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高級ヘッドホンを入手! HIFIMAN ANANDA ハイファイマン アナンダ

2023年10月21日 | オーディオ

真夏の猛暑から一転 このところ一気に秋が深まってきた感じですネェ~

日中は まだ暑さを感じるもの、朝晩はめっきり冷えて肌寒いくらいです

そんな秋の夜長には オーディオの楽しみが一層高まるところですが、、

 

つい先日、amazon の プライムセールにて 思わず ”ポチッ” してしまい ましたわ~

 今回 つい うっかり 手を出してしまったのは、、

中華製ながら世界的に高評価を得ているヘッドホンです。2007年創業の平面駆動型ヘッドホン専業メーカーである HIFIMAN =ハイファイマン の中級機種 =ANANDA  アナンダ 

いつもながらの曖昧な記憶ながら、独製メーカーのゼンハイザー社から超高級ヘッドホン HD-800 が発売され、その圧倒的な高音質(賛否両論(好き嫌い)はありましたが) ゆえ 多くのマニアが度肝を抜かれたわけなのですが、、 恐らくは、それを機に超高級ヘッドホンの開発が一気に進んだと思われます。そして、それらに便乗するような形で HIFIMAN(中華製)AUDEZE(米国) などから”平面駆動型ヘッドホン”が勃興してきた気がします。

なかでも中華メーカーのHIFIMANは巧みなマーケットリサーチや戦略により、入門機からハイエンド機まで多彩な機種展開でドンドン拡大しているようです(恐ろしや~ チャイナビジネス)  つい数年前(多少?)までは 平面駆動型ヘッドホン と云えば 10万円以上の製品しかありませんでした。ところが、一昨年かな? このHIFIMANが2~3万クラスの入門機を発売し始めて 一気に平面駆動型ヘッドホンが評判となってゆきました~  

一般的にスピーカーと云うと、丸い黒い円錐の中央に半球の出っ張りが付いてるモノを連想します。構造としては、その中央の半球の裏側に円筒状のボイスコイルがあり その円筒コイルの内側に磁石が設置されており、コイルに音声信号を流すと信号に合せて電磁石(磁力線?)が働いて内側磁石との間で、くっ付いたり 離れたり して振動を起こして それが円錐状の黒い紙に伝わり 音声(空気振動)が産まれる という感じですかねぇ・・  

コレに対して ”平面駆動型” は、平面にコイルを貼り付けた薄い膜を  2枚の平面的に並べた棒状の磁石で挟み込んだ構造になっていて、そのコイルに音声信号を流すことで 磁界の中に磁力線を作り出して振動を発生させている(だいたい そんな感じ?)のだと思われます。従ってコノ少し複雑な構造ゆえコスト高となり、以前は高価格帯製品しか無かったのが、 中華メーカーの巧みなマーケティング(?)によりローコスト製品が生み出され一気に裾野が広がったものと思われます。

今回入手した ANANDA アナンダ は HIFIMAN の中ではミドルクラスの製品で当初10万円弱にて発売されました。このメーカーはロットを重ねるごとに少しづつ価格を下げる傾向がありまして その後に8万円弱に値下げしてきました。 ネットでの評価も優秀で youtubeでも世界中のマニアが高評価をしているわけで、コレなら間違いだろう! と 次なる購入予定品の筆頭 と考えておりました・・  要するに、まだチョイと高額なので、もう少し価格が下がったら購入しよう と計画していたのです。

ところが、ところが、、

先日 見てはいけないモノ を見てしまった!!

  アマゾンプライムセール ですわ

10/14と15の2日間だけ  

このANADAが、通常価格77000円から大幅値下げの特売価格53900円となっておりました!!

コレぞ、千載一遇のチャンス、コレを逃してなるものか、、 と思わず ”ポチ” と してしまったわけですわ~

    マァ、とにかく 大きい ですわ  

右側に並べた ウチで数年来お世話になっている AKG K712 も結構 大きいので ANANDA のデカさが目立ちませんが コレはかなりのデカさです。

さて、さて、 肝心のサウンドチェックですが、、

 世間の高評価は間違ってません!! 

   かなりの高音質です!! スゴイ!!

 

何を聴いてチェックすれば良いのか、相当に迷った挙句に選んだのがコチラ

ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲です 

コチラは録音状態も優秀で、私好みのカッチリしたサウンドのTELDEC盤

ANANDA からは 今まで聴いてきたサウンドとは いささか次元の異なったモノが聴こえてきましたヨ~

ヴェンゲロフ先生のヴァイオリンがクッキリと浮き出して その後ろからオーケストラの各楽器の細かなフレーズまでも聴き取れます。 イ ヤ ハ ヤ こんなに素晴らしい録音だったのか~ ビックリです。

昔から有名な平面駆動型のスピーカーも、パワーをぶち込まないと上手く鳴らない と云われてましたが、コチラのANANDAもヘッドホンながらパワーをぶち込んでやらないと真価を発揮できない感じがします。通常の AKG K712 に比べても2、3割ボリュームをアップする感じです(インピーダンスや能率が異なるので単純比較はできませんが、)

試しに女性ヴァイオリン奏者 = ヒラリーハーン との比較では

いや~ コレはまた ビックリ 

先程のヴェンゲロフ先生とは全く異なる表現というかサウンド 

男性ならではの ザラついた ギラついた 力感溢れるサウンドから、コリャまた ツルりと サラッとした滑らかなサウンドです。指揮者やプロデューサーはソロイストに併せたオーケストラ表現をするものだと感心させられました

 

コチラは言わずと知れたチックコリア先生の ファンタジー三部作 の内の1枚 =『レプラカーン』  このファンタジー三部作では、『マッド・ハッター』での マエストロ=ガッド先生の狂人的ドラムが圧巻で一番好きなアルバムです。『マイスパニッシュハート』は録音状態も良くお気に入りのアルバムであり、このレプラカーンは録音状態もイマイチで聴く機会が少なかったのですが、、  それがナント、ANANDAで聴いたところ、ぶっ飛びました~

コレは単なるフュージョンアルバムではなかった!  

宇宙へと旅立つ シンフォニー だったわけです! 改めてコリア先生の素晴らしい創造力を思い知らされましたわ・・ 詳しくは知りませんが、この楽曲のオーケストレーションは前出のショスタコーヴィッチに似た部分が多々ありまして、、 ひょっとするとコリア先生もショスタコーヴィッチがお好きだったのかも知れません?

 

コチラも以前のシステムではイマイチな印象で滅多に聴くことも無かったアルバムなんですが、、 ANANDAで聴いてみると、、 ぶっ飛び ましたわ~

タイトルの通り 楽器は一切はいらずのコーラスのみのアルバムですが、、 その ”奥行き” たるや、 正に アンリミテッド無限の拡がり を感じさせてくれました スゴイ  

確かに ANANDA では、前方向への拡がりがなく頭の上に集中しがち な傾向はあるものの  それ以上に、力感がありながらの繊細さ が際立っております。 コレまではメイン楽器の陰になって 殆ど聴き取れなかった うっすら鳴っている楽器をクッキリと浮かび上がらせてくれます。メインの楽器は以前よりも明確に表現される感じ コレは かなり スゴイです!!

 

いや~ 

 秋の夜長の楽しみが増えてしまいました~

そして更なる次なる一手ヘッドホンケーブルの交換 も視野に入ってきております。

益々深まる オーディオのドロ沼

    楽 し む しか ありませんネェ~


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