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秋の夜長に ベートーヴェンかなぁ・・

2021年11月05日 | 音楽

長く続いた  厳しい夏の暑さ も過ぎ去り、

        ようやく秋の深まりつつある  この頃ですが、、

とは言え、日中は20℃を越える陽気で日差しも強く汗ばむ程でもあります。

それでも夜になれば、めっきり肌寒さを感じる秋の夜長となるわけですネ~

こんな秋の夜長には、とびっきりの音楽を聴くのが一番

 ◎ というわけで始めに紹介するのが、ナント ベートーヴェンですわ

恐らく 多くの方々は、小学生(中学?)時代の音楽室に飾ってあった恐ろしい肖像画の印象と、極めて偏った楽曲紹介による『ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン』の運命と毎年年末になると飽く事も無く繰り返される『だいく』のイメージしかないのではないかと思われますが、、  実は  そんな事は無くて、とっても親しみやすく、かなり気持ちの良い楽曲も沢山ある(私自身も開拓途中です)のです。

コチラはベートーヴェンのストリングカルテット=弦楽四重奏のBOXセットです。

このところリフォームに関してはコストパフォーマンスの高い作業(すなわち安上がりながら見栄えが良くなる)を紹介しておりますが、コチラも御多分に漏れず極めてコストパフォーマンスの高い商品なんです!!  7枚入りCDボックスが送料込みで1200円ほど  ましてや正真正銘の正統派のアルバンベルグカルテットですから、間違いありませんヨ

かつてはモーツァルトの弦楽四重奏のディベルティメントをBGMとして連日流し聴きしておりました。とにかく邪魔にならず、軽やかに流れるような、まさに快適音楽の象徴みたいな楽曲です。そしてコチラのベートーヴェンのストリングスカルテットも、それに近い様な楽曲も多く含まれておりますヨ~ 

果たして、それが正しい鑑賞方法か?と問われると、多分正しくはないだろうと思われますが、、

私の場合は、この全曲集から自分の好みの長調ばかり、さらにはアダージョ系の楽曲のみを抽出して聴いているわけです。 モーツァルトのディベルティメントの場合は4つの楽器が自然に織り合ってハーモニーしているのですが、ベートーヴェンのストリングスカルテットは、そんな簡単なハーモニーではありませぬ!  バイオリンとチェロが異なるメロディを奏でながらも、それらが美しくハーモニーしているという高度な技法が駆使されておりまして、ただ聴き流すだけも良し、 じっくり高度な技法を楽しむも良し、という やっぱりベートーヴェンはスゴイですわ~

 

一気に替わって、コチラは正統派のJAZZです

多分JAZZファンならずとも、デュークエリントンとかカウントベイシーという名前は聞いたことがあるんじゃなかいと思いますが、いかがでしょうか

 ◎ で今回はカウントベイシーの楽曲を紹介します。

中学生か高校生の頃にFMラジオなんかで盛んにJAZZを聴いて自分の好みの楽曲をリストアップしておりました。恐らく その当時に なんて良い曲なんだろ~ と記憶に残した1曲だったと思われますが、、  

それ以来、数十年も時折想い出しては聴きたいナァ~と思っておりました。最近になって再びラジオから、この曲が流れてきて「ああっ  やっぱり良い曲だなぁ!!」 と感慨ひとしお    

昔は、演奏者と曲名が判ったとして早々簡単にレコードなんか入手できなかったのですが、今はチョイと検索したらスグにCDでも配信でも簡単に入手できちゃう便利な世の中になりましたねぇ

この矢印の楽曲が、とっても良い曲です(と云うか、この一曲が聴きたいわけです) 

   ★  ビッグバンドJAZZながら、超スローペース

   ★  なかでもフレディグリーンのギターが秀逸ですわ

あとTpのソロも良いですネェ~ こういったスローの曲だと、やたら歌い上げちゃう というか盛り上がたりしがち?  なんですが、、、

    あくまでクールなミュートサウンドに徹していらっしゃいます  凄腕 

 

最後は 最近のお気に入り!!

ショスタコービッチという作曲家の名前は聞き覚えはある という方もいらっしゃるでしょう

私自身も最近までは名前だけは聞いたことはある程度のことだったのですが、たまたまラジオで耳にしてから一気に惹きこまれております。

クラシックというと先に紹介したモーツァルトとかベートーヴェンなんかを連想して、普段我々が耳にしているポピュラー音楽とは一線を画すモノとして捉えがちです。 そんなクラシックの作曲家ながら、極めてポピュラー音楽にも近い(というかポピュラー音楽の要素を多分に取り込んでくれている)という印象がありまして馴染みやすいんじゃなかいと考えてます。

コチラもコストパフォーマンスを考えCD2枚組です!! (全く意味は無いですがネ)

恐らくは、このピアノとトランペット協奏曲も代表作の一つだと思いますが、かなりの手応えと聴き応えのある大作です。

同じよう?にバイオリン協奏曲やらチェロ協奏曲もあるようです。YouTubeにてヒラリーハンのバイオリン協奏曲を試聴しましたが、なかなかスゴイです!!

実のところ、ショスタコービッチについては まだ殆ど知識が無く偉そうな事は言えませんが、掘り起こしていけば  かなり面白い楽曲に出会える可能性があり楽しみです。

クラシックというと大編成のオーケストラのイメージが強いですが、私としては弦楽四重奏とか小編成の楽曲の方が好みなので今後はそっち系を模索してゆこうと計画しております。

  いやはや、秋の夜長に良い音楽を聴こうとすると、

     いくらでも掘り下げられるわけで

        相変わらず  ドロ沼  にはまり込みそうです~


Miles Davis 、 Cliford Brown 、 大野俊三

2021年02月04日 | 音楽

緊急事態宣言が延長となり、またまたステイホームが長引きそうですが、、、

仕方ないですから、こんな時期には以前から気になりつつも聴くチャンスのなかった音源をチャックしてみることにしました。

まさに名盤というか、記念碑的な問題作というか意欲作というか、、、 とにかく今から50年も前に革新的な超斬新な取り組みというか、信じられない程の新しい音楽を追い求めておられますわ~  多少時代がズレているかも知れませんが私が中学生の頃、アスペクト・イン・ジャズというFMラジオ番組があり油井正一氏が毎週アレコレのジャズを紹介してくれ熱心に聞いておりました。そのなかで当時のMilesの先進的なアルバムも紹介されており『電化サウンド』と表現されて、ようやくオーソドックスな4ビートが楽しめるようになった中学生には、とても受け入れられる音楽ではなかった記憶があります。

それから50年近く経った今になって聴く「ビッチェズブリュ」は物凄くカッコいい音楽になってます。正しい表現なのか怪しいところですが、このところ好んで聴いている Robert Grasper の演奏する、始まりも無くタイトルとなるメロディも無く、ただ気持ちの良いグルーブだけが続く音楽の原点が ズバリこの「ビッチェズブリュ」なんじゃないかと感じております。

ここからは蛇足になりますが、、、  

Milesというと、いつも不機嫌そうで怒っているような写真ばかりの印象でしたが、この「ビッチェズブリュ」のライナーノーツには実にリラックスした楽しそうな写真がありました。

 

で、ガラリと代わり、ここからはクリフォードブラウンです。

若くして交通事故?で亡くなられたトランペッターとして有名ですが、この with strings アルバムが凄く良いですね  まさに、朗々と歌い上げる奏法というか、これが20代前半の若者の演奏か?? と妙な感じがしてきますね  落ち着き過ぎな気もしますが、、、気持ちの良いサウンドです!!

 

最後に大野俊三です。

このアルバムのなかの1曲が ズーッと記憶に残っていて、気になってしょうがなかったのが  ようやく入手できました。 40年も前の作品なんですが、恐らく当時はジャズからフュージョンの流れが始まった頃だったんじゃないでしょうか。と同時にレンタルレコードの友&愛というアナログレコードをレンタルする業者が出始めたような記憶もあります。なので恐らく、たまたま借りたレコードがコレで、その2曲目「You First」が妙に記憶に残ってしまった?ということだったのかも知れませんが、、、 何度繰り返し聴いても心地よいメロディラインだと感じております。

 

以上 何故かトランペットのアルバム3枚でしたが、それぞれに異なる楽しみがあり  お気に入りになっております。

まだまだ聴いていない名盤があるでしょうから、新たに発掘する喜びをステイホーム中に楽しむことにいたします。 


好きな音楽たち 挾間美帆、Vince Mendoza、Robert Grasper、John Coltrane

2020年03月11日 | 音楽

 ここ数か月間に入手したCDを紹介

 

かなりお気に入りの楽曲もありまして、充実した音楽生活が過ごせます。

 

コチラは海外で活躍している日本の才女です。国内でも大活躍(芸能界ではなく音楽業界なのかな)されているようなのですが、あまり一般には知られていないのかも、、、

私の大好きな、やたらと複雑に手の込んだ和声アレンジが特徴で、シンフォニック・ジャズという形式?というか目新しいカテゴリに分類されるのですかね、、    以前に紹介したアルゼンチンのnora salmoriaとも通じる複雑なアレンジに引き付けられます。

そのシンフォニック・ジャズというカテゴリを検索すると、どうやらコチラも聴かなければならないようです。 なんとなく以前から その名前だけは折々に聞いてましたが、特段の興味は持たないままでいました。今回初めてyoutubeで検索してみると、アラ まぁ~  コレは とっても好いですネ!!  

と、いうわけで   Vince Mendoza です。多くのCDアルバムがあるなかで、いちばん『 浮 遊 感 』が高そうな コチラ を選びました。 米国のJAZZギタリスト John Scofield をフューチャーしたメトロポールオーケストラとの共演作です。

 

この写真で解る?ように、大きくて音の良さそうな広々した大きなスタジオで 『 響 き 』を大切に録音されております。ジャズとクラシックの録音は基本的に異なっており、ジャズは楽器にオンマイクで録る、 クラッシックは会場の響きを録る って感じなので、一般的なジャズアルバムは直接音だけを録音されていますが、コチラの作品は美しいクラシックの手法で録音されており、美しさ(浮遊感も)が際立っております  す ば ら し ~

 

 浮 遊 感  と言えば、コチラもかなりです!!

とは言え、当初 Robert Grasper を聴くまえは、 エ~~ HIP HOP てのは黒人のラップとか、そういった類の チョット私には無関係な音楽なんじゃないかと拒絶したのですが、、、

いざ聴いてみると、こりゃあ いいわ~  って感じですわ・・・

youtubeで検索すると しっかりした実力を兼ね備えており、過去のジャズを網羅した上に立脚して この先の可能性を探求している感じですかねぇ   リハーサルかウォミングアップかで4ビートを演っていたのですが物凄く上手でビックリしました。

70年代にジャズ界で起こった 電化サウンド が、40数年経って ひとつの到達点というか、集大成なのかもと感じました。

その Robert Grasper が、電化サウンドを一旦離れてアコースティックに戻ったトリオ編成のアルバムです。

わざわざ古い雰囲気の残ってる(だろうと想像してます) Captol studio で録音してます。

ひょっとしたらアナログで録音したのでしょうか?? かなりアナログ音を意識したサウンドという気がします。

 

つい最近まで コルトレーンに こんな素晴らしいバラードがあるとは知りませんでした。

これまで JAZZアルバム必聴盤とか推薦盤を紹介する本は大体 目を通しているつもりですが、このアルバムを紹介している記事には見覚えがありませんでした。

そもそも、ケニーバレルとコルトレーンのデュオなどという演奏は かなり珍しい組み合わせなんじゃないかと思います。

このなかの 一曲で、「 WHY WAS I BORN 」という3分チョイの短い曲なのですが、コレは良いです!!!

またメンバーが凄いですからネェ・・・   マイルス絶頂期(かな?)の面々です

いやはや、まだまだ 掘り起こせば  知らなかった 名曲や名演奏に出会うことができそうです

         楽 し み       楽 し み       し  め   し   め


アーチーシェップ Archie Shepp クワイエット・ドーン Quiet Dawn 夏の終わりに聴きたい、、、

2019年09月20日 | 音楽

  Archie Shepp     Quiet Dawn

猛暑、猛暑に加えて、さらに残暑が長引く とても厳しい夏でしたネ

とあるラジオ番組で『夏の終わりに聴きたい曲』を特集しておりました。

その番組では、かなり厳選された選曲というかジャンルにとらわれない 普段はほとんど耳にすることのないような 隠れた名曲を紹介してくれるので、いつも楽しみに聴いております。

そして、この曲がラジオから流れてきた時は、思わず 一気に その音楽に引き込まれました。

     ヒエ~      スッ、スゴイ    

               まさしく 夏の終わりに聴きたい曲   そのもの

 

若い頃からJazzを聴いており 一応は アーチーシェップ という名前だけは存じておりました。しかし、どちらかと言えば本流からは少し外れた アバンギャルドというかフリーにも近い印象があり、ほとんど聴いたことはありませんでしたが、、、

 

 

1972年のNY録音ですネ、、 元々の本流Jazzファンからは見向きもされなかったのかも知れませんが、コレは素晴らしい名曲です。

ゴージャスなストリングス入りの大編成バンドで、10曲目の「クワイエット・ドーン」では 情熱的なスクリーンミュージック(?)を聴かせてくれます。

 

なかでも参加ミュージシャンのなかに 中央付近に一人だけ可愛い女の子が写っております。この子の歌声も なお一層この曲を魅力的にしているのだと思います。加えて、ジミー・ギャリソンのベースがドッシリと全体を支えてくれています。

イヤ~ 久々に 素晴らしい曲に出会えた気分です、、、 満足です~

 


ファンキー から フリー、エスニックへ ラムゼイルイス サン・ラ 細野晴臣 ドン・クロゥニック

2019年02月11日 | 音楽

久し振りに吉祥寺の某レコード・CDショップに出掛けてきました。

と言いますのも、中古CDの特売セールが開催されていたからなんです。数年前から年に2,3回ほどは中古CDが1枚=100円!!というありがたい企画で、ここ最近は やや頻繁に開催されるようになったおります。 ただし、中古CDのうち値札580円以下が100円になるというものです。

こうなると、以前から気にはなっていたものの 買って失敗だったらイヤだなぁというCDでも、ダメモトで気軽に購入できるというメリットが浮き立ってくるわけです。

そこで、、

RAMSEY LEWIS ラムゼイ ルイス のダイジェスト版です。 かなり昔からズーッと脳裏に残っている「ある曲」が、確かラムゼイルイスの曲だろうという微かな期待があり、もしかするとピッタリくるかも知れない!という目論見で選択。

が、しかし、見事にハズレでした。  でも妙な発見がありました。

ライナーノーツの写真のなかに、モーリス ホワイト を発見しました。

この名前を聞いて80年代?のディスコで大ヒットしていたアースウィンド&ファイアーのボーカル=モーリス ホワイトを連想する方がいらっしゃるかなぁ・・・

へえ~   そうなんですねぇ~  60年代にシカゴでファンキーJazzのドラムを叩いていた方が70~80年代には派手派手な衣装で踊りながらファルセットで唄ってたわけです。

EW&F アースウィンド&ファイアー は長くやってるバンドなので現在も継続しているのかも、、 こちらは2000年早々の写真ですわ

                                 中央の椅子に座っている方がモーリス ホワイトです。

 

続いて、コチラも以前から気になっていたCDです。

だいたいのJazz評論本とか音楽評論の関連本なんかでも高評価されているアルバムなのですが、これまでフリージャズというと それだけで敬遠してきたのですが、なにしろ100円ですからねぇ、、、

SUN RA サン ラ という70年代のフリージャズの筆頭?  確かに当時の先端というか、冒険的な、実験的な 斬新な音楽とも感じましたが、私の好みとはやや違うかなぁ という感じでしたわ~

 

お次は、初めてみる「掘り出し物」? です。

コチラに関しては一切予備知識もなく、細野晴臣+エスニック ということだけで選択

だいたい なんでエスニックのCDがJazzのコーナーにあるのも不思議なんですが、、、

          世界各地で祭典の音楽やら儀礼の音楽です。

とくに  コレダ!! という曲はありませんでしたが、

                                        思い出した時に聴くには持って来いの一枚ですね

 

最後は、

コチラは一番 期待して選んだ1枚です!!

ちょうど70年代後半から80年代に活躍していた steps ニューヨークのスタジオミュージシャンが集まった超凄いテクニックのバンドにも参加していたピアノ奏者です。とにかく硬派!! 彼の弾くピアノの音を聴くと、どれだけ指の力が強いんだろう?とビックリする位のアタックの強さです。

いささか録音年代が新しいのが不安でもありましたが、メンバーも当時のバッキバキの連中が参加しているわけで十分に期待できるだろうと思いましたが、、、  

が、しかし、、

       ウ~ン   やはり 時代とともに 落 ち 着 い て しまわれましたネ・・・ 

    

というわけで、たった400円で十分に楽しむことができました~

しかし、モーリス ホワイトの変遷も驚きでしたわ~


優秀録音 REFERENCE RECORDINGS 24Bit HDCD ストラヴィンスキー

2018年07月22日 | 音楽

このCDには本当に驚かされました!

師匠と仰いでいる方から、これは間違いなく高音質ですから一度聴いてみてください とお貸し頂いたわけです。

なんと言いましょうか、16Bit/44kHzオンリーの昔ながらのCDプレーヤー(DENON DCD-1650AZ)で再生しても まるで別次元のサウンドが聴こえてくるわけなんですわ~

もしかすると、これまでにもHDCDという特別なフォーマットのCDを所有していたような気はするのですが ただ単にHDCDというフォーマットだけではなく、とてつもなく上手なレコーディングがなされていると思われます。

優秀録音といえば 50年代から60年頃までのRCAの LIVING STEREO シリーズには素晴らしい録音が沢山あり、今でも楽しんでおります。   しかしながら古い時代のアナログ録音には 演奏されている楽器以外の音、すなわちホール内の風の音だとか、楽器を持ち直す雑音とか、テープのノイズとかが入っているものです。 それらに対して この REFERENCE RECORDINGS は、全くの無音から音が立ち上がってきます。

これまでに聴いてきた雑誌などで紹介される優秀録音盤というのは、どちらかと言えば ダイナミックさを強調したものが多かったように感じてます。ティンパニーが連打され ブラスが炸裂して ストリングスも全員参加 てな感じというか、賑やかさを強調するものが大半でした。

が、コチラのCDは小さな音が、とことんまで美しく鳴り響きます、こんなのは初めてです。

オーケストラの数十ある楽器のなかの、二つか三つの楽器がピアニシモで奏している。それらがちゃんとアンサンブルし調和している、その様子が手に取るように目の前に再現される。 それが昔ながらの16BitのCDプレーヤーから美しく再生される。  いや~ これは まったく 驚きの体験ですわ!!

ためしにHDCDのテクノロジーをネット検索してみたのですが、とても難しくて理解ができませんでした。

REFERENCE RECORDINGS には、コチラ以外にも数十枚?のCDが発売されているようなので 優秀録音盤をお探しの方は、是非ともお試しくださいませ   恐らくは期待に応えてくれるだろうと予想します。


年末 シメの一枚 NORA SARMORIA、と おまけに STEPS

2017年12月26日 | 音楽

いよいよ今年も残り数日になってきました。

すべてにおいて 厳 し い 状 況 の 続 い た  一 年 でした~

そんななか、この年末に 唯一 明 る い 話 題 と言いますか、ここ3,4年もズーッと欲しくても仲々入手できなかった CD を 遂に手に入れることが出来ました。

NORA SARMORIA ノラ・サルモリア と言っても ご存知の方は少ないだろうと思いますが、、、

アルゼンチンの女性作曲家であり演奏もする音楽家です。恐らく、GONTITI(ギターデュオ)のラジオ番組でチラリと紹介され 一聴して『コレダ!!』って感じで気に入って、以来ズーッ探し求めていたのです。

アルバムは数枚(或いは、もっと多数)ほどリリースされているようですが、私の好みは大規模構成の楽団形式のサウンドなので 恐らくはコチラともう一枚あるんじゃないかと思います。

何が良いかと言えば、複雑なリズムと微妙な和音に尽きる という感じですかね・・・

もともとJAZZの演奏でもクラウスオガーマンなどは相当に完成度(複雑なアレンジ)も高く 心底楽しませてくれるのですが、ノラサルモリアは実験的というか挑戦的な楽曲も多く 実にワクワク楽しませてくれます。

今回CDを入手して初めて気付いたのですが、アルゼンチン録音というのは"独特のサウンド"という気がします。なんと言いましょうか、fレンジが狭い?のか、或いはスタジオの機材が古い?のか、はたまたモケたサウンドが好みなのか??? なんとも独自のサウンドワールドであります。

 

ついでにコチラも数年来購入を迷っていたCDです。

1979年12月 六本木PIT-INN でライブ録音された アルバムです。

左端から、マイケルブレッカー、スティーブ ガッド、マイクマイニエリ、エディゴメス、ドングロルニック という 最高のメンバーが勢ぞろいした超強力グループ = STEPS であります。

実は同じ日時のライブ録音のアナログ盤は随分前に入手しております。

このアナログ盤とCDで同じテイクもあるのですが、CDにしか入っていない楽曲もあり以前から欲しかったわけなのです。

やはり70年代後半から80年代初頭の音楽は、とにかくパワーがあって 良 い で す わ ~

    年末年始には

           じっくりと

                    好みのサウンドに

                             酔いしれるのもイイですねぇ!!


秋の夜長にピアノ Federico Mompow モンポウ

2017年09月20日 | 音楽

少し前、素敵なピアノ曲に出会いました。

平素から 穏やかなBGMを追及してまして

大きな抑揚がなく、平穏で、出来れば浮遊感というか漂流感?みたいな感触を求めております。

そんな折に出会ったのは、これまでに聴いたことの無いような 独特の響きをもった静かなサウンドなのです!

早速にも毎度ながらのebayにて英国業者からCDを購入しました。

ビックリしましたネ・・・ とうとう外国からの荷物にも"漢字"での表記なのです。

コチラの英国業者には日本からの発注も多いのでしょうかネ~ 

 

では、肝心な中身は、、、

 モンポウ(1893~1987)という どちらかと言えば馴染みの薄いスペインの作曲家で、4枚組のCDセットです。

クラシックの現代音楽というと 不可解で "静" と "動" がごちゃ混ぜになったような作品が多い印象もありますが、コチラは とにかく『ひびき合う余韻』とでも言いましょうか・・   とにかく "響き" の奥深さが美しいです!!

作曲者=モンポウさんが御自身でピアノを演奏されているのですが、81歳とは思えないほど強いタッチと見事なまでに奥深い余韻だと感じます。

軽くBGMとして流すのもいいのですが、、、  どちらかと言えば 秋の夜長に 響きの奥深さ を楽しむのに持って来い という気がします。


Steve-Gadd 教則ビデオ Up Close 音声トラック ハイレゾ 192k/24bit

2017年08月27日 | 音楽

かれこれ20年ほど前に入手したDVDですが、、、

恐らくは70年代後半か80年早々に作られた(だろう?) ドラムのマエストロ=スティーブガッドの教則ビデオ Up Close です。当時のドラマーは繰り返し見てテクニックに磨きをかけたのでしょう。私はドラムなど一度も叩いたことないのですが、とにもかくにもスティーブガッドが好きで多数のCDやレコードを収集しておりまして、このDVDもその ひとつです。

当初は通常のDVDプレーヤーで再生し ガッドの卓越したテクニックに酔いしれたのですが、近年ハイレゾとか高音質が身近になり なんとかコチラのサウンドもハイレゾ化出来ないものかと思案しておりました。 たまたま最近になって非常に使いやすいDVD再生ソフトをPCにインストールしたところ、そこから一気に 長年の願望が叶うこととなりました!!

要は、音声信号だけを抜き出して、そのファイルを加工しやすい形式に変換し 最後にハイレゾ化のアップコンバートすれば良いわけですネ~

マズは DVDから音声だけを抽出する 『 DVD Decrypter 』を利用しまして、とくに圧倒的なドラムソロ部分を抜き出しました!! 

これにより 大元の音声ファイルが出来たのですが、まだこれでは十分ではありません。

次には 抽出した音声ファイルはAC3という形式なので、コレを加工しやすいWAVという形式に変換しなければなりません。そこで使用するのが『 XMedia Record 』というフリーソフトです。実はこの段階が一番苦労しました、、、 なかなか思い通りにファイル変換が出来ずに試行錯誤しましたが遂に成功しました~

そして 見事にWAVファイルになりましたので、試しにコレ(48k/16bit)で試聴してみましたが 当然ながらDVDで普通に聴くのと大差なしです。

 

そこでハイレゾ化には欠かせない定番ソフト=AudioGate  で一気に192k/24bitに高解像度化いたしました。

普段ならば 何気なく単なるプロセスとして行う操作も、長年の願望が遂に叶うかも!!??かと思うと何故か妙な緊張感と期待感でドキドキしました。

出来上がった192/24のWAVファイルをUSBメモリーに入れて PIONEER N-50 で再生!!

              ちょうど このソロ部分の映像がコチラです。

なるほど!!!

    確かにDVDプレーヤで試聴するより数段階もサウンドレベルがアップしております!!

    圧倒的なテクニック、独創的なサウンドには

                   毎 度 な が ら     打 ち の め さ れ ま す ~

     細かなディテールまで しっかりと聴きとることもでき、打音の迫力(とくにキック)も増してます!

しかし残念ながら収録がハンディカム?なのか、帯域もダイナミックレンジも狭い録音なので本来のド迫力までは再生できない感じです。

いやはや テクノロジの発達は とどまるところがありませんね、、

                               まだまだ お楽しみが継続してゆきます~


CD 100円セール Wynton Marsalis, Miles Davis その他

2017年08月19日 | 音楽

夏の恒例?ですかねぇ? 吉祥寺のディスク〇〇オンの中古CDバーゲンセールに行ってきました・・・

今回も昨年同様に開店早々に入店し、じっくり眺めてきたのですが、、、今回は様子が違いました!!

昨年は床に並べられた段ボール(10箱くらい)をしゃがみこんで眺めるのは私だけだったのですが、今回は既に2名の方が熱心に探索されておりましたよ~

     さらに驚きだったのは、ひとりの方はレジかごに30枚位もドッサリとため込んでおられました!!

なんだか得体の知れないモノですが、ひょっとすると掘り出し物?かと選んだのがコチラ

ホンマもののラテン系ミュージシャンが、切れ味の鋭いエッジ切れまくりのサウンドを期待したのですが、よく見ると・・・

ご覧の通りJazzミュージシャンがラテン曲をプレーしているオムニバス盤でした~   ちょいと期待外れでした

では気分一新となりますか、、、

トランペットの名手ウィントンマルサリスです。馴染みの無いタイトルだったのですが、名手ゆえハズレはないだろうと選んでみました。ひょっとすると高音質の録音かも?と期待もしつつ・・・

もちろんNYのスタジオでの録音で、録音時の使用機材=デジタルレコーダー、マイク、モニタースピーカまでも記載されており 相当に高音質を保証している様子です!

 

こうなると大御所にご登場いただかないと納まりませんので、

この最強メンバーならば、もう何も言うことないでしょー

実はこの3管メンバーには、有名な名盤がありまして、、、

       ((コチラは手持ちの盤で今回のバーゲンではありませんが、、、))

で、"マイルストーンズ"と"58"ではリズム隊が異なるわけですね、かたや

ポールチェンバース+フィリージョージョーンズ+レッドガーランドの超強力リズム隊。

それに対して"58"では、ポールチェンバース+ジミーコブ+ビルエバンスです。いや~ピアノが替るとガラリとかわるもんですね・・・

"58"では選曲も軽やかでポピュラー系もあり、楽しく聴けました。しかしサウンドの点ではマイルストーンズには敵いませんねぇ、、、  硬質でまったくユルミの無い これぞNYスタジオ録音という感じです。

今回は残念ながらフュージョン系の掘り出し物が見当たらずでしたが、まずまず満足のできるCDが入手できました!! ラッキー