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真夏に聴く ブラジル音楽 egberto gismonti,HERMETO PASCOAL,Guinga,etc

2023年07月29日 | 音楽

いやはや、何とも熱い日々が続きますねぇ・・

こんな時期には、膨大な熱量を発散する球アンプでじっくり音楽を楽しむ なんて気分にもならない感じなのですが、、 

ならば ブラジル音楽でも聴いて涼しさを感じようかな  てな具合に安易に考えれば 暑さを忘れてしまうようなクールなリズムとボーカルが特徴的な ズバリ = ”ボサノバ” となるわけでしょうけど私の場合はチョイと歪んでおります。 

同じブラジル出身の音楽家にもボサノバ系とは異なるラインの方々がいらっしゃるわけなのです。どういう経過から南米ブラジルにて、このような複雑で細かなメロディーラインと変拍子を前提としたような難解な楽曲を得意とする作曲家が出現してきたのか判りません(知りません)が、鬼才とも呼ばれる マエストロ 達がいらっしゃいます。

  その マエストロ のお一人がコチラ egberto gismonti エグベルトジスモンティ

そもそもコチラのCDを入手したのも 音楽雑誌か音楽紹介本で必聴盤として紹介されていたような気がします。ジャケットからして”鬼才”と呼ぶのが当然か と思わせるような貫禄? 

マァ~とにかく濃密なサウンドですわ~ 暑いor熱い時期に聴くには最も相応しくない感じ 

複雑に入り組んだメロディーライン+変幻自在な変拍子 に追いまくられ やたら音数の多い細かなフレーズ 涼しさとは無縁の濃密な楽曲  なんですが個人的には大好き!!

普通は、こんな熱い暑い時期は 冷たいモノをがぶ飲みしがちですけど、、 チョイト志向を換えて 暑い時に 熱い濃いお茶を少しずつ すする と云うのも 一服の清涼感 かもしれません

  続いても  ”難解系のマエストロ” のお一人 HERMETO PASCOAL ヘルメルト パスコアル

もうコノ ジャケットを見れば その貫禄たるや、”恐れるものなし って感じではないでしょうか

実は少し前に聴いたFMラジオの番組でブラジル音楽を特集しており、そのなかでコチラのアーチストを知り 一気に大ファンになったばかりです

前出のジスモンチに比べると随分と現代的な響きに感じますが1977年のアルバムでした 1990年以降の録音だとしても全く違和感のないほど時代を先取りしたサウンドに聴こえます、とても50年近くも前に録音されたとはにわかに信じられない、一切の古臭さを感じさせないモダンなサウンド

詳しくは判りませんが、ライブ演奏中にステージで子豚の鳴き声までも楽曲の一部とするような斬新な試みもされていたみたい?? まさしく鬼才ですかねぇ・・

  鬼才つながりで もう一人 Guinga ギンガ

コチラは前出のお二人よりも少し後発組なのか2001年のアルバムですネェ~  曖昧な記憶ながら恐らくは当時の雑誌の新譜紹介で強力オススメだったんじゃないかなぁ?それではとばかりに期待満々で入手したものの 一聴して、 アレレ~?何か違うぞ?って感じで そのまま放置 

この度の休眠盤CDの蘇りで再び聴いてみたら、かなり良かった という感じ 前出のマエストロ達は管楽器も鍵盤もギターも何でも弾けちゃうマルチプレーヤらしいですけど ギンガ氏はギターだけなのかなぁ?詳しくは存知ませんが 奥深いサウンドに引き込まれますヨ~ コチラは比較的ゆ~っくりした楽曲が多く、心拍も上昇せず聴けるので助かりますわ  しかし濃密度がハンパじゃないですから十分に心してから取り組んでくださいませ・・

ここまでブラジル音楽界で”鬼才”と呼ばれるマエストロ達を紹介してきましたが、コレらの 難解+変拍子楽曲となるとコチラをとり上げずにはおれません

  正統派Jazzのピアニスト BILL EVANS ビル エバンス SYMBIOSIS シンバイオシス

なんと アノ知的で、美しいメロディラインを紡ぎ出す 正統派Jazzピアニストのビルエバンスが1974年に発表した奇天烈なアルバム

恐らく、正統派Jazzのエバンス ファンからは見向きもされなかっただろう大失敗作?だったかも知れませんが、難解+変拍子ファンにとっては大々傑作アルバムですわ~ ジャケットからして正統派には受け入れられない雰囲気(ヒッピー風とか)だったのでしょ

所有するCDは豪華ブックレット付のリマスター版なのですが、CD収納箱(袋か)もマスターテープのラベルになっており米国盤にしては妙に凝った造りになってます。かなり濃密なサウンドになっており複雑なフレーズに引き込まれて息が詰まりそうにも感じますが、さすがにエバンスのソロになると、それはそれは美しいメロディが流れ出します。特に楽曲内でエレピ(ローズですかねぇ・・)を弾かれており、それがまた素敵なんですわ~ 次から次へと音符が飛び出してくるような感じがします

とここまで来て、ついでにアルゼンチンの難解+変拍子音楽にもつなげようと思ったのですが、、 暑さのせいでココまでといたします。

暑い時期こそ、熱くて濃いお茶を少しだけすすり その後の 清涼感を味わう 

  コレも 良いんじゃないですか~

 


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