東京電力女性社員殺害事件

2012年06月07日 | 健康・病気

1997年に渋谷区で起きた東京電力女性社員殺害事件の再審請求審で、
東京高裁第4刑事部は今日、強盗殺人罪で無期懲役が確定した
ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告(45)の再審を認める決定をした。

今日の「クローズアップ現代」(HNK19:30~)「東電女性社員殺害事件 再審の衝撃」を観た。
番組を観ていてこの事件の捜査をした刑事、それと検察や裁判官は、仕事をきちんとやってないな、と思った。
インタビューに答えている顔になんか卑しさが出ていた。
この人たちは、マイナリ元被告の人生のうちの15年というものをどう考えているのだろうか?
長女はあのとき1歳で、次女は奥さんのお腹の中にいた。
子どもたちの一番可愛かった頃にそばにいられなかった。

私は、2003年9月17日に「東電OL殺人事件」という九想話を書いている。
「東電OL殺人事件」佐野眞一著(新潮社)を読んでの感想のようなものです。
あのときあの本を読んで、私は、マイナリ元被告を、犯人にするには無理があるなと感じた。

検察側が隠した証拠は弁護側には分からないという今のシステムはへんだ。
すべての証拠を検証して裁判をしてもらいたい。

午後11時50分からの「時論公論」、0:00からの「NEWS WEB 24」でも取り上げていた。
山室という元裁判官が出ていた。
彼のいっていることは少し分かるが、でもマイナリ元被告の15年の刑務所での暮らしを思うとな…。
それに、いいかげんな捜査をしたために真犯人は今頃笑って暮らしているかも知れない。
このどちらのことに対しても手を抜いた仕事をした人の罪は大きい。
国民の税金で暮らしている人なのだ、「金かえせー」と叫びたい。
再審で無罪が確定したら、この人たちは、少なくともマイナリ元被告の目の前で謝って欲しい。

それにしても昔はもっと沢山、冤罪があったんだろうな。

コメント
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