33時間勤務

2007年11月11日 | 健康・病気
昨日の九想話「悲しき警備員」に書いたように、
私は、10日の朝9時から11日の夕方6時まで仕事をした。
さすがに今日の昼過ぎに立哨しているときは、
このままいつまでも勤務が続くのではないか、
なんかもうどうでもいい、ってな気持ちになりましたね。

私が警備の仕事のとき、待機、休憩、仮眠をする場所は、
マンションの駐車場に停めてあるワゴン車の中です。
朝、出勤するとワゴン車のうしろで制服に着替える。
3メートルほど離れた道路には、
地下鉄の駅に向かう人が沢山歩いている。
そこでズボンを脱いでいる。
かっこわるいです。

ワゴン車の中には、電子レンジ、電気ポット、ラジオ、
冷蔵庫、トイレットペーパー、ティッシュ、インスタントコーヒー、
マグカップ、長靴、それぞれの制服などが置いてある。
ワゴン車以外はすべて社員が買ったものです。
1年ほど前までは電気は引いてなかったらしい。
坐るところは、運転席とうしろの座席が1つ(ここで仮眠する)。

トイレは、徒歩で5分ほどの区立公園の中のを使用している。
職場環境としては“最高”の福利厚生施設です。
まるで、ホームレスのような生活をしています。

出勤1日目、それを知って愕然とした。
それまで職場環境の話は聞いてなかった。
私としては、マンションの一室でも借りてあって、
そこで仮眠したり、食事をしたりするのだろうと思っていた。
私の世の中に対する考えの甘さをあらためて知りました。

昨日から今日はずーと冷たい雨が降っていた。
長靴を履き、傘をさしてマンションの見えるところで立っている。
深夜は寒かった。
立哨していると「おれはなにやってんだろう?」なんて考えてしまう。
もちろんそんなことを思ってはいけない。
警備員を“演じる”しかない。

午後7時過ぎ家に帰った。
息子たちは歩いて家に来たという。
30分ぐらいで来られるらしい。
女房と義母が孫の話をしてくれた。
ああ…、可愛いかわいい孫に会いたかったな。


コメント
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