電気つぼ湯

2007年01月13日 | 健康・病気
今朝、女房が義母に、
「ここんところ何かと忙しくて行けなかったけど、
 今夜あの温泉に行こうか」と話しかけた。
女房は今日仕事が休みだ。
「それじゃ、おれが帰ってきたら行こうか」
ということになった。

夕方6時半ごろ仕事から帰ると、すぐ女房も帰ってきた。
彼女は本日、20日にやる先生追悼フラメンコ発表会の
リハーサルをやってきた。
もともとは新宿のエル・フラメンコでやる発表会だったが、
先生が亡くなり、そのために練習してきた踊りを
スタジオで生徒たちだけでやることにしたのだ。
フラメンコ教室のあったスタジオはもとの状態に戻して返すそうだ。

7日に通夜、8日に告別式はすませていた。
かなりのフラメンコ関係者が参列した告別式だったそうだ。
私は20日、発表会に行くつもりで休みをとっていたが、
生徒たちだけでやることになり私は見られなくなってしまった。
思い出多いスタジオで、生徒たちだけでやる“踊りの会”を
私も見ておきたいのだが、それは無理らしい。

話がそれてしまいましたが、
あの温泉とは去年の11月12日の九想話に書いた
「小江戸はつかり温泉」です。
女房の作った焼きそばで腹ごしらえをして出かけた。
貧しいわが家は、どこかのレストランで夕食をとるなどということはしない。
この質素さ、この清貧、私の生きる方針そのものです(サビシイナ~)。

奇数日の今日は、ザブーンの湯が男だ。
私はあの屋根の上の大きな桶に、水がたまるたびにひっくり返って
水が屋根から下の池に落ちてザブーンとなるのが好きだ。
身体を洗って“野天風呂”に行くと、電気つぼ湯が空いていた。
私は寒さで震えながらそこに飛び込んだ。
電気つぼ湯は、両側から電気で振動するお湯が身体に当たる。
それがなんともいえない微妙な感触なんです。

夜空の中でひっくり返る大桶を眺めながら、
私はのんびりした気分になった。
いろんなことを考えたり、または瞑想したり、
別な脳の部分であらぬ迷走したり…。

そのうち素晴らしいひらめきがあった。
この電気振動を痛い腰に当てたらどうだろう、と。
私は身体を浮かせて捻り振動の来るあたりに腰を向けた。
はじめはその振動に拒否反応をしめした腰だが、
慣れてくるうちに離れられなくなってしまった。
大桶は5分に1回ひっくり返るのだが、
私はそれを6回、電気つぼ湯につかりながら見ていた。
腰にいいかわるいか知らないが気持ちよかった。
気持ちいいのはいいことなのだ。

そんなわけで温泉を出てから何時間か腰痛が消えた。
しかし、パソコンに向かう今の私の腰には、
また鈍痛がうづいています。

コメント
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