AI

2016年05月15日 | 健康・病気

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(午後9時00分~9時49分)を観た。
この番組を観て一番驚いたことは、羽生が英語を流暢に話していた、ということだ。
グーグルの開発した囲碁の人工知能が、世界最強と言われる韓国人の棋士に圧勝した。
そのアルファ碁を開発したイギリスのベンチャー企業のCEOと普通に英語で会話していた。
私は、それだけで感心してしまった。
毎日将棋の研究をしている羽生が英語も勉強していたなんて、頭が下がります。

ま、それはそれとして、AI(人工知能)の発達はものすごいですね。
世界最強といわれた韓国人の棋士が対戦する前に、
「私に勝つなんて10年早い」なんて大口をたたいていた。
それが、AIと対戦してみると棋士の1勝4敗だった。
惨敗といっていいでしょう。
過去のAIは、相手の手をすべて読もうとした。
現在のAIは、ある程度の手を直感で感じて、その中でどの手が一番いい手か考えるらしい。
もうこうなると、私の頭がついていけません。
AIに、人間の感情を持たせる?
そんなこと…、このまま進んで行けば…、人間はやってしまうのだろうな。
AIが発展していくと、人間の雇用が失われる。
ネットのニュースでそんな話題が書いてあった。
例として、スイカやパスモができたために、どれだけの鉄道職員の職場が失われていったのか?
なんてことが書いてあった。
そりゃものすごい人の雇用がなくなったのでしょうね。
鉄道会社の経営者は喜んでいるんだろう。
これからもどんどん人間の職場がなくなっていく。
自動運転が完全にできるようになったら、タクシードライバーは失業する。
トラックドライバーもいらない。
電車だってAIが運転する。
鉄道会社では、再びものすごい人員整理ができる。
工場でも人間のすることはなくなる。
この前、AIが書いた小説が一次審査を通過したというニュースがあった。
人工知能が描いた「レンブラントの新作」、というニュースもあった。
芸術の分野にもAIが進出している。
政治家だって、どこかの知事よりAIがやったほうがいいかも知れない。
これをどんどん突き詰めていくと、人間がいらない、ということにならないのか?
そうしたら、人間は何をして収入を得たらいいのだろうか?
このAIの進歩はどうしようもないことなのでしょうか?

 


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2 コメント

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Unknown (KANDA)
2016-05-17 18:09:00
九想さん、こんばんは。NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」、私も見ました。大いに同感です。

グーグルは、囲碁でチャンピオンを打倒する事などは、目的ではありません。AIへの好意的世論づくりが目的です。グーグルは、ロンドンのディープ・マインド社以外にもAI研究者・AI企業のみならず、10社近いロボット会社も買収して所有しています。米国ナスダック市場の巨人グーグルは、マイクロソフト、IBM、インテルなどを抜き去り、アップルと時価総額世界一企業の座を争いつつ、いまAIとロボットを結び付けようとしています。これはアップルにはないものです。グーグル会長エリック・シュミットは、人類文明をこれまでの1万年間の現実文明と、今まさに突入しつつある「仮想文明」とに二大別して、後者の仮想文明の中心にAIロボットを据えようとしているわけです。そして、グーグルは、このAIロボットが、環境問題など現代の諸問題を解決してくれると前向きにみます。グーグルは、AIロボットによる雇用喪失問題、倫理問題などを正面から取り上げないのみならず、AIロボット兵士・無人飛行機などが中近東で多くの無関係市民を殺傷した事などもふれません。

しかし、一番恐ろしいことは、AIが人間脳を乗り越えて、能力的に人間に優勢となり、人間を支配し、AIロボット修繕・維持に必要な人間以外は必要としなくなる事です。特に怖いことは、AIロボット兵士が人間コントロールを離れて、独走し、劣等な人間に危機感を覚えて、武力反乱を起こすことです。

科学技術は両刃の剣です。あの原子爆弾も、ドイツ・ナチを畏怖したアインシュタインらが米国政府に製造を提案したものであり、実験に成功してから、科学者がその非人道性におののきだします。彼らは、アメリカ政府に使用制限を提案しましたが、ルーズベルト急死で大統領に偶然なったトルーマンが、ポツダム会議でソ連・スターリン牽制材料として、この原爆実験成功をひけらかした上で、既に国体存続という条件付きでポツダム宣言樹立を決めていた日本に不要にも原爆を投下しました。米国はあくまで「日本軍部の無条件降伏」を求めていましたが、日本軍部がそれを国体存続否定と誤解して反乱を企てる中で、原爆が不要に投下されました。既に、日本参謀本部はシベリア鉄道で大量にソ連兵がヨーロッパからシベリアに移送されている事実を把握し、ソ連の満州国進軍は明らかであり、実際に数人の諜報が参謀本部にソ連参戦を打電していました。愚かな外務省はこれを掘り下げず、このソ連を介して、アメリカに和平を仲介してもらおうと画策していた体たらくです。愚かな米国大統領、愚かな陸軍、途方もなく愚かな外務省、これによって全く「不要」な原爆が投下されました。アインシュタインは驚いた事はいうまでもありません。科学にはこういう予期せぬ怖さが必ずつきまといます。

AIロボットは、軍事から経済・自動車・法律などあらゆる面で、原子爆弾級の破壊的影響を与えかねない事が懸念されています。NHK番組ではAIロボットの怖さ(悪魔)がほとんど触れられていませんでしたので、九想さんの素直な感想を補足させていただきました。星新一ばりのAI短編小説おもしろそうですが。
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とまどい (九想)
2016-05-18 02:39:05
私は、KANDAさんが書かれることに同意することもありますが、納得できないこともあります。
ただ、それを文章だけで指摘したくありません。
私の微妙な感情は伝わらないと思います。
私の文章表現はつたないです。
誤解は避けたいです。
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