院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

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アナログ礼賛 やっぱレコードもろオモロい 田中伊佐資 著

2023年10月11日 | アナログ礼賛

オーディオ評論家+レコード蒐集家として御活躍中の 田中伊佐資 先生の最新刊を入手しました

どうやら御自身の自己紹介にては、音楽&オーディオライター という肩書のようですが、、

 

今年の3月にも同氏の傑作本『ヴィニジャン   レコード・オーディオの私的な壺』を紹介しておりました。その内容たるや ”想像を絶する”  という表現がドンピシャ、まさに世の中には エンスージャストか中毒か というか、一般人(?)の考えでは遠く及ばない程 ぶっ飛んだ お考え=アイデア を実践されている方=オーディオマニア がいらっしゃる が紹介されており興味津々に読ませてもらったわけですが、、

 

  今回も 相当に ぶっ飛んだ 内容が満載でした~

 

田中先生はネット配信も手広くされていらっしゃるのでyoutubeでも簡単に閲覧する事ができます。『パタパタ漫遊録』や『やっぱオーディオは無茶おもろい』がオススメですが、今回のご本の裏表紙には そのyoutube番組の宣伝もされておりました

上写真の右側にいらっしゃる方も コレまた 物凄い 抜きん出た聴覚 をお持ちの 菅沼先生(まだお若い三十代青年)です!! 

菅沼先生は、その抜きん出た感覚と人一倍の探求心を併せ持っておられ、若くして 既にレコードやオーディオに関する 恐ろしいほどに深い知識と情報を蓄積されていらっしゃいます!! 元々はクラッシックファンとのことで、各レーベルごとの音質差は勿論のことオリジナル初プレス盤か否かも軽く聴き分けるほど とにかく素晴らしい感覚と記憶力の持ち主でいらっしゃいます。

その菅沼先生と田中先生が それぞれの知識と情報をぶつけ合い その極めて深淵なるレコードネタやオーディオネタを オモシロおかしく 紹介する番組なんです。そのタイトルを並べたのが上記なのですが、、  

あやふやな記憶で申し訳ないのですが、上から4段目に マービン ゲイ の ホワッツゴーインオン を徹底聴き比べ という企画がありますねぇ 一般の方なら、例えば その マービン ゲイのレコードを ショップでもネットでも販売サイトから購入すれば、それで完結 と云いましょうか 自分のレコードを所有したら、それで OK なわけです。

ところが、マニア ともなると そこからが探求というか追及始まり なのです!!  マニア以外には興味もないことでしょうが、そのレコードのサウンドには ビックリする程のヴァリエーションが存在します!! そこにこそ、マニアがオリジナル初プレス盤を珍重する重要な意味合いが隠されているわけで、  オリジナル初プレス盤から始まり、セカンドプレス、サードプレスと徐々に音質の劣化が顕著となったり、またプレスする機械・技師 や生産国によるレコード材質の微妙な差異なども加わり一般的には後期プレスほど鮮度の落ちたサウンドになってゆくわけなのです。 更には最新のデジタルオーディオも加わって、オリジナルマスターテープからのハイレゾ音源なども聴き比べができるわけで お楽しみは尽きません

菅沼先生は最新のデジタル機器にも精通(世界各国から優秀な機器を輸入)されており、上記の7段目に記載の『傷ものレコードのノイズを除去できるって本当?』では、最新のデジタル機材を駆使して 音楽再生には影響を与えず レコード盤面からのスクラッチノイズやプチノイズだけをほぼ完ぺきにキャンセルする方法を御披露されておりました。

コチラは田中先生のカートリッジに関する改造なのですが、、

ヤフオクにてたまたま米国 SHURE シュアー の DJご用達カートリッジ 超定番 M44シリーズ 中古品を8個もまとめてヤフオク落札したことから始まった、 超マニア向け カートリッジの工作シリーズ   世界中に愛好者のいる SHURE M44 カートリッジ は残念ながら数年前に製造終了となり今ではデットストック品が元値の倍以上になってしまっておりますが、かつては1万円以下の安価なカートリッジだったわけです 今では品数も少なく貴重品=高額になっておりますが、かつては数千円で新品が購入できる状態だったのです、残念ながら 当時 その価値に気付いておらず 一つも所有しておりません  残 念 至 極

そのM44カートリッジを、カートリッジそのもの部分と周囲(ハウジング)部分に分解し、 その周囲(ハウジング)部分だけを 木材製ハウジングにしたり金属製ハウジングにしたり、、 更にはヘッドシェルをハウジングとは異なる材質にして微調整をしてみたり 勿論シェルリード線をアレコレ交換したり と組合せは無限とも云える改造を楽しむ という高度なお遊び を御披露されております。

 コチラはそれ程高価な材料を使うわけでもなく、比較的お手軽に かつ効果的に音質変化を楽しめそうなので いつかは挑戦してみたいと考えております~

 

イヤハヤ 何とも  奥の深い 

 恐ろしいオーディオの世界

   正に ド  ロ  沼


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