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蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ES9018, YES,JEFF BECK,Carole King,Pet Sounds,Verve

2023年07月11日 | 音楽

意外にも 16bit/44.1khz の従来型フォーマットのCDから 美音が聴けることが判明し、、

それならば過去に一度だけ聴いて 期待外れで放置されたままになっている 死蔵盤・休眠盤CDを改めて聴きなおしてみようと CD棚の端をつつく日々なのですが、、

ひょっとすると十年以上も放置されたままになっていた盤が次々と発掘され、それら楽曲の懐かしさと共に当時の記憶をおぼろげながらに懐かしむ(正にジジィならでは?)のを楽しんでおります。

今回は多分90年代後半から2000年初め頃に 当時の音楽系orオーディオ系雑誌などで、必聴盤としてイチオシされていたCDを中心にしております。

  やっぱりスゴかった~ YES  FRAGILE  

前々から云っておりますように元々ロックには余り興味が無かったので その雑誌記事に触れるまでは一切存じ上げなかったのですが、、

今回あらためて聴いて ぶったまげ ましたネ~

コチラは驚くほど美音です とにかく優秀録音のお手本のようなサウンドだと感じました!!

驚くほどの美音であり、ロックだとか何だとかのジャンルを卓越して最高の録音の一枚だと思います。どの楽器も一音一音スッキリ・クッキリ 気持ちよく伸び伸びと響き渡ります  曖昧な記憶ですが、その雑誌記事によると オリジナルに加え様々なリマスターとかプレスの盤が存在し マニアによっては数十枚の盤を聴き比べて楽しむ という様なことが書かれていたと思います。

所有するCDは紙箱入りで豪華ブックレット付のモノです。しかし全部が英文でありロックそのものにも造詣が乏しいわけなので解読するのは???  ただし コレらの楽曲を超美音で聴いていると グイグイと音楽の世界に引き込まれ、ロックの奥深さを感じさせられます 多少なり音楽ファンとかオーディオファンならば ロックには興味が無いと云われる方々にも一度は聴かれることをオススメします。優秀録音とは こういうモノだと という見本のような感じ

   やっぱりスゴイ 必 聴 盤!!

 

  確かコチラも必聴盤でした JEFF BECK BLOW BY BLOW

恐らくは上記と同じ雑誌だった?じゃないかと思いますが、 コチラの ジェフベック も必聴盤に挙げられていた ので入手した記憶です

つい数か月前でしたか訃報が届いたばかりで、今年になって 多くの二十世紀の音楽界のレジェンドが旅立たれるのは寂しいですネェ~

確かオーディオ雑誌にてロック系の評論家が必 聴 盤としてイチオシしていたような記憶  矢張りコチラも入手した当時は期待したほどのサウンドでもなく(要するに再生機材がショボかった)そのまま放置

  

グランド ブレイキングインスツルメンタル アルバム というキャッチの意味が不明ですが、、 今回 改めて聴き直してみると、、ジェフベック さんのギター は実に良いですねぇ・・ 内に秘めた強烈な情熱というか、切なさ を歌い上げる感じ ある部分では ドロ臭いブルースを連想させる様な感じもあったり  ジェフベックさんの切なく歌い上げるフレーズは唯一無二の世界であり誰にも真似のできない独自のギターサウンドだと感じましたわ~  益々ロックの奥深さが感じられました

  言わずと知れた超有名盤 Carole  King Tapestry

コチラは全世界で ナント 1100万枚以上ものレコードが販売されたそうです!! 

今は配信数でのカウントになっているのでしょうけれど、新発売のアルバムで1千万回を超える配信数なんてのはそうそう無いでしょう(実情を知らないので間違っていたらスミマセン)

多くの音楽関連の雑誌・本などで”必 聴 盤”としてオススメされていたので入手 確かにラジオから流れてくる イッツ トゥー レイト は思わず聴き入ってしまう名曲だと思います

極めて優秀な録音だという事で、思いっ切り期待して聴いたわけですが、、  矢張り 当時の器材からは想像するようなサウンドには感じられず そのまま放置

今回 改めて聴き直してみると70年代初頭のフォークソング系ならではサウンドなのかなぁ という感じでした。ここで気付いたのは 矢張り ボーカル は再生がムツカシイですわ~ 

勝手な推測ながら、人の声は普段から身近に接しているから オーディオ機器から再生された歌声を聴いて 本来の肉声との差異を感じやすい(判別しやすい)のじゃないかと思いました。  反して楽器演奏者でもない人々は しょっちゅうナマの楽器音を耳にしないから オーディオから聴く楽器音に違和感を感じにくい 何故なら元々の楽器のナマ音が身に付いていないor判らないから比較のしようもなく機器から聴こえる楽器音が正しいサウンドだと認識してしまうのかも知れないですねぇ・・

かつてはステレオ再生の目標は ”原音を忠実に再生” みたいな表現や宣伝を見聞しました。しかしハイエンド機材(6桁以上の価格帯)を揃えない限りは その実現は不可能であり 庶民レベルの器材では到底及ばない世界なんじゃないかと思います。それ故、 原音とはかけ離れている?のかも知れないけれど 自分が聴いて『気持ちよく聴けるサウンド』を求めることを目標にしております。

  夏になるとコチラかなぁ・・The Beach Boys Pet Sounds

いやはや コチラ も各種雑誌などで 優秀録音の ”必聴盤” として評価が高いですねぇ

音楽やオーディオ評論家から相当な高評価もあり、そこまで云うならば と期待満々

リマスター盤にも各種ありまして、恐らくは多少奮発してHDCD盤を選択したような、、

が、しかし、、

なんだか期待したほどのサウンドには感じられず そのまま放置

改めて聴き直してみると、、ふむふむ 矢張り ボーカル モノの再生はムツカシイ という感じ

もしかすると、ウチの機材が数段階もグレードアップできたら コレらのサウンドの魅力を発見できるのかも知れませんが 今の所はイマイチな印象ですわ~  あくまで想像ですが肉声の再生を決定するのはスピーカーなんじゃないかと考えております。球アンプである程度のレベルにまで引き上げても 最終的に音声に変換するのはスピーカーなので責任重大です、そこでフルレンジ一発とかオールホーンなんてのが出てくるのかも?

  チョイと番外編ですが、、 Verve のラテン系シリーズ

米国のJazzレーベルとして名門中の名門であります Verve ヴァーブ から ラテン系の演奏者シリーズがありました。当時チョクチョク通っていた タワーレコード のJazzフロアの目立つ場所に特設の棚が展開され イチオシ されており 思わず複数枚入手した記憶

そりゃ 名門中の名門レーベルですから 素人にすりゃ 『悪かろうはずが無い』という考えのもと多少なり知っているアーティストの盤を選んだわけなのですが、、

 上記写真の上段中央は お馴染みですかねぇ?

コチラも最近 訃報が伝わってきました ボサノバのディーバ = アストラットジルベルト ですわ

なのですが、、 参加ミュージシャンもベテラン凄腕揃いで 間違いなく ゴキゲンなボサノバサウンドが聴けると思ったのですが、何故かスッキリしませんでした 残 念 至 極 !!どうやらクリードテイラーのプロデュース作品はどうも好みが異なる感じがします(加えて録音エンジニアも好みではない感じ)ねぇ

 

いやはや今回も ビックリする様な発見もありで充実した死蔵盤・休眠盤の発掘ができました~

あらためて 通常盤CDの美音も素晴らしい と再々認識!!


蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ES9018 King Crimson,STANLEY CLARKE,FOUR TOPS,Phoebe Snow,

2023年06月18日 | 音楽

すっかり放置されたままになっていた休眠盤死蔵盤CDを蘇らせ、改めて その美音に聴き入る という新たなお楽しみを味わっているこの頃ですが、、

その通常盤CDを美音で再生させるのが DCD-1500AE+ES9018 のコンビなのですが、そのD/AコンバーターであるES9018には前々から気になっている機能があります。

コチラがES9018 のディスプレィ部なのですが、中央下列と下列の右端 の文字が押しスイッチにて切り替えが可能なのです。上写真の状態では、『LLBW』と『FIRーFAST』と表示しております。

コレらが何を示しているかと云うと、、

というように、中央下列が”DPLLのバンド幅” 、下列の右端が”フィルターの特性” を表示しているわけなのです。特に ”DPLLのバンド幅” というのが難しくて 正しくは理解できておりません。  そもそも PLL とはクロックの周波数を分周したり逓倍する際に使われるモノじゃないか?と思うのですが それさえも十分には理解していないので、更なる上級回路となると 手も足も出ません。

唯一 判っているのは、このバンド幅には8種類もの選択肢があり LowestからHighestまでの7種類に加え、AUTO(恐らくは信号により最適値を自動選択) というわけです。前回にも書きましたが、以前の半導体アンプの頃は これらのバンド幅による音質差は全く聴き取れなかったのですが、完全なるA級動作である球アンプで聴くと 少しは違いがあるのが判ります。聴く楽曲の録音状態にも影響される感じなのですが、いくつかの組合せを試したところ上写真の ”MHBW” すなわち Mid High Band Width とフィルター特性をファスト FIR=FAST が好ましい感じがしたのですが、残念ながらネット検索からのレビューだと、何より Lowest が一番良好である との記述が多いので差当りは Lowest を選択し、フィルター特性は FAST を選んでおります。

 

と、マァ 再生装置の設定に関してはそこそこにして本題の休眠盤死蔵盤なんですが、、

 浪速のバルトーク”  日本作曲家選  大栗 裕 Hiroshi OHGURI

外国人が捉えた日本というと、中国なのか何処なのかよく判らない 奇妙な雰囲気の楽曲も多いのですが、、 コレらは我々日本人が海外に向けて コレが日本のイメージですよ と伝えるに十分な楽曲だと思います。恐らく今から25年程まえですかネェ、、当時はしばしば横浜のタワーレコードに通っておりまして普段はJAZZコーナーをメインにCDを物色しておりました。で、ひとしきりJAZZをチェックしたあと気分転換がてら階下のクラッシックフロアも一回りするのをルーチンにしており たまたま日本人作曲家の特集に出くわした という感じでした。それまで日本の古典音楽は、武満徹氏の雅楽作品みたいなモノしか知りませんでしたからオーケストラで日本を表現している楽曲は非常に新鮮に聴こえて迷わず入手した ものだと思います。しかし売り場で独特の高揚感?のなかで聴く試聴機からの楽曲も、落ち着いて自宅のショボいステレオで聴くと 全然つまらなく聴こえて、そのまま放置 という図式

しかし前よりは美音で聴ける環境(システム)となり 改めてコチラを聴いてみるとビックリ!!

CDのタイトル帯には『故 朝比奈隆が全幅の信頼を寄せた”浪速のバルトーク”』という素敵なキャッチコピーが書いてあります。  聴き始めると、いきなり私の大好きなショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲 かと思わせるような激しく複雑な旋律 いや~ 日本にも こんな楽しい楽曲を作曲してくれる先生がいらっしゃったわけですネ~ しかも存分に日本をアピールするフレーズもふんだんに盛り込まれてます。  スタランビンスキーとショスタコーヴィッチは私の好みですから何曲かは聴いておりますが、残念ながらバルトークは認知度・知識ゼロですから判りませんが、、 なんとしても素晴らしいです!!

  黒人ソウルのコーラスグループ FOUR TOPS フォートップス

前回では黒人のソウルバラードのダイジェスト盤を蘇らせましたが、もう1枚 出て来ましたヨ~ 恐らくは同じ頃に入手したのだろうと思います。黒人のソウルバラードには ”胸がキュンとする切なさ” があり、極めつけの1枚が欲しかった  のですが、、 前にも書いたように30年前とかには検索も配信も無く、情報も極めて少なかったわけで どれを選べば良いのか判らなかったわけで『賭け』で選んだのがコチラだった と思います。しかし自宅のショボいステレオでは期待外れのサウンドでガックリし そのまま放置     

改めて聴き直すと コリャ 良いですわ  録音も良好で まさしく分厚く奥深い モータウンサウンドって感じです  かなりキュンときます~ 

オーディオ雑誌で絶賛 必聴盤! King Crimson / Red キングクリムゾンのレッド 

もとよりロックには興味が無く殆ど聴く機会も無かったのですが、、 何かのオーディオ雑誌で、ジャンルを問わず必聴盤である旨の解説があり そこまで云うのなら試しに買ってみようと入手 

キーボードなしのギタートリオ  たった3人だけの演奏なのに、この分厚いサウンドは何なのだろう? 確かにスゴイ迫力ですわ!! 従ってこのアルバムを存分に楽しむには 薄っぺらなサウンドの半導体アンプではなく思いっ切り分厚いサウンドを再生できる重厚なシステムが必要でしょ~

更には通常盤ではなく 24bitHDCD仕様を奮発。にも拘わらず、矢張り自宅のショボいシステムでは太刀打ちできず ガックリきて そのまま放置

コチラは改めて聴き直しても、ウチのシステムでは どうも違う って感じですねぇ・・ ウチでは粗暴な迫力がでません  ロックも難しいわけです

 

  入手困難な盤と云われた STANLEY CLARKE JOURNEY TO LOVE スタンリークラーク

音楽雑誌だったか?オーディオ雑誌だったか? 或いは音楽紹介本だったか?  何かの本でコチラのスタンリークラークジャーニ トゥ ラブ というアルバムは入手困難な盤だから もし見つけたら絶対ゲットすべし! みたいな記事(恐らくは20年以上も前)を読んで、ヘェ~ そりゃ 見つけたら入手しよう と思い、結構苦労して入手したような記憶。 しかしながら近年はアナログ盤でもチョクチョク見掛けるし どうって事ない様子もあり、あの記事を書いた評論家は今どうしている?

コチラも他と同様で、せっかく苦労して入手したのに自宅のショボいステレオで聴いたら思いっ切り期待外れで そのまま放置 という感じ

  が、しかし、、 

     コチラをあらためて聴くと、、 

          コリャ スゴイ!!  

もしかすると所有するフュージョン系CDでのナンバーONEかも? スタンリークラークがリーダーとなって ギター、キーボード、ドラム、ブラスセクションとそれぞれが超一流の凄腕ミュジシャンが入れ代わり立ち代わり 

チックコリアも御自身のリーダーアルバムだと何となく”力み”が感じられる気がするのですが、コチラではゲストという気楽さ?もあり完全にリラックスしてスタンリーとマクラフリンとの共演を楽しんでいる雰囲気で、こんなに軽やかなコリアは他では聴いた事がない位  このトリオ演奏の何という強力なドライブ感 ドラムもパーカッションも無いギター・ベース・ピアノだけのトリオなのに 凄まじいほどグイグイ引っ張られる疾走感  数曲に マエストロ = スティーブ・ガッド先生も入っているわけですが、当然というか案の定というか 絶頂期のガッド先生は唯一無二、他の追従を一切寄せ付けない 最高のノリですわ 圧 巻

   多分コチラも雑誌のオススメだったかも? PHOEBE SNOW ヒィービースノウ

恐らくはコチラも雑誌の新譜CDの紹介で絶賛されて入手したのじゃないかと思われますが、、

この表紙からすると 多くの人が手を伸ばす ようには感じには見えませんけどねぇ・・ それを押し切ってまで入手した所からすると よほど強力にプッシュされたのかも?? そこまでしても 自宅に戻り ショボいステレオで聴いたら やっぱり期待外れ だったのでしょ~ すっかり存在すら忘れ去っておりましたわ

 で、あらためて聴き直すと、、 

    コレも また ビックリ ですわ!!  

         スッゲー音が良い

それもそのはず、私の大好きなプロデューサー兼エンジニアのPhil Ramone フィルラモーン でした 更には凄腕ミュージシャンも豪華参加しており、コレが悪かろう筈がない!! 

 ※ コチラも最高のフュージョン系アルバムでしたわ~

 

いやはや今回は実に大収穫でした

過去にショボいシステムで聴いてガックリきたCDが、現行の球アンプと多少まともなプレーヤで聴き直したらビックリする銘盤(自分にとって)だった事が判明しました

まだまだ発掘するお愉しみが埋まっているようです~


蘇る 休眠盤CD DCD-1500AE+ESS9018 Todd Rundgren,SOUL BALLADS,Helen Merrill,etc

2023年06月14日 | 音楽

球アンプに 目覚めて そろそろ1年になりますかねぇ・・

それまではトランジスターアンプでハイレゾサウンドを追及をしてきたわけで、とにかく解像度を上げる事が課題でした それゆえ16bit/44.1kHzの通常盤CDをそのまま再生する事はなかった。ところが”球アンプ”を使うようになって、解像度アップよりも『音楽そのものを美音でゆ~ったりと聴く』ことを楽しむように代わってきたわけで、再び通常盤CDを再生するためにDENON DCD-1500AEを入手したわけでした。そのDCD-1500AEは単体でもそこそこのレベルで楽しむ事は出来たのですが、そこは悲しいかな マニアの性癖( さ が )が沸き起こり D/Aコンバーターを繋いでみたらどうなるだろう?という冒険心が!

コチラも数年間放置されたままになってきた かつてのD/Aコンバーターの最高峰と云われたESS9018 が登場  

 DCD-1500AEのDIGITAL OUTから同軸ケーブルを通して上側のESS9018に接続

いや~ コリャなかなか良い組合せでしたわ!!

ネット検索ではDCD-1500AEをトランスポート使用しているレビューもあったりするので 同じような考えも方もいらっしゃるようで安心しました 以前このD/Aコンバーターを常用している時には各種フィルターの切替によるサウンド変化が全く判らなかったのですが、完全なるA級アンプであるシングル球アンプだと わずかな違いまでも聴き取れるのは驚きです

  現状のシステムがコチラ

アンプが小振りで 見た目には物足りない感 はあるもののサウンド的には マズマズの上質サウンドになっておりますヨ~

  で、ココからが本題なのですが、、

こうして通常盤CDを楽しむシステムが整ったところで、死蔵盤?というか 休眠盤?と云おうか  数十年以上も放置され 二度と聴くことは無いと思われCD棚の隅っこに追いやられたCDを発掘してみたわけです

購入時には それぞれに思い入れがあって、期待を込めてプレーヤーに乗せたものの 自分の期待していたサウンドとは異なるモノが現れ ガックリきてそのまま放置 という感じ

  コレはスゴイぞ Todd Rundgren トッド ラングレン

ご本人やファンの方には全く申し訳ないのですが、トッド ラングレン については知識が無いのです。その当時(多分80年代後半)、ヨーロッパ系の若手ミュージシャンバンドがラテン系ビートを込めたファッショナブルサウンドが流行っていて WORK SHY というバンドの『 I SAW THE LIGHT 』という曲が何かのCMに使われヒットしてました。 その作曲家がトッドラングレンと判って、きっとこの人なら相当スゴイ曲があるに違いないと考え 六本木WAVEで物色して入手した記憶です

今と違って、昔はネット検索も配信も無いので未知のアーティストの作品情報なんてのは音楽評論家の雑誌記事とかラジオ番組の特集でもなければ得られなかったわけでCDを選ぶのも『 賭 け 』みたいな感じでした。恐らくは自身の期待とは異なるサウンドだったので放置されてきたと思いますが、コレは録音状態も良好でスッキリと伸び伸びした快適サウンドですわ~ ロックながら深みも感じました~

  ソウルトレインなんてTV番組もあった SOUL BALLADS

曖昧な記憶ながら、恐らくは70年代後半から80年代にかけてディスコブームがありましたねぇ・・ 薄暗いダンスフロアにけたたましい大音量の音楽とミラーボールの目まぐるしい照明のなか踊りまくる  黒人の男女が次々に激しいダンスを披露するSOUL TRAIN ソウルトレイン というTV番組もありました~

ダンスミュージックはアップテンポでしたが、黒人ボーカルが ゆっ~たり と歌い上げるのが SOUL BALLAD ソウルバラード でして コレもなかなか 渋 い 趣 き のある音楽です。結構 奥が深くて極めるのが大変だったので手っ取り早くダイジェスト的に聴いてみたのがコチラ  黒人独特の 切なさ?というか、訴えかける ように歌いかけてくる力強さもキュンときますわ~

  たしか、 ニューヨークのため息 Helen Merrill  ヘレンメリル   

コチラはJAZZファンなら御存知の有名盤ですネ 本来ならばブルー系の顔写真のアルバムなんですが、恐らくはコノ盤の方が安かったのだと記憶。 安かったせいか音質が良くなく MONO盤だったこともあって そのまま放置してあったのだと思われます  球アンプで聴くと、ボーカルがより一層 魅力的に聴けるので、同じ盤でも 美声が耳元に迫ってくる感じ  まさにニューヨークのため息 ですわ!!

  ブラジルの民族音楽 BRAZIL ROOTS SAMBA

多くの方々はブラジル音楽と云えば サンバ、ボサノバ と連想されることでしょう そして恐らくはボサノバの方がより知れ渡っているので 多くはボサノバを思い浮かべているだろうと思います。ボサノバは新しい音楽なので、サンバよりも 洗練され おしゃれな雰囲気のサウンドになってるわけです。

記憶が定かではないのですが、、 何かの雑誌で音楽の新譜CDの紹介で評論家?が賞賛していたのでわざわざ探して入手したCDだったと思うのですが、思いっ切り期待を裏切られたのだった と思います。当時 私自身もサンバとボサノバを混同しており 洗練されたお洒落な 音楽を期待したわけですが、コチラは本物のサンバだったわけです。本物のサンバとは表題に書いたようにブラジルの民族音楽なわけで 我が国で云えば民謡みたいな感じでしょうか、なので土着の感じが強くドッシリした印象です 洗練された軽やかなサウンドではないのです!! コチラも球アンプで聴くと 暑く濃密な空気感を感じます

  ラウンジ サウンドも流行りましたネ~ JAMES LAST

コチラは80年代後半ですかネェ~ 世間一般にはなっていませんでしたが、一部の音楽ファンにはLOUNGEラウンジ というジャンル?(カテゴリー?)が結構 流行っておりました

そんな当時 タワーレコードとかには LOUNGE ラウンジ を集めたコーナーとかもあったような記憶がありまして 恐らくはそこで入手したと思います。しかし全体的に何となく単調な雰囲気でヴァリエーションが少ない印象で そのまま放置   改めて ゆったりとそれぞれの楽曲を聴き込んでみるのも球アンプならではの お楽しみ という感じですかねぇ

  コレは古い フュージョン DAN SIEGEL ダン シーゲル

コチラはひょっとすると1982年に初めてCDが一般発売されるようになってから、それほど時間が経たずに入手したものじゃないかと思います(あくまで曖昧な記憶ですから真偽のほどは??)

CD発売早々は それほどタイトルも多くなく、コレ欲しい! と感じる盤が少なかった。そんな折に、ようやく発売されたフュージョン モノです。レコードでは聴いていた盤なので マア期待通りだったような・・

その後は新譜発売が本調子になり毎月ドッサリ発表されるようになり、早々に新譜CDに圧されて隅っこに追いやられたものと思われます。 当時は海外旅行なんて夢の夢みたい感じで、こんな白砂のビーチの小屋なんてのは遠い夢の世界でした~ 

 

いやはや、まだまだ休眠盤やら死蔵盤が CD棚の隅っこに放置されておりますので まだしばらくは お楽しみが続きそうですわ~ 


ヴァイオリン協奏曲の楽しみ その2

2021年12月22日 | 音楽

たいして多くの交響曲を聴いたわけでもないですが、一般的に知れ渡っている有名な交響曲というのは  どうも大袈裟過ぎて好きにはなれなかったのですが、、、

ところが最近になって  目覚めたのが、協奏曲コンチェルトです    

         実に  楽しいですわ~

短い(ちょうど良い長さ)ばかりでなく、随所に聴きどころが押し込められてる って感じですネ 交響曲では封じられたアイデアや技巧が、協奏曲では余分な制約が無くなり  自由自在に好き放題できる?てな感じですかねぇ

マズは  ショスタコービッチの協奏曲に始まって、今の所はストラヴィンスキーに辿り着いております。

で、前回はストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲をヒラリーハーン盤を聴いた印象を書いたのですが、いささかお上品にまとまってしまい”ノリ”が感じられず物足りない印象がありました。

以前にショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲で聴いたヴェンゲロフ盤ならば”ノリノリ”なんじゃないか? と 探してみたら簡単に見つかりました~

    コレじゃ!! コレよ!!  ノリノリだわさ 

やっぱりロシア作曲家の作品はロシアの指揮者と演奏者でなけりゃ って感じかも?

ちなみに使用楽器をみると、やっぱり1727年製のストラディバリウスです。という事はまたしてもヘネシー財団からの借り物楽器か?

それでは、果たしてテンポはどうなっているのだろう?とヒラリーハーン盤とヴェンゲロフ盤での演奏時間の比較してみると、、、

   ◎コチラはヒラリーハーン盤

   ◎コチラがヴェンゲロフ盤

へぇ~ ヴェンゲロフ+ロストロボーヴィッチの方がゆっ~くりしていたのですねぇー 意外な感じ(但し第二楽章アリアだけはヴェンゲロフ盤が早い) 

楽章によって早くなったり、ゆっくりしたりと、指揮者によって聴かせ方が異なるっていうのも面白いところですネ~

 

 ◎  コレとは別に、最近のヘビーローテーションを紹介しますと、、、

   ベートーヴェンの室内楽曲です。

いかにもモーツアルトのデヴェルティメントとも感じられる?ような優しく流れる美しいメロディで  BGMにはピッタリです!! 

一般に知られている『だいく』こそがベートーヴェンの代表曲という方には論外な楽曲かも知れませんが、こんな軽やかな楽曲も沢山あるのがベートーヴェンのスゴイところです。

6~8名のアンサンブルというのも  頃合いの  ちょうど良い響き  がしますネェ~  コチラもどの位の楽曲があるのか判りませんが、もう少し探求する必要アリと感じております。

いやはや、まだまだ、探せば 探すほど、お好みの楽曲が浮かび上がってくるわけで

 

   また来年も、更なる探求が続きそうですわ~


ヴァイオリン協奏曲の楽しみ 

2021年12月10日 | 音楽

少し前にショスタコービッチヴァイオリン協奏曲に出会い、新たな音楽の楽しみを発見したわけなんですが、、、 

大作曲家の代表作として紹介されるのはオーケストラ交響曲が一般的ですが、私自身の好みからすると  交響曲というと余りにも大袈裟過ぎてイマイチ興味が湧きませんでした。 

なので、これまでは小編成の室内楽をメインに楽しんで参りました。ところが今回ヴァイオリン協奏曲に出会い、オーケストラ楽曲でもグイグイと引き込まれる楽曲もある事が判り、益々お楽しみの輪が広がった気がします。

 ◎で、新たに入手したのがコチラ

ストラヴィンスキーヴァイオリン協奏曲です。

クラッシックの楽曲では演奏者や録音状態により、同じ曲でも随分と異なる印象になる場合が多いです。そこで、同じ楽曲の演奏者やら録音状態によるランク付けしたサイトもあります。

そのなかでコチラのヒラリー・ハーンのCDが高評価となっておりましたので選んでみたわけです。

第四楽章がお楽しみの楽曲なのですが、、、

確かに録音状態も優秀では楽しいのですが、期待したノリノリ感物足りない気がしました。ヴァイオリンもオーケストラもお上品にまとまってしまい、アッサリ仕上がった印象です。

 

ならば、ヴァイオリンの演奏者によるサウンドの違いはどんな感じになのか? を聴き比べたくなりました。

手持ちのCDを漁ったところ以下の3枚が見つかりました。

それぞれピアノソナタだったり協奏曲だったり、更には録音時期が大きく異なるわけですから比較するなんて ほとんど意味の無いことのようにも思えますが、取り敢えず実行してみました。

名ヴァイオリニストと云えばマズ挙げられるでしょう  ハイフェッツです!

さすがに1942年の録音ですから先程のヒラリーハンとは60年以上の時代差があるわけで、とても比較はムツカシイわけで、しかも最近のデジタル録音と初期のアナログ録音ですからねぇ~  

しかしながら明確なのはハイフェッツ太いサウンドですネ~ 

      力強い響きを感じます。

 

   ◎ お次に登場するのはグリュミオーですわ 

余程のクラッシックファンか、ヴァイオリンの愛好者ならば良く御存知でしょうが、一般には余り知られていない演奏者でしょう。わが師と仰ぐクラシックの先生がお好みだというので初めて知ったのですが、グリュミオーのヴァイオリンは柔らかふくよかな響きがしております。

コチラも1955年の録音ですから芯の有る太いアナログサウンドなので余計に奥深い響きを感じるのかも知れませんネ

 

 ◎ 最後はパールマンです

コチラは明快です!! 

      カチッとエッジが立ったサウンドです!!

恐らくは楽曲によって異なる表現もされるのでしょうが、コノ曲での力強いエッジの立ったサウンドは小気味いいですわ 

 

 

こうなると、どうしても男性ヴァイオリニストによるストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなりました。

ネット検索すると、ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲でノリノリだったヴェンゲロフとロストコヴィッチの録音もあるようなので是非ともそちらを聴いてみたいと思います。願わくば、またヘネシー財団から借りた年代物のストラディバリウスを思いっ切り弾いてくれていると楽しいのですが、、、

  いやはや、まだまだお楽しみは続きますヨ~


秋の夜長に ノリノリのサウンドは?

2021年11月20日 | 音楽

先日は、ほぼ皆既月食なる天体ショーを楽しんだわけです。

数日前から月の出始め方位や角度を確認し当日を迎えたのですが、、 満月から徐々に欠けてゆくものと想像していたら  ナ、ナ、ナント 初めから殆ど欠けた状態(新月っていうんでしょうか?)で現れ  意表を突かれましたわ~ 

では本題に入りまして、、、

以前のブログではベートーヴェンのストリングスカルテットを絶賛したのですが、最後に少しだけショスタコービッチも紹介しました。

私自身も少し前に、たまたまラジオから聞こえてきて音楽がショスタコービッチだった事から目下のところ集中的に聴いているわけなんです。

 なので、話の流れからしてストリングカルテットを聴いてみたわけです

YouTubeとか検索すれば簡単に試聴できてしまうのですが、知らずに初めて聴く方が新鮮な気がしますので、コチラを試聴

これまで聴いてきたモーツァルトとかベートーヴェンの弦楽四重奏とは、全く趣きを異にする音楽です。私が求める「軽やかで明るい、流れるような音楽」とは随分と異なる音楽でしたわ~ コノ感じは、ひょっとするとキースジャレットがお好きな方ならお好みなのかも?知れないと想像しました

   ◎ 続いてはコチラ

コチラもストリングカルテットです。

 弦楽四重奏曲 第14、15番ですが、矢張り7~9番と同様な感じでした

但し、コチラには驚愕の楽曲が入っておりました!!

多分クラッシックファンなら聞き飽きた?くらいの話でしょうけれど、知らずに初めて聴いた者は少なからず驚かされる(度肝を抜かれる!)のではないでしょうか!!

それは、4,5曲目にある ”TWO PIECES for string quartet Op.36" です。

コレを聴いた時、「あれっ これって、ドビュッシーの子供の領分にそっくりじゃないの?」と思い、慌てて当該CDを聴いてみたら やっぱり間違いない と確信できました。

しかし、それにしても、これ程にそっくり(というかパロディなのか?)の楽曲を堂々と発表しても良いものなのか~  ロシア人はフランス人が嫌いなのか? 仮に大先輩をリスペクトしての作品だとしてもこうはならんだろう等々アレコレ邪推してみたわけですが、、、 ビックリでしたわ

 

弦楽四重奏は、どうも好みではない感じがしましたのでコンチェルトを試してみました!

CDの図柄からしても、絶対に愉快な音楽じゃない事が明確なんですが、、

たまたまチェロ協奏曲で クラッシックファンでなくても名前を知っている ヨーヨーマ がソリストなんで聴いてみました。

交響曲や協奏曲は先程の弦楽四重奏とは趣きが異なり、かなり楽しめる感じがします。特に重低音と高音域にポピュラー音楽のエッセンスを感じます。 私の様な偏ったオーディオマニアは、音楽そのものよりもサウンド単品(解説はムツカシイですが『音』が好き)に興味があったりしますのでコチラは十分に楽しめます。

 

で、最後の一枚が コリャまた強力です!!

  ◎  ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲です。

ヴァイオリン コンチェルトの第1番

赤線を付けた第二楽章 コレが物凄いです!!!

とにかく 激しく 力強く 早く早く 

正に「楽器を壊さんか!」と言わんばかりに激しく弾きまくる

で、青線の囲み と 黄色矢印

そのヴァイオリンが借り物ストラディバリウスですわ~

  ★なんと200年以上も前に作られた銘品

日本語ライナーは誤字です 正しくは1727年でしょ~

勝手な推測なんですが、ヘネシールイヴィトン財団の楽器管理者は『チョーッと 待ってヨ そんなに激しく弾いたら壊れちゃうでしょ』と冷や冷やしてステージを見守っていたのじゃないでしょうか~

     いやはや、とにかく この楽曲はスゴイですわ

ソロ以外のパートにも  超ノリノリの楽章もありJAZZファンにも存分に楽しめると思います!!

また、クラシックファンの方々は当該曲をコンサート会場で じっとして聴いていらっしゃるのか(身体でリズムをとるのか)を確かめたい感じですね~

世の中には、まだまだ 楽しめる音楽が潜んでいるようですヨ~   秋の夜長を  お楽しみくださいませ


秋の夜長に ベートーヴェンかなぁ・・

2021年11月05日 | 音楽

長く続いた  厳しい夏の暑さ も過ぎ去り、

        ようやく秋の深まりつつある  この頃ですが、、

とは言え、日中は20℃を越える陽気で日差しも強く汗ばむ程でもあります。

それでも夜になれば、めっきり肌寒さを感じる秋の夜長となるわけですネ~

こんな秋の夜長には、とびっきりの音楽を聴くのが一番

 ◎ というわけで始めに紹介するのが、ナント ベートーヴェンですわ

恐らく 多くの方々は、小学生(中学?)時代の音楽室に飾ってあった恐ろしい肖像画の印象と、極めて偏った楽曲紹介による『ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン』の運命と毎年年末になると飽く事も無く繰り返される『だいく』のイメージしかないのではないかと思われますが、、  実は  そんな事は無くて、とっても親しみやすく、かなり気持ちの良い楽曲も沢山ある(私自身も開拓途中です)のです。

コチラはベートーヴェンのストリングカルテット=弦楽四重奏のBOXセットです。

このところリフォームに関してはコストパフォーマンスの高い作業(すなわち安上がりながら見栄えが良くなる)を紹介しておりますが、コチラも御多分に漏れず極めてコストパフォーマンスの高い商品なんです!!  7枚入りCDボックスが送料込みで1200円ほど  ましてや正真正銘の正統派のアルバンベルグカルテットですから、間違いありませんヨ

かつてはモーツァルトの弦楽四重奏のディベルティメントをBGMとして連日流し聴きしておりました。とにかく邪魔にならず、軽やかに流れるような、まさに快適音楽の象徴みたいな楽曲です。そしてコチラのベートーヴェンのストリングスカルテットも、それに近い様な楽曲も多く含まれておりますヨ~ 

果たして、それが正しい鑑賞方法か?と問われると、多分正しくはないだろうと思われますが、、

私の場合は、この全曲集から自分の好みの長調ばかり、さらにはアダージョ系の楽曲のみを抽出して聴いているわけです。 モーツァルトのディベルティメントの場合は4つの楽器が自然に織り合ってハーモニーしているのですが、ベートーヴェンのストリングスカルテットは、そんな簡単なハーモニーではありませぬ!  バイオリンとチェロが異なるメロディを奏でながらも、それらが美しくハーモニーしているという高度な技法が駆使されておりまして、ただ聴き流すだけも良し、 じっくり高度な技法を楽しむも良し、という やっぱりベートーヴェンはスゴイですわ~

 

一気に替わって、コチラは正統派のJAZZです

多分JAZZファンならずとも、デュークエリントンとかカウントベイシーという名前は聞いたことがあるんじゃなかいと思いますが、いかがでしょうか

 ◎ で今回はカウントベイシーの楽曲を紹介します。

中学生か高校生の頃にFMラジオなんかで盛んにJAZZを聴いて自分の好みの楽曲をリストアップしておりました。恐らく その当時に なんて良い曲なんだろ~ と記憶に残した1曲だったと思われますが、、  

それ以来、数十年も時折想い出しては聴きたいナァ~と思っておりました。最近になって再びラジオから、この曲が流れてきて「ああっ  やっぱり良い曲だなぁ!!」 と感慨ひとしお    

昔は、演奏者と曲名が判ったとして早々簡単にレコードなんか入手できなかったのですが、今はチョイと検索したらスグにCDでも配信でも簡単に入手できちゃう便利な世の中になりましたねぇ

この矢印の楽曲が、とっても良い曲です(と云うか、この一曲が聴きたいわけです) 

   ★  ビッグバンドJAZZながら、超スローペース

   ★  なかでもフレディグリーンのギターが秀逸ですわ

あとTpのソロも良いですネェ~ こういったスローの曲だと、やたら歌い上げちゃう というか盛り上がたりしがち?  なんですが、、、

    あくまでクールなミュートサウンドに徹していらっしゃいます  凄腕 

 

最後は 最近のお気に入り!!

ショスタコービッチという作曲家の名前は聞き覚えはある という方もいらっしゃるでしょう

私自身も最近までは名前だけは聞いたことはある程度のことだったのですが、たまたまラジオで耳にしてから一気に惹きこまれております。

クラシックというと先に紹介したモーツァルトとかベートーヴェンなんかを連想して、普段我々が耳にしているポピュラー音楽とは一線を画すモノとして捉えがちです。 そんなクラシックの作曲家ながら、極めてポピュラー音楽にも近い(というかポピュラー音楽の要素を多分に取り込んでくれている)という印象がありまして馴染みやすいんじゃなかいと考えてます。

コチラもコストパフォーマンスを考えCD2枚組です!! (全く意味は無いですがネ)

恐らくは、このピアノとトランペット協奏曲も代表作の一つだと思いますが、かなりの手応えと聴き応えのある大作です。

同じよう?にバイオリン協奏曲やらチェロ協奏曲もあるようです。YouTubeにてヒラリーハンのバイオリン協奏曲を試聴しましたが、なかなかスゴイです!!

実のところ、ショスタコービッチについては まだ殆ど知識が無く偉そうな事は言えませんが、掘り起こしていけば  かなり面白い楽曲に出会える可能性があり楽しみです。

クラシックというと大編成のオーケストラのイメージが強いですが、私としては弦楽四重奏とか小編成の楽曲の方が好みなので今後はそっち系を模索してゆこうと計画しております。

  いやはや、秋の夜長に良い音楽を聴こうとすると、

     いくらでも掘り下げられるわけで

        相変わらず  ドロ沼  にはまり込みそうです~


Miles Davis 、 Cliford Brown 、 大野俊三

2021年02月04日 | 音楽

緊急事態宣言が延長となり、またまたステイホームが長引きそうですが、、、

仕方ないですから、こんな時期には以前から気になりつつも聴くチャンスのなかった音源をチャックしてみることにしました。

まさに名盤というか、記念碑的な問題作というか意欲作というか、、、 とにかく今から50年も前に革新的な超斬新な取り組みというか、信じられない程の新しい音楽を追い求めておられますわ~  多少時代がズレているかも知れませんが私が中学生の頃、アスペクト・イン・ジャズというFMラジオ番組があり油井正一氏が毎週アレコレのジャズを紹介してくれ熱心に聞いておりました。そのなかで当時のMilesの先進的なアルバムも紹介されており『電化サウンド』と表現されて、ようやくオーソドックスな4ビートが楽しめるようになった中学生には、とても受け入れられる音楽ではなかった記憶があります。

それから50年近く経った今になって聴く「ビッチェズブリュ」は物凄くカッコいい音楽になってます。正しい表現なのか怪しいところですが、このところ好んで聴いている Robert Grasper の演奏する、始まりも無くタイトルとなるメロディも無く、ただ気持ちの良いグルーブだけが続く音楽の原点が ズバリこの「ビッチェズブリュ」なんじゃないかと感じております。

ここからは蛇足になりますが、、、  

Milesというと、いつも不機嫌そうで怒っているような写真ばかりの印象でしたが、この「ビッチェズブリュ」のライナーノーツには実にリラックスした楽しそうな写真がありました。

 

で、ガラリと代わり、ここからはクリフォードブラウンです。

若くして交通事故?で亡くなられたトランペッターとして有名ですが、この with strings アルバムが凄く良いですね  まさに、朗々と歌い上げる奏法というか、これが20代前半の若者の演奏か?? と妙な感じがしてきますね  落ち着き過ぎな気もしますが、、、気持ちの良いサウンドです!!

 

最後に大野俊三です。

このアルバムのなかの1曲が ズーッと記憶に残っていて、気になってしょうがなかったのが  ようやく入手できました。 40年も前の作品なんですが、恐らく当時はジャズからフュージョンの流れが始まった頃だったんじゃないでしょうか。と同時にレンタルレコードの友&愛というアナログレコードをレンタルする業者が出始めたような記憶もあります。なので恐らく、たまたま借りたレコードがコレで、その2曲目「You First」が妙に記憶に残ってしまった?ということだったのかも知れませんが、、、 何度繰り返し聴いても心地よいメロディラインだと感じております。

 

以上 何故かトランペットのアルバム3枚でしたが、それぞれに異なる楽しみがあり  お気に入りになっております。

まだまだ聴いていない名盤があるでしょうから、新たに発掘する喜びをステイホーム中に楽しむことにいたします。 


好きな音楽たち 挾間美帆、Vince Mendoza、Robert Grasper、John Coltrane

2020年03月11日 | 音楽

 ここ数か月間に入手したCDを紹介

 

かなりお気に入りの楽曲もありまして、充実した音楽生活が過ごせます。

 

コチラは海外で活躍している日本の才女です。国内でも大活躍(芸能界ではなく音楽業界なのかな)されているようなのですが、あまり一般には知られていないのかも、、、

私の大好きな、やたらと複雑に手の込んだ和声アレンジが特徴で、シンフォニック・ジャズという形式?というか目新しいカテゴリに分類されるのですかね、、    以前に紹介したアルゼンチンのnora salmoriaとも通じる複雑なアレンジに引き付けられます。

そのシンフォニック・ジャズというカテゴリを検索すると、どうやらコチラも聴かなければならないようです。 なんとなく以前から その名前だけは折々に聞いてましたが、特段の興味は持たないままでいました。今回初めてyoutubeで検索してみると、アラ まぁ~  コレは とっても好いですネ!!  

と、いうわけで   Vince Mendoza です。多くのCDアルバムがあるなかで、いちばん『 浮 遊 感 』が高そうな コチラ を選びました。 米国のJAZZギタリスト John Scofield をフューチャーしたメトロポールオーケストラとの共演作です。

 

この写真で解る?ように、大きくて音の良さそうな広々した大きなスタジオで 『 響 き 』を大切に録音されております。ジャズとクラシックの録音は基本的に異なっており、ジャズは楽器にオンマイクで録る、 クラッシックは会場の響きを録る って感じなので、一般的なジャズアルバムは直接音だけを録音されていますが、コチラの作品は美しいクラシックの手法で録音されており、美しさ(浮遊感も)が際立っております  す ば ら し ~

 

 浮 遊 感  と言えば、コチラもかなりです!!

とは言え、当初 Robert Grasper を聴くまえは、 エ~~ HIP HOP てのは黒人のラップとか、そういった類の チョット私には無関係な音楽なんじゃないかと拒絶したのですが、、、

いざ聴いてみると、こりゃあ いいわ~  って感じですわ・・・

youtubeで検索すると しっかりした実力を兼ね備えており、過去のジャズを網羅した上に立脚して この先の可能性を探求している感じですかねぇ   リハーサルかウォミングアップかで4ビートを演っていたのですが物凄く上手でビックリしました。

70年代にジャズ界で起こった 電化サウンド が、40数年経って ひとつの到達点というか、集大成なのかもと感じました。

その Robert Grasper が、電化サウンドを一旦離れてアコースティックに戻ったトリオ編成のアルバムです。

わざわざ古い雰囲気の残ってる(だろうと想像してます) Captol studio で録音してます。

ひょっとしたらアナログで録音したのでしょうか?? かなりアナログ音を意識したサウンドという気がします。

 

つい最近まで コルトレーンに こんな素晴らしいバラードがあるとは知りませんでした。

これまで JAZZアルバム必聴盤とか推薦盤を紹介する本は大体 目を通しているつもりですが、このアルバムを紹介している記事には見覚えがありませんでした。

そもそも、ケニーバレルとコルトレーンのデュオなどという演奏は かなり珍しい組み合わせなんじゃないかと思います。

このなかの 一曲で、「 WHY WAS I BORN 」という3分チョイの短い曲なのですが、コレは良いです!!!

またメンバーが凄いですからネェ・・・   マイルス絶頂期(かな?)の面々です

いやはや、まだまだ 掘り起こせば  知らなかった 名曲や名演奏に出会うことができそうです

         楽 し み       楽 し み       し  め   し   め


アーチーシェップ Archie Shepp クワイエット・ドーン Quiet Dawn 夏の終わりに聴きたい、、、

2019年09月20日 | 音楽

  Archie Shepp     Quiet Dawn

猛暑、猛暑に加えて、さらに残暑が長引く とても厳しい夏でしたネ

とあるラジオ番組で『夏の終わりに聴きたい曲』を特集しておりました。

その番組では、かなり厳選された選曲というかジャンルにとらわれない 普段はほとんど耳にすることのないような 隠れた名曲を紹介してくれるので、いつも楽しみに聴いております。

そして、この曲がラジオから流れてきた時は、思わず 一気に その音楽に引き込まれました。

     ヒエ~      スッ、スゴイ    

               まさしく 夏の終わりに聴きたい曲   そのもの

 

若い頃からJazzを聴いており 一応は アーチーシェップ という名前だけは存じておりました。しかし、どちらかと言えば本流からは少し外れた アバンギャルドというかフリーにも近い印象があり、ほとんど聴いたことはありませんでしたが、、、

 

 

1972年のNY録音ですネ、、 元々の本流Jazzファンからは見向きもされなかったのかも知れませんが、コレは素晴らしい名曲です。

ゴージャスなストリングス入りの大編成バンドで、10曲目の「クワイエット・ドーン」では 情熱的なスクリーンミュージック(?)を聴かせてくれます。

 

なかでも参加ミュージシャンのなかに 中央付近に一人だけ可愛い女の子が写っております。この子の歌声も なお一層この曲を魅力的にしているのだと思います。加えて、ジミー・ギャリソンのベースがドッシリと全体を支えてくれています。

イヤ~ 久々に 素晴らしい曲に出会えた気分です、、、 満足です~