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アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

なぜ人間はみな問題を抱え、不幸を抱えているのか?-1

2025-03-04 07:37:15 | 開拓されるべき地平たち

◎皆、幸福になれるがなれず、天国と地獄の間を往復

 

『なぜ人間はみな問題を抱え、不幸を抱えているのか?』

この疑問は、最初にあってかつみんなに共通しているが、その情熱が結局、究極にまで届かないのが、現代の問題である。皆、幸福になれるがなれないという、天国と地獄の間を往復しているだけなのだ。

奇しくも、OSHOバグワンが、パタンジャリのヨーガ・スートラ巻末(Yoga The Alpha and the Omega CHAPTER 10. I AM IN FAVOR OF LOVE)の問答に回答を出してきている。

ポイントは、以下。

1.人間は非常に幸福になれるので、その可能性が存在し、したがって人間は不幸になる。動物、鳥、木、岩など、人間ほど幸せになれる人は他にいない。あなたが幸せになれる、永遠に幸せになれる、至福の山の頂上になれるという可能性、その途方もない可能性が不幸を生み出す。

2.不幸は悪いことではない。それはまさにあなたを頂上へ連れて行く力だから。人は、不幸でなければ動くものではない。頂上で輝く太陽が挑戦のきっかけになり、頂上の存在自体が到達したいという狂った衝動を生み出し、可能性そのものがあなたに探求と上昇への努力を引き起こすから。

3.比較があって、可能性が見えて、そして現実は厳しい。人はより敏感であればあるほど、より不幸になる。また人は注意深くなればなるほど、悲しみを感じ、何も起こらず行き詰まっているという可能性や矛盾を感じる。

4.人は自分が種であることを意識している、そして成長して木になる可能性がある。ゴールはそれほど遠くない。そのことはあなたを不幸にするが、それは良い兆候。不幸を深く感じることが第一歩。

5.釈迦は、身近に生老病死を見て、頂上に到達したいという大きな願望が芽生えた。その峰は、神、カイヴァリヤ、モクシャ、涅槃と呼ばれる。しかし、その頂点は種子のようにあなたの中に存在する。

6.一方、バカは苦しまない、鈍感は苦しまない。彼らは、少しお金を稼ぎ、小さな家を建てるなど、普通の生活ですでに幸せ。彼らの可能性はそれだけ。だから、これが目標であってはいけない、これが運命であってはいけないと気づいているなら、そのとき、鋭い剣のように大きな苦しみがあなたの存在に入り込むだろう。その苦しみは、あなたの存在の芯まで浸透していく。あなたの心の中で大きな叫び声が上がり、それが新しい人生、新しい生活スタイル、新しい人生の基盤の始まりとなるだろう。不幸だと感じることは至福であり、祝福だ。そう感じないのは鈍い人。

7.人間が悲惨な状況に留まるのは、自らのために悲惨さを生み出し続けるから。不幸になるのは良いことですが、不幸を超えようとさせるから良いことなのだ。しかし、それを超えなければダメ。 人々が、自分の不幸のパターンを作り続ければ、悲惨な状況に留ったまま。

8.人々は、心が変化に抵抗するから、自分の不幸のパターンを作り続ける。人は、人生の各ステップで、これまで歩んできた古い道を歩むのか、それとも新しい道を選ぶのかを決断しているが、多くは古い道で、それは不幸の繰り返し。よって、常に新しいものを選択すべきである。おそらく新しいものはさらなる苦しみを生み出し、新しいものは道に迷うかもしれないが、それは単なる過去の繰り返しではなく、新しいものには、学び、成長し、可能性が現実になる可能性がある。

9.新しい道は、不快で、不安だが、もっと注意力を高め、意識する機会を与える。一方古い道の方が効率が良く、隅々まで知られている。あなたは何年も、あるいはおそらくたくさんの人生をかけて古い道を旅してきた。それは、ますます効率的になるだろう。ところが、効率を高めると古い道を何度もたどることになる。

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