯経験率の表によれば、米欧がほぼ3、4割の人が大麻、コカインなどの使用歴があるのに対し、日本では大麻1.4%、覚醒剤0.5%などと圧倒的に低い。
だから日本は、外国との比較でベターであることは間違いないが、そこがポイントではない。
世界観という点では、ドラッグにより、この世以外の世界のあることを知ってしまった人間が3~5割いる社会が欧米主要国なのだということ。
日本では、霊能はきわもの扱いだが、ドラッグ使用による別世界観の開顕は、霊能の開顕と云って差し支えないだろう。要するに霊能の開けちゃった人々が、人口の3、4割いる社会が欧米主要国なのである。
日本では、タミフル投与時の異常行動の中に霊界、異界を見るものがあり、問題となった時期があるが、何とか沈静化した。
このブログでは一貫して、準備ができていない者の霊能を開くことを戒めているが、準備ができていない者のドラッグ使用も同様に戒める。
欧米で、ホラーもの、ゾンビもののTVドラマや映画が盛んなのは、実はそういう世界観の人間が多かったせいかと思い当たる。
またスポーツでもドラッグ使用時の効果を知るゆえに、ドーピング規制が厳しいのだとも思う。