おもかげ橋

2013年09月08日 | 健康・病気

「おもかげ橋」(葉室麟 著 幻冬舎)を本日読了。
 剣は一流だが、道場には閑古鳥が鳴く草波弥市。
武士の身分を捨て、商家に婿入りした小池喜平次。
2人は、彼らを裏切り国許から追放した勘定奉行の娘で、
少年時代にそれぞれが思いを寄せた萩乃をかくまうことになった。
16年ぶりの再会。2人の思いは乱れる。
そして、再び藩のもめごとに巻き込まれていく。
面白かった。
人の妻になっていながら、自分を守ってくれる弥市と喜平次にそれなりの思いを告げる萩乃。
こういう女性は困ると思いながらも、綺麗で魅力的だと私は許してしまう。
節操のない読者です。
最後は、葉室麟の小説じゃないような高田の馬場での大立ち回り、爽快でした。

コメント
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