いよいよ都内も猛暑になりました。
厳しい暑さですから、室内の発熱物は極力 動かしたくないです!!
なにを隠そう 弊院での際立つ発熱物は、ナント McIntosh MC7270とC34Vの大きなアンプなのです。
そこで少しでも熱量を小さくしようと検討した苦肉の策が、すこし前にオーバーホールしたLUXMAN LV-103へのアンプ交換でした。
LUXMAN LV-103に交換して、しばらくは調子よく鳴っていたのですが、あるときから な~んか妙なノイズが聞こえるようになってきました。 通常はBGMとしてCDを聴いてるのですが、音楽の他に小さく「ボツボツ」or「ガサガサ」みたいなノイズが小さく聴こえるわけです。
はじめはCDプレーヤ(DENON DCD-1650AZ 改)が不調に陥ったかと疑いましたが、どうやらアンプ側が怪しいような気がしました。
結局 前々からヤバイなぁ・・ と思っていた PHONO入力部の最初のアンプ=MCヘッドアンプがNGになっていると判明しました。オーバーホールの際もMCヘッドアンプ部のFETを交換したかったのですが、なにしろ生産中止になってから久しく パーツ入手が困難なので諦めていたわけです。
上図がMCヘッドアンプ+phonoイコライザー回路です。このデュアルFETの2SK240(青矢印)が問題のパーツで、アチコチを懸命に探しましたが入手困難です。
互換品、代替品というモノを探すも、コレだ!というFETが見つからないながらも、恐らくコレならばOKだろうというのが見つかりましたヨ
こちらがひとつのパッケージに2つのFETが入っているデュアルFET(2SK240)です。
あるマニアの方が、ご自身で選別をした特性の揃ったFET(2SK170)をペアにして ご提供して頂きました。ペアと思ってましたら、なんと4個とも全部が特性が揃っているという貴重なモノでした。これならば多分差替え可能だろうというアドバイスいただきました。
さっそく差替え交換作業をやってみました。
青矢印が差替えた2SK170×2で、白矢印が取外した2SK240です。
白丸で囲んだパーツが、2SK170をデュアル化(簡易熱結合=ただくっ付けているだけ)したMCヘッドアンプです。
どうやら 差換え作業は成功いたしました!
無事に明確なサウンドが聴こえ、ノイズも無くなりました。
これで、この猛暑も最小限の発熱で乗り切れそうです。
みなさまも カラダを冷やし過ぎることなく、無事に 猛暑を乗り切ってくださいませ~