ダウン症

2012年01月09日 | 健康・病気

成人の日タケダくんただ草むしる

 

私の施設のある公園には、知的障害者の施設「ねば塾」があります。
ホームページを見て下さい。
この施設の本業は石けんを製造することのようです。
公園内のねば塾の通所者たちは、公園の清掃をしています。
昨年、私の施設で主催した「佐久の夏」では、「ネバーランド」としてバンド演奏をして歌ってくれました。
( http://youtu.be/pU5_dQ2lNdY ← クリックして下さい「佐久の夏」の動画です)

今日も、施設外の地下にある揚水ポンプの点検をして、重油の残量を見に行くとき、
私がいつも昼休みに野球をしているタケダくんが、野外劇場の草取りをしていた。
彼は毎日、12時40分頃に私の職場の事務所に来る。
私のところにグローブを持ってきて「やろう」という視線を送ってくる。
私が休みのときには、事務所にいる誰かにそうしているようだ。
私は、12時55分までタケダくんと野球をする。
彼はバッターで私はいつもピッチャーです。
タケダくんは、ほとんど話しはしない。
自分の世界があり、その中で君臨している。
彼には、野球のチームメートがいるようだ。
いつもバッターボックスで彼らに指示を与えている。
雄弁です。
私には何をいっているのかさっぱり分かりません。
右手で指さし、いつも誰かに指示している。
ときどきチームメートのファインプレーに笑顔で応えるタケダくんがいる。
まずいプレイをするとその選手を指さし怒っている。
タケダくんは、素晴らしいプレイングマネージャーです。
しかし、昼休み以外に公園内で出会うと、まったく私を無視する。
声をかけても返事もしない。

私はこれまで4人のダウン症の人と接している。
以前私は、所沢の知的障害者通所授産施設で働いていた。
ダウン症といってもいろんな人がいます。
所沢の施設にいたアキラくんとはいろんな話ができた。
(彼は元気でいるかな? もう50歳近いです)
タケダくんとはまったく会話になりません。
でも、私は、彼が大好きです。

タケダくんは、私が声をかければかけるほどひたすら草を取っている。
私は、写真を撮らせてもらって事務所に帰ってきた。

コメント (2)
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