自宅でネットにつなげなかったときは、
「内田樹の研究室」を読んでいなかった。
つながるようになって最近読んでいる。
しかし、この人の書くことが明快でいい。
私のような無学な人間にも少しわかるような気がする。
昨日読んだ「河合塾でお話」が気持ちよく胸に入ってきてよかった。
> 教育者が教場で行う仕事は一つだけである。
> それは子どもたちの知性のパフォーマンスを向上させることである。
> 「心を開く」ときに、脳の演算能力は向上し、
> 「心を閉ざす」ときに、脳の機能は劣化する。
> 怒ったり、憎んだり、嫉妬したりしているときに
> 知性の機能が上がるということはない。
> だから、「怒っている知識人」とか「不機嫌な研究者」
> というのはそもそも形容矛盾なのである。
> つまり、平たく言うと、「怒っている知識人」とか
> 「不機嫌な研究者」というのは定義上
> 「バカ」か「怠け者」か、その両方だということなのである。
> ともあれ、若い人たちは「自分の脳の機能をどう向上させるか」
> という課題に最優先で取り組んでいただきたいと思う。
> そして、それは「オープンマインドで生きる」ということである。
> どう考えても、「バカと話す」よりは「賢い人と話す」方が
> 愉快であるし生産的でもあるので、
> 自分と話す相手の知性を向上させるためには
> 不断の努力を怠ってはならぬのである。
内田樹さん、勝手な改行をしてすみません。
私が抜粋した文章を読むより、全文を読んだ方がいいと思います。