深夜便のうた「船旅」

2006年10月02日 | 健康・病気
ここのところ私の心の中で流れるメロディは、
小椋佳作詞作曲の「船旅」という歌だ。

♪ 船旅に擬えるなら兎に角に私の船は
  甘やかな港を後に帆を立てて錨を上げて
  海へ出た荒ぶる海へ

最初、ラジオ深夜便で聴いたときは、
「ふなたびに なぞらえるなら とにかくに わたしのふねは」
「あまやかなみなと」「あらぶるうみへ」なんていう言葉がイヤだった。

しかし、毎晩、九想話を更新前後(午前3時50分頃か)に聴いていると、
しみじみいい歌だなと思うようになってしまった。

♪ 人の身はままならぬもの何故かしら時に無気力
  情けない怠け心が忍び込み漂流船と
  成り果てる恐れが襲う

この歌詞にはまいった。
日々、私はこんな状態で暮らしている。

♪ 海図無く羅針盤無く蒼臭い未熟な知恵と
  競い立つ欲望たちと我知らず湧く情熱を
  せめてもの追い風にして

現在の私にもまだ“欲望”と“情熱”はある。

♪ 振り返って悔いの無い充実の海を渡れるだろうか
  嬉し泣きできるほどの悦びの場所を抱けるだろうか

小椋佳もこのように考えて生きていたのか。
彼のうたいかたがいい。
むかしから好きだった。
10月に入って、もうこの歌は流れない。

コメント (6)
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