いよいよ、本格的にレコード掘りを始めたわけですが、、
マニアの世界では、初期プレス盤が物凄く珍重されるようです。当然ながら取引価格も高騰し、有名盤ともなると相当な高額で売買されております。
初期プレス盤というのは、楽曲がアナログテープに磁気記録されマスタリング調整が加えられた後に大規模なカッティングマシンでマスター盤が作られ、そのマスター盤により最初にプレスされたレコードが初期プレス(詳細までは理解していないので多少の間違いがあるかも・・)盤になるわけです
コレまで そう云った貴重な初期プレス盤には巡り合っておらず、果たして どんな感じなのだろうと想像するだけでしたが、、
◎ 今回、遂に入手できました!!
◎ 見た目は 普通の古ぼけたようなジャケットですわ~
前の紹介では、ダウンビート誌のトロンボーン部門の人気投票での上位数名の共演だろう?と推測したのですが、その後の情報で 1958年に米国在住のトロンボーン奏者から西海岸と東海岸から各10名ずつ 合計20名を一堂に集め大々的なトロンボーン合戦をする企画だったというのが判りました~ トロンボーンの共演と云えば J&K が有名だし完成度も高いのですが、、
◎ そう云った力のこもった企画ゆえ?ですから、音質にもコダワリがあったのかも?
裏ジャケットの下方には、当時の最高峰?のミキサー卓が紹介されております
今となっては何の変哲も無い数字が書いてありますが、恐らくは当時(ナント60年以上も昔)ではスゴイ数値だったのでしょ~
★ で、ここからが重要なところです
マズ、下の写真をご覧いただきまして、、
コチラのレコードは、レコード会社 東芝EMIなのか、ワーナーパイオニアなのか、どちらか判りませんが、量産する前に 音源としての仕上がりをチェックする為の『ラフテスト盤』というモノみたいです インナースリーブの余白には 『 真中にブツ音 (ピアノ・ソロ) 』というチェック担当者のコメントまで記載してあります!!
実際にコチラを試聴してみると
驚きの”キレ”の良さ
正に”キレ キレッ ” の新鮮なサウンド
とても60年以上も前に録音されたとは思えない!!
そのうえ、コレまでどの盤でも聴き取れなかった 「無音の音溝」と「楽曲スタート前のテープヒス音」までもハッキリと判りました。デジタル・ハイレゾならばアナログ録音の音源では無音とテープヒスは明確に聴き取れるのですが、まさかレコード盤において そこまで聴き取れるとは思っておりませんでした 驚 き の 連 続
例えるなら、多分二十数年前 初めてSACDが販売開始となり 有楽町のタワーレコードで初めてデモ機(SONYのSACD一号機だったか?)で試聴させてもらった時の感動に近いかも・・
唯一の残念は、左右に西海岸と東海岸の10名前後のトロンボーン奏者が居並ぶので だんご状態のサウンド に成ってしまっていることですかねぇ~
コチラが初期プレスを表す『1-A』の刻印ですわ
ここまでの記述は 少ない情報からの推測も多分に含まれておりますので、必ずしも全部が正解だとは言い切れないものの 恐らくは凡そ間違いないだろうと思っております
なので、やはり初期プレス盤は貴重なモノだと思います!!
なにせ数十年前の録音ながらも今さっき録音された如くの超新鮮なサウンドで再生されるわけですから・・
お気に入りの一枚が現れたら無理しても入手した方が良いかも知れませんヨ~
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