◎天上に遊び帰って行く
(2018-07-24)
太乙金華宗旨の逍遥訣から
『第五句
水中にそよ風が吹く
第六句
天上(中心太陽)に遊び帰って行き、死の世界の至福(坤徳)を味わう。』
呂洞賓の解説では、この二句は、7チャクラ(北斗七星の柄)と昇降のすべてのプロセスを説く。
水中とは坎である。目がそよ風(巽風)のこと。目光が坎宮に照らし入り、太陽の精を摂召するとはこのことである(坎=水。水の卦は陰陽陰で成り、陰に挟まれた陽が太陽の精)。
天上とは乾宮(サハスラーラ)のこと。
『遊び帰って行き、死の世界の至福(坤徳)を味わう。』とは、精神エネルギーが気の中に入り、天が地の中に入り、火を養うこと。
「天が地の中に入り」についてOSHOバグワンは、神があなたのもとに既に到達した状態と読む。ここであなたは消え失せた、と。
結局、7チャクラをどう昇降するかは書いてはいないが、天が地に入り、坤(地)徳を味わうということで、一つながりのもの(アートマン)は、個なる自分を呑み込んだ。