NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(午後9時00分~9時49分)を観た。
この番組を観て一番驚いたことは、羽生が英語を流暢に話していた、ということだ。
グーグルの開発した囲碁の人工知能が、世界最強と言われる韓国人の棋士に圧勝した。
そのアルファ碁を開発したイギリスのベンチャー企業のCEOと普通に英語で会話していた。
私は、それだけで感心してしまった。
毎日将棋の研究をしている羽生が英語も勉強していたなんて、頭が下がります。
ま、それはそれとして、AI(人工知能)の発達はものすごいですね。
世界最強といわれた韓国人の棋士が対戦する前に、
「私に勝つなんて10年早い」なんて大口をたたいていた。
それが、AIと対戦してみると棋士の1勝4敗だった。
惨敗といっていいでしょう。
過去のAIは、相手の手をすべて読もうとした。
現在のAIは、ある程度の手を直感で感じて、その中でどの手が一番いい手か考えるらしい。
もうこうなると、私の頭がついていけません。
AIに、人間の感情を持たせる?
そんなこと…、このまま進んで行けば…、人間はやってしまうのだろうな。
AIが発展していくと、人間の雇用が失われる。
ネットのニュースでそんな話題が書いてあった。
例として、スイカやパスモができたために、どれだけの鉄道職員の職場が失われていったのか?
なんてことが書いてあった。
そりゃものすごい人の雇用がなくなったのでしょうね。
鉄道会社の経営者は喜んでいるんだろう。
これからもどんどん人間の職場がなくなっていく。
自動運転が完全にできるようになったら、タクシードライバーは失業する。
トラックドライバーもいらない。
電車だってAIが運転する。
鉄道会社では、再びものすごい人員整理ができる。
工場でも人間のすることはなくなる。
この前、AIが書いた小説が一次審査を通過したというニュースがあった。
人工知能が描いた「レンブラントの新作」、というニュースもあった。
芸術の分野にもAIが進出している。
政治家だって、どこかの知事よりAIがやったほうがいいかも知れない。
これをどんどん突き詰めていくと、人間がいらない、ということにならないのか?
そうしたら、人間は何をして収入を得たらいいのだろうか?
このAIの進歩はどうしようもないことなのでしょうか?