昨夜の月が空に昇り始めたのは、4日の午前1時過ぎだった。
三日月になっていた。
警備の仕事をするようになって月を見るようになった。
なにしろ立っているだけなのだから他にすることがない。
11月1日の九想話「月と眠る」に書いたように、
その夜の月は半月だった。
夕方から空に昇り始め深夜には空の真上にあった。
こんなに月の見える時間がずれるとは知らなかった。
明け方、6時前の頃か、都営団地の道路を2匹の動物が歩いていった。
なんか犬とは違うなと思った。
しばらくして犬を散歩している女性が、
「今、たぬきがいたでしょ」とおれにいう。
ああ…、なるほどあれはたぬきだ。
「この辺たぬきがいるんですって」とおばさんが続ける。
「見ました。あれはたぬきですね。こんなところにいるんだ」
おれは感心した。
埼玉には近いが、東京の練馬にたぬきがいたのだ。
あの2匹は親子連れか?
大きいのと小さいたぬきだった。
なんかほのぼのした温かい気持ちになった。
三日月になっていた。
警備の仕事をするようになって月を見るようになった。
なにしろ立っているだけなのだから他にすることがない。
11月1日の九想話「月と眠る」に書いたように、
その夜の月は半月だった。
夕方から空に昇り始め深夜には空の真上にあった。
こんなに月の見える時間がずれるとは知らなかった。
明け方、6時前の頃か、都営団地の道路を2匹の動物が歩いていった。
なんか犬とは違うなと思った。
しばらくして犬を散歩している女性が、
「今、たぬきがいたでしょ」とおれにいう。
ああ…、なるほどあれはたぬきだ。
「この辺たぬきがいるんですって」とおばさんが続ける。
「見ました。あれはたぬきですね。こんなところにいるんだ」
おれは感心した。
埼玉には近いが、東京の練馬にたぬきがいたのだ。
あの2匹は親子連れか?
大きいのと小さいたぬきだった。
なんかほのぼのした温かい気持ちになった。