詠里庵ぶろぐ

詠里庵

中国残留孤児

2005-07-21 06:47:08 | 日々のこと(一般)
の二千人が国を訴えた国家賠償訴訟の過程で「これまで知られることのなかった資料の存在が明らかになった。厚生省が孤児一人一人の安否や帰国意思を調べて作っていた「究明カード」である。昭和34年以降、国は消息の分からない孤児たちに『戦時死亡宣告』を行うよう、家族に同意を求めていた。カードには繰り返し行われた説得活動が記録され、生存を信じる家族に厳しい決断を迫ったことが見えてくる。また、帰国を願って送った孤児の手紙が『帰国意思なし』として扱われていたケースも多いことが分かってきた」(NHK)のだそうです。戦時死亡宣告がないと再婚も遺族年金受給もできないなどの事情があったとか。

一放送局が番組として成立するようアレンジした調査なので(調査自体は大したもんだと思いますが)全て鵜呑みにするわけには行きませんが、はっきりしているのは残留孤児は被害者で、残った難しいケースではさらに被害の度が大きいということでしょう。

#これがあまり他人事でないのは、私の母と姉(当時幼児)も終戦直前結構ギリギリに中国から帰国したのです。姉は残留孤児と同世代で、ちょっと間違えば残留孤児になっていた可能性もあります。もうちょっと間違えば母も死亡または残留していたかもしれないわけです。(その場合私は存在していなかったわけですが。)
コメント
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