少し前にショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲に出会い、新たな音楽の楽しみを発見したわけなんですが、、、
大作曲家の代表作として紹介されるのはオーケストラ交響曲が一般的ですが、私自身の好みからすると 交響曲というと余りにも大袈裟過ぎてイマイチ興味が湧きませんでした。
なので、これまでは小編成の室内楽をメインに楽しんで参りました。ところが今回ヴァイオリン協奏曲に出会い、オーケストラ楽曲でもグイグイと引き込まれる楽曲もある事が判り、益々お楽しみの輪が広がった気がします。
◎で、新たに入手したのがコチラ
ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲です。
クラッシックの楽曲では演奏者や録音状態により、同じ曲でも随分と異なる印象になる場合が多いです。そこで、同じ楽曲の演奏者やら録音状態によるランク付けしたサイトもあります。
そのなかでコチラのヒラリー・ハーンのCDが高評価となっておりましたので選んでみたわけです。
第四楽章がお楽しみの楽曲なのですが、、、
確かに録音状態も優秀で音は楽しいのですが、期待したノリノリ感は物足りない気がしました。ヴァイオリンもオーケストラもお上品にまとまってしまい、アッサリ仕上がった印象です。
ならば、ヴァイオリンの演奏者によるサウンドの違いはどんな感じになのか? を聴き比べたくなりました。
手持ちのCDを漁ったところ以下の3枚が見つかりました。
それぞれピアノソナタだったり協奏曲だったり、更には録音時期が大きく異なるわけですから比較するなんて ほとんど意味の無いことのようにも思えますが、取り敢えず実行してみました。
名ヴァイオリニストと云えばマズ挙げられるでしょう ハイフェッツです!
さすがに1942年の録音ですから先程のヒラリーハンとは60年以上の時代差があるわけで、とても比較はムツカシイわけで、しかも最近のデジタル録音と初期のアナログ録音ですからねぇ~
しかしながら明確なのはハイフェッツは太いサウンドですネ~
力強い響きを感じます。
◎ お次に登場するのはグリュミオーですわ
余程のクラッシックファンか、ヴァイオリンの愛好者ならば良く御存知でしょうが、一般には余り知られていない演奏者でしょう。わが師と仰ぐクラシックの先生がお好みだというので初めて知ったのですが、グリュミオーのヴァイオリンは柔らかでふくよかな響きがしております。
コチラも1955年の録音ですから芯の有る太いアナログサウンドなので余計に奥深い響きを感じるのかも知れませんネ
◎ 最後はパールマンです
コチラは明快です!!
カチッとエッジが立ったサウンドです!!
恐らくは楽曲によって異なる表現もされるのでしょうが、コノ曲での力強いエッジの立ったサウンドは小気味いいですわ
こうなると、どうしても男性ヴァイオリニストによるストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなりました。
ネット検索すると、ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲でノリノリだったヴェンゲロフとロストコヴィッチの録音もあるようなので是非ともそちらを聴いてみたいと思います。願わくば、またヘネシー財団から借りた年代物のストラディバリウスを思いっ切り弾いてくれていると楽しいのですが、、、
いやはや、まだまだお楽しみは続きますヨ~
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