六方沢にかかる長さ320メートルの逆ローゼ型アーチ橋。
標高は1434メートル、谷底からは134メートルの高さにある。
私たちが霧降高原のキスゲ平から大笹牧場に行くときに、この橋の駐車場に車を停めた。
兄がこの橋を見せたかったらしい。
橋からはものすごい雄大な眺めが見えた。
そのあたりには、何かの生物の沢山の鳴き声が聞こえた。
姉たちは「なんの鳴き声かね?」といっていた。
私は「カエルじゃないの」といった。
だって私には、小さなカエルの大合唱にしか聞こえなかった。
今朝、テレビを観ていたら群馬県の山を登る番組をやっていた。
そのときに、六方沢橋で聞いたあの鳴き声が聞こえた。
それをテレビの中の女性は「エゾハルゼミ」といっていた。
私はハッとしてインターネットでそれを検索した。
そしてこのホームページに出会った。
(このサイトでエゾハルゼミの鳴き声が聞けます)
私は、きょうだいと女房にお詫びのメールを書いた。
「六方沢橋で聞いた鳴き声は、エゾハルゼミというセミで、
おれがカエルといったのは間違いだった」と。
それにしてもあのとき私には、カエルの鳴き声にしか聞こえなかった。
60歳になってエゾハルゼミというセミのことを初めて知った。
まだまだ世の中には、私の知らないことが沢山ありそうです。
今日、ネットで六方沢橋のことを検索して読んでいたら、
この橋は、自殺の名所だとも書いてあった。
それを知ってあそこから下を眺めたら、もっと別な気持ちになっていただろう。
六方沢橋からの眺めです