人生の終い方

2016年05月23日 | 健康・病気

昨夜、NHKスペシャル「人生の終(しま)い方」(NHK総合午後9:00~9時49分)を観た。
人生の終い方なんてことは考えたくもない。
でも、いつか私にもおとずれることなんだな。
仕方ない観てやるか~、てな気持ちです。
番組の案内人は、桂歌丸。
午後6時55分まで笑点の司会を生でやっていた。
NHKのこの企画はうまい、と思った。
笑点の司会最後の日に合わせて「人生の終い方」なんていう番組を歌丸で作った。
ニクイね。

番組では最初に水木しげる(93歳)のことを取り上げていた。
死ぬ半年前の頃、マンガを描かないで写真を撮るようになっていたそうです。
家族の笑顔の写真をたくさん撮っていたようです。

66歳のある男性を取材していた。
郵便局で長いこと勤めてきた人で、定年退職後癌になった。
そして妻と息子と娘に手紙を書いた。
口ではいえないことを手紙では書けた。
その人が亡くなった。
奥さんは、その手紙を見ると生きて行こうと力づけられると話していた。

35歳の末期癌の男性の家族、妻と息子と娘がいる。
自分の命はもう残り少ない。
悲しいですね。
死ぬ間際、家族で温泉に行った。
食欲もなく、歩くこともやっとというときにです。
自分の姿を子どもたちに残しておくために…、とその人はいっていた。
息子と娘と温泉に入った男性は笑顔だった。
その男性は、娘の小学校の入学式前に亡くなってしまった。

90歳の女性は長いこと居酒屋を経営していた。
1人娘は軽い知的障害者です。
その娘を育てるために必死になって居酒屋をやってきた。
そして他界した。
亡くなってから店の常連客がお別れ会をやってくれた。
ああ…、その女性は素晴らしい居酒屋をやっていたんだな、と思った。
店の経営者の娘(66歳)のために、50人ほどでお別れ会をやってくれたのです。

やはり人間、真面目に生きなければだめだな、としみじみ思いました。
少なくとも、自分に嘘をついたり、ごまかしてはいけない。
私は、どんな人生の終い方をしよう。

コメント (2)
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