九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

脊振は大雨、時々泥それと犬。

2011年11月29日 | 週末の活動・個人山行記録etc...
お久しぶりです。ATです。
ここ1か月ほどブログの更新が滞っていましたが、これまで行わなかったような活動をいろいろ行ってきましたので一斉に更新させていただいております。

さて、私はが2,3年生の学年合宿の脊振合宿について書きます。

2011年11月18日~3日間で十坊山から基山まで脊振山系全山縦走の予定で合宿を組みました。

ところが、18日は季節はずれの大雨。朝起きた時点ですでにザーザーでした。
いっそ延期か中止にしようかと思いましたが、他のメンバーが既に電車に乗っているとのことだったため、とりあえず福吉に向かうことに。

もちろん福吉駅についても雨の勢いは止まず、むしろ強くなっているようでした。
1年生が屋久島で頑張っている中、上級生だけのこのこと帰るのも…と思い、とりあえず入山しました。

入山前に、女岳到着の時刻でその後の動きを考えようということにしました。

大雨の中ではレインウェアもすぐに役立たずに。ずぶ濡れになりながら大雨強風の中を歩きました。
初めての十坊山だったため、新鮮な気持ちで登ることができましたが、天気のせいで気持ちの良いものではありませんでした。

十坊山からは稜線上をアップダウンで進んでいきましたが、下り坂がやたら急な上にのっぺりと滑り台の様になっていたため、とにかく滑る滑る…全員何度かずつ、時には大胆に、滑りこけました。

浮岳到着時には違う意味で疲労困憊。時間もかなり押していました。なにしろ、コースタイム15分のくだりに30分以上かかってしまうのですから…

結局女岳近くのキャンプ場に泊まることに。
浮岳からの下りもかなりの滑り台っぷりでしたが、その途中で人に捨てられたらしい犬と出会いました。
その犬がクーンクーンとか細い声で泣きながら私たちを呼んでいるのです。数m追いかけると数m歩いて行くという風に、ついて来いと言っているようでした。

ATとMの2人で犬を追いかけることに。遭難者でもいるのか、埋蔵金でもあるのかと想像しながら付いていくこと15分ほど。結局何もなかった上に、犬はさっさと来た道を降りていきました。残念な気持ちで残りの2人と合流し、キャンプ場を目指すことに。

すると、先ほどの犬がついてくるのです。同じようにクンクン泣きながらも数mの間隔をあけてついてきました。
結局キャンプ場までついてきて、どうやら一晩中テントの周りにいたようです。

朝テントから顔を出すと目の前に犬がいました。
雨は上がっていたものの、道の状態を考えると怪我をしかねないとリーダーATの判断のもと、下山することに。
犬はずっとついてきました。下山道を抜け、車道に入ってからもついてきました。

しばらく行くと段々畑に出ました。ふと見ると犬が道から外れ、その段々の畑の一つに上がっていました。
少しおバカな犬だったのか、そこから降りられずに右往左往。戻れば車道に出られるものを結局そこであっけない別れとなりました。

大入駅から帰宅しましたが、縦走がほとんどできないまま降りたのは残念でした。

2つわかったことは、脊振全山縦走をするためには、荷物をかなりしぼったほうが良いということ、道がしっかり乾いていたほうが良いということです。

近い割に、そこそこ時間がかかる脊振山系。いつかきっと全山縦走したいものです。
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