すこし前に このブログで紹介したオーディオ指南書 『オーディオ自由自在』 に書かれていた、無誘導巻線抵抗なるものに興味がわいてきました。
書面では ”パワートランジスタのエミッタ抵抗を換えてみる”というわずか1ページの簡単な記事ですが、そのなかの文章に非常に引き付けられました。
・・・無誘導巻線抵抗にすれば、おどろくような音になります。
なんとも魅力的な お誘いではありませんか!!
ちょうど分解状態になっているLV-103のパワーアンプ回路の最終段を見てみますと、その記事とおり 0,22Ωのセメント抵抗がつけられておりました。
しかし、コチラはパワーTrではなくMOS-FETなのですが、、、?という気もいたしますが、とにかくトライしましょう!!
肝心な 『無誘導巻線抵抗』 なるモノを探しますと、アキバのラジオ会館にありました。 抵抗では有名な VISHAY-DALEの3Wが640円、かたや馴染みの無いOHMITE(同じく米国製とのこと)の2Wが200円、いくらか迷いましたがオーマイトを選択しました。
取外したセメント抵抗(値段は安いです)と、下段 ”OHMITE” の無誘導巻線抵抗です。
表面に2個並べられなかったので、ひとつは裏面に取り付けました。
もともとは0.22Ωだったのですが、同じ抵抗値がなかったので0.25Ωにしております。
◆せっかくのチャンスなので、ついでにヘッドフォン回路の抵抗も交換しちゃいました。
このLV-103はパワーアンプの出力を抵抗1本で落としてそのままヘッドフォンに送るようになっております。 ヒューズの脇と、白いプッシュSW(SP選択スイッチです)の下にある470Ωがその抵抗です。
コチラも ”OHMITE” の無誘導巻線抵抗に交換したわけです。
さ ~ て 果たして
お ど ろ く よ う な 音 になったのでしょうか?
ウ ・ ・ ・ ・ ン 新品パーツ特有の キ ツ ~ イ 音がしております!!
確かに曖昧さのないストレートなサウンドですが、、、トゲトゲしい雰囲気です。 fレンジは相当拡がったようですが ・ ・ ・
ちょっと欲をだして、パワー段のエミッタ抵抗とヘッドフォン抵抗を同時に交換したのが間違いだったのか???
マズは しばらくエージングにて様子見といたしましょう。
あるいは 奮発して VISHAY-DALE 抵抗を試してみるか?
試 行 錯 誤 が 楽 し い オ ー デ ィ オ の 世 界 で す !