知性の機能

2009年07月16日 | 健康・病気

自宅でネットにつなげなかったときは、
内田樹の研究室」を読んでいなかった。
つながるようになって最近読んでいる。
しかし、この人の書くことが明快でいい。
私のような無学な人間にも少しわかるような気がする。
 昨日読んだ「河合塾でお話」が気持ちよく胸に入ってきてよかった。

> 教育者が教場で行う仕事は一つだけである。
> それは子どもたちの知性のパフォーマンスを向上させることである。

> 「心を開く」ときに、脳の演算能力は向上し、
> 「心を閉ざす」ときに、脳の機能は劣化する。
> 怒ったり、憎んだり、嫉妬したりしているときに
> 知性の機能が上がるということはない。

> だから、「怒っている知識人」とか「不機嫌な研究者」
> というのはそもそも形容矛盾なのである。

> つまり、平たく言うと、「怒っている知識人」とか
> 「不機嫌な研究者」というのは定義上
> 「バカ」か「怠け者」か、その両方だということなのである。

> ともあれ、若い人たちは「自分の脳の機能をどう向上させるか」
> という課題に最優先で取り組んでいただきたいと思う。
> そして、それは「オープンマインドで生きる」ということである。

> どう考えても、「バカと話す」よりは「賢い人と話す」方が
> 愉快であるし生産的でもあるので、
> 自分と話す相手の知性を向上させるためには
> 不断の努力を怠ってはならぬのである。

内田樹さん、勝手な改行をしてすみません。
私が抜粋した文章を読むより、全文を読んだ方がいいと思います。

 

コメント (2)
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