久しぶりに息子たちのことを書きます。
私の息子たちは一卵性双生児なんですが、最近、またUとKの区別がつかな
くなってきた。
少し前は、それなりに分かったんです。ずーっと分かっていた。頬の張り具
合とか、髪型、体型が微妙に違っていた。それが、今は分からなくなってきた。
体型も、顔の感じも髪型も区別がつかない。
以前は、後ろ姿、横顔は自信ないな、という程度だったのが、現在はまった
くだめです。いちいち本人に確認しないと、正確に識別できない。
親として、忸怩たる思いです。
昨日の深夜1時過ぎ、蒲団に入ってポケットラジオのスイッチを入れると、
浪花節をやっていた。
NHK「ラジオ深夜便」の土曜日の深夜1時からは落語をやっているときで、
毎週楽しみにしているんですが、昨日は浪曲だった。
広沢とらぞう(今、変換してみて、どの漢字か分からなかった。なさけない
なァ)だった。
いいんだな。たまらない。
石松が殺され、その仇討ちをするという話だった。
とらぞうもバックの三味線も素晴らしい。この呼吸、あの間。ああ、これが
日本の文化だと思った。泣けてきます。
私が子供の頃、親父がよくラジオの浪曲を聴いてた。落語も聴いていた。私
の実家で、テレビが来たのは、私が小学4年生だった。それまで夜はいつもラ
ジオがかかっていた。そのとき聴いた落語、浪曲、漫才が私の心の奥底に残っ
ている。
親父は、そういうものが好きな人間だった。の祭りには、百姓を3時頃
やめて、太鼓を叩いていた。お袋がブーブーいっていた。
その血を引いているのか、私は、まったく親父とおんなじものが好きです。