日光の旅

2012年06月27日 | 健康・病気


  

6月25日(月)私と女房は朝7時半、家の駐車場を出た。
雨は降っていなかったが、霧がものすごかった。
碓井軽井沢インターチェンジに行くまで長野と群馬の県境の山を越えるのだが、
10メートル先が見えない霧だった。
軽井沢ではこんな霧はしょっちゅうなので気にしなかった。
上信越自動車道に入ると霧はなかった。
甘楽パーキングエリアで最初の休憩をした。
このあたりではそれからの旅の始まりへの期待で、私たちは楽しい気持ちで一杯だった。
藤岡ジャンクションで関越自動車道に入り、高崎ジャンクションを通って北関東自動車道に入った。
波志江パーキングエリアで休憩する。
そして9時半、伊勢崎インターチェンジを降りた。
そこからカーナビの指示通りに一般道を走り国道122号に出た。
122号を道なりに行くと日光にたどり着ける。
途中、みどり市にあった富弘美術館に寄る。
私は以前からこの美術館に行きたいと思っていた。
まさかその前を車で通るとは考えてもいなかった。

                                    
富弘美術館                              華厳の滝の近く

私は1枚1枚丁寧に詩画を見た。
この人の絵に溶け込んだ文章が好きだ。
胸を熱くして鑑賞していたら、携帯電話が震えた。
私はまわりに誰もいないことを確認して電話に出た。
私の職場の名前をいわれた。
私はそのとき思い出した。
前日、職場の電話を自分の携帯電話に転送する状態を解除せずに家に帰ってきたことを。
職場を出るときは必ず解除するんだぞ、と心にいいきかせていたのに…。
前日、職場を出る間際にいろいろあって忘れてしまった。
出口のところにいた職員に事情をいって外に出させてもらい、
職場に電話をして解除してもらうことを依頼した。
なんかそれから絵を見る心に戻れなくなってしまった。

華厳の滝の駐車場に着いたのが11時半頃だった。
家を出て4時間たっていた。
兄に電話をすると近くにいるからすぐ行くということだった。
それから10分後ぐらいで兄の車が駐車場に入ってきた。
久しぶりに見る姉たちの顔だった。
私と15歳ちがう長姉は一段と小さくなったようだ。
まず最初のきょうだい全員の写真を女房が撮った。
長姉は足が痛いので車に残った。
華厳の滝は、霧があって見えなかった。
そのあたりも海抜1000メートルぐらいで軽井沢と同じだった。

華厳の滝の駐車場を出て昼の食事をすることにした。
中禅寺湖のほとりのレストランに入った。
そこは金谷ホテル直営のレストランで、百年カレーがうまいと兄が勧めるのでみんな食べた。
女房はビーフで私はチキンにした。上品な味でうまかった。

それから竜頭の滝に行った。
滝が目の前で見られた。



10分ほど車に乗って戦場ヶ原に着く。
ここには私が高校3年のときに吹奏楽部の連中8人とバイクで来たことがある。
あのとき私は兄が通勤に使っていた90CCの実用車を借りて乗ってきた。
みんなはスポーツタイプのオートバイだった。
カッコ悪かったが、楽しかった。
湿原なので木道を歩いていく。
長野でもこういうところは沢山ある。
人とすれ違うときに挨拶をするのだが、
修学旅行の小学生とすれ違うとき「こんにちは」というのが忙しかった。 

 
                          ワタスゲの間にレンゲツツジが咲いていた

次は、やはり10分ほど車に乗って湯滝に行った。
この滝は迫力がありよかった。



そこから7・8分でその日泊まる休暇村日光湯元に着いた。
部屋は2部屋借りてあり、私と女房がひとつの部屋で兄と姉たちがいっしょだった。
部屋で落ち着いてから湯ノ湖を兄と女房と私で一周した。

 
レンゲツツジ                             湯ノ湖にも修学旅行の小学生

 

半分ほど歩いたところが湯滝の上のところだった。
そこにカモの夫婦(なのか?)がのんびりいた。
私は、職場の前の池にいるカルガモの子は元気かな、と心配になった。

 

夕食の前にお風呂に入った。
乳白色の温泉はよかった。
6時15分から食事だった。
宿の夕食の他に、兄はゆばのコースを注文していた。
私は、これまでやめていたビールを飲んだ。
久しぶりのビールはうまかった。

夕食を終え、兄たちの部屋へ行った。
久しぶりに姉たちといろいろ話した。
そこで私は、還暦祝いだからということでプレゼントをもらった。
麻のシャツとポロシャツだった。
還暦祝いの旅を計画してくれて、プレゼントもいただいた。
うれしかった。
素晴らしいきょうだいの中に生んでくれた両親に心から感謝した。

朝食はバイキング、ついつい沢山とってしまって完食するのに苦労した。
女房は、昨日から温泉に5回入ったという。
私は夜2回、朝1回だった。
夜中に露天風呂に1人というのはよかった。

奥日光から降りて華厳の滝に行った。
晴れていて滝が綺麗に見えた。



「半月山展望台からの男体山と中禅寺湖の眺めがいい」と兄がいうので行く。
息を呑む素晴らしさだった。

 

 

霧降高原に行く。
以前あったリフトが自然破壊を防ぐために取り払われたという。
そのほうがいいのかも知れない。
ニッコウキスゲの花がまだそれほど咲いていなかった。
蕾は沢山見えた。
1・2週間ほど早かったようだ。

次は霧降ノ滝だ。
私は眠たくなったので女房に運転を代わってもらった。
女房は、兄の運転スピードについて行けなく(ついて行く気がない)、
ときどき、兄が道路に車を停めて待っていてくれた。
滝まで歩いて行くときにホトトギスの鳴き声がした。
先週、中軽井沢でも鳴いていた。
霧降ノ滝は、木の葉に隠れてあまりよく見えない。

 

駐車場にある山のレストランでコーヒーを飲む。
霧降ノ滝の見えるバルコニーの席に坐れた。
楽しそうに話している姉3人です。

  

レストランで兄たちと私たちは午後2時半に別れた。

日光からの帰りは、有料の日光宇都宮道路を通り、宇都宮インターチェンジに出て東北自動車道に乗った。
一般道を走るのが面倒になったからです。
しかし、距離はある。
行くときは170キロほどだったが、帰りは200キロを超えていた。
栃木都賀ジャンクションあたりが怖かった。
私のカーナビのDVDを更新した2年前には北関東自動車道が全線開通していなかったので、
私のカーナビは道路のないところを走っていた。
伊勢崎インターチェンジあたりから道路が現れた。

女房が私の疲れを心配していた。
甘楽パーキングエリアで休憩したときに、運転を交代するといってきかない。
しかたがないので替わってもらった。
女房は、怖いからと70キロで走った。
私は、大型トラックに抜かれるときに怖いと感じた。
こんなことだったら自分が運転したほうがよっぽど安心だった。
次の横川サービスエリアで交代するというと、女房は素直に従った。
高速道路を久しぶりに運転した彼女は、かなり怖かったようだ。
なんだかんだ車の中で女房と言い合いをしたが、無事、軽井沢に帰ってきました。
家に戻る前にツルヤに寄って、夕食に食べる寿司などを買った。
家に着いたのは午後6時10分だった。

行く前はそれほど楽しみにしていなかったのに、楽しい旅でした。
きょうだいで行くドライブがこんなに楽しいとは思いもしなかった。
またいつか行きたいです。

コメント (4)
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