九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

比叡マルチピッチクライミング合宿 一日目 ナックルスラブノーマル 

2013年05月07日 | 合宿(岩登り)
3年の中山です。今回自分はナックルスラブノーマルのリードをしました。
結果から言うと、ひやひやの部分もあったんですが、比叡のスラブはスメアリングが効くのでスイスイと登れ、また、
あの高度感による素晴らしいクライミングになりました。

【1P】グレードは4+
TAカンテと同じ。これまで2回登っているので難なく登る。以前より腕が伸びているので、ランナウトの恐怖は薄れているのだろう。
比叡に鍛えられたかφ(◎。◎‐)フムフムフム  比叡のⅣ+にしてはボルトの数が多く、1P目としてはいい感じ。

【2P】グレードは4 ボルトは2本だったと思う
2P目を登る自分、まだ余裕がある
岩に向かって右にトラバースするところから始まり、そこから直登。手も足もしっかりとしたホールドがあるので、楽しく登れる。ただ、上部になるとしっかりとしたフットホールドが少なくなるが、スメアリングがバッチリ!傾斜が緩いので問題ないだろう。終了点が狭く、3人だと身動き取れない(汗) ご用心。

【3P】グレードは4+ (ボルト2本 + ナックルスラブスーパーの終了点)
3P目の自分
強く印象に残っている箇所があるピッチ。2P目の終了点からみると突き出した岩が3枚。スラブといえど3回乗り越す動作が続くので緊張する。トポには2枚となっているが最後に小さいのが一枚あった。と思う。しかし、そのあとのトラバースが怖い。怖すぎる(~Д~ノ)ノひぇぇぇ
(ハンドホールドがない)×(細かいフットホールド)×(濡れた岩)×(トラバースでランナウト)=絶望
である。やるしかないので体を横に動かすが、もし滑ったらと想像してしまう。何とか終わり、木の横の岩に設置してある終了点へ。
この終了点を見逃してさらにトラバースすると横の「奥の細道ルート」に入ってしまうので注意!

【4P】グレードは4+ ボルト1本 
4P目はじめの自分
はじめが少しかぶり気味だが、ホールドが大きいので問題ない。そこを抜けると傾斜が緩く梯子を上るように登れる。まぁ、予想はできるだろうが、ここは比叡である。こんなピッチにボルトがそう打ってあるわけはない(デスヨネー ボルトは45mなのに1本!しかも、自分的にかけずらい位置にある(ルート脇が簡単だが、中央についてる)。終了点間際までフリーソロ( ´゜д゜`)えーーー

【5P】グレードは5- ボルト3本
残念ながら写真はありません。やってまいりました本日の核心。傾斜は今までとうってかわって急。1本目のボルトまではしっかりホールドで楽しいクライミング。2,3本目のピンまでがちょいと厳しい。不安定なフットホールドに体重をジワジワ乗せる感触が気持ち悪い。スベルナヨ~。3本目にかければもう安心。傾斜は緩くなり、楽々クライミング。終了点は木に取った。終了点のピンはないと思う、多分。
【6P】グレードは3
ここはもはや登山道であるのでスタスタと歩いてよい。

今回フォローの二人、おつかれ~頂上からの下降路を下る
下降路は頂上からのびる山道を下る。TAカンテなどの下降路と途中合流して下山。

合宿1週間前からビクビクしていたが、意外とすっと行けた。3P目のトラバースは怖かったけども。以前からのわずかばかりの成長を感じた
合宿であった。

また、今回偶然米沢先生を含めた鹿児島黒稜会のパーティもいらっしゃって、下山後につまみを分けてもらったり、クライミングの話など、話をさせていただきました。その節はありがとうございました。
鹿児島の岩場に行くときなど、一緒に登れたら幸いです。