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合格通知

2010年06月18日 | 健康・病気
私は、4月からボイラーの勉強をしていた。
正式にいうと「二級ボイラー技士」の資格を得るための勉強をしていました。

まず、「二級ボイラー技士」受験の資格を得るために、
東京の新橋にある日本ボイラ協会(なぜ、ボイラーと伸ばさないんだ)の
実技講習を受けた。4月20日からです。

学科の講習を2日受けて、1日実技の講習でした。
こういう時期のせいですかね、沢山の受講者がいた。
驚いたのは、髷を結った相撲取りがいたことです。
女性が2人いました。
10代の若い青年から中高年の人までほとんどの年齢の人たちがいた。
二級ボイラー技士は国家資格です。
持っていると有利なようです。

ですが…、私は5月の試験で落ちました。
正直なところ、58歳の私には、暗記は辛かった。

> 学問上考えられる最低の温度は-273度C

> 面積1m2上に働く力{ニュートン(N)}を単位{パスカル(Pa)}とする。

> 圧力計に表れる圧力をゲージ圧力といい、
> その値に大気圧を加えたものを絶対圧力という。

> 物体に熱を加えると、その熱が物体の温度上昇に費やされる場合と、
> 物体の状態変化に費やされる場合とがある。前者の場合は、
> 加えた熱が物体の温度上昇によって内部に貯えられるものであり、
> このような熱量を顕熱という。
> 後者の場合には、例えば水が蒸発するとき、加えた熱が蒸発のために
> 使われて温度の変化は起こらない。
> このような状態変化に用いられる熱を潜熱と呼ぶ。

> 発熱量は、圧力が高くなるほど小さくなり、ある圧力に達すると0になる。
> この点を臨界点といい、その圧力を臨界圧力、その温度を臨海温度という。
(二級ボイラー技士教本 社団法人日本ボイラ協会)

ハッキリ言って、私には向かない勉強でした。
ボイラーの試験は、4科目ある。
構造、取扱、燃料・燃焼、法令。
それぞれ10問ある。
40問で60点を取らなくては合格になりません。

すべてボイラーを扱う人間は知っていなければならないことだと思う。
なにしろボイラーは危険なんです。
ボイラー事故で何人か人が亡くなっている。

文化施設などには必ずボイラーがある。
冬場の暖房は、ボイラーを焚くんです。
病院は1年中、ボイラーが必要です。
私の施設にもボイラーがあります。

5月の試験に落ちたときはまいりました。
もう、生きていることがイヤになった。
それにしても、よく受かったと思う。
今回もダメだと思った。
過去問題を、公表されているものを全部やった。
インターネットにあるんです。
しかし、必ず過去問題にはない問題がでた。
これが悩ましい。

二級ボイラー技士に落ちて、私は生きているすべてに自信がなくなった。
ヤワなもんです。私の心なんて。
もうゼッタイ、合格なんてしないと悲観した。
15日の午前10時にネットで発表があるのですが、
それまで暗く生きていた私でした。
あァ…、次の試験は7月1日か、と覚悟していました。
それが、10時5分前に、関東安全衛生技術センターのサイトを見たら
私の受験番号「328」がありました。
嬉しかったですね。
映画「RAILWAYS」で、主人公が電車の運転資格を得るために、
系列の京王電鉄の講習を受け、運転手の試験に合格したときの気持ちに
通じるものがありました。
私はあの映画を観て、あ…私もいつかボイラーに合格したいな、と思いました。
(別に、ボイラーマンになることは私の夢ではないのですがね…)

ネットでの発表で合格が分かっても、私は不安でした。
今日、家に帰ったら玄関に合格通知のハガキがあった。
もうボイラーの勉強はしなくていい。
ぼちぼち小説を書こう。

コメント (6)
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