ついに、携帯電話

2000年05月29日 | 暮らし

 とうとう私も、昨日携帯電話を買ってしまった。「しまった」という感じで
す。
 私なんか、別に携帯電話を持たなくてもいい、という考えがあった。持って
たってどうせかかってこないだろう、そして、まず私のほうから電話すること
もないだろう、と思っていた。
 でも、なんだろうな。時代の流れかな。そんなのに流される自分が一番イヤ
なのに、買ってしまった。
 購入した理由の一つに、公衆電話が少ないな、ということです。外出して電
話をかけたいと思っても、なかなか公衆電話が見つからないことがある。こう
いうとき、携帯電話を持ってたらな、としみじみ考えたことが何度かあった。
 別な購入理由は、携帯電話でEメールのやりとりができる、ということだ。
私は、そもそも電話で話をするということが苦手です。家に電話がかかってく
ると、憂鬱な気分になる。会って話したいと思ってる友でも、電話で話すのは
なんか鬱陶しい。
 そんなことをいっても、私の心の奥底では、携帯電話が欲しかった。欲しか
ったが買えなかったというのが、正直なところです。なにしろ、それほど利用
しないのに毎月の基本料を払うことを考えると買う気がしなかった。
 ところが、息子が使っているJ-PHONEには、家族向け割引というのがあり、息
子の子供になれば(なんのこっちゃ)、私の基本料金が半額になる。一番安い
通話契約にすれば1ヶ月1,450円です。このぐらいだったら、毎月捨てても(ち
ょっとオーバーかな)いいか、と買うことにした。
 ノジマ電機というところに行ったら、ラオックスで980円のものが、1円だっ
た。なんでェ、という想いです。半年前ほどには、シェアを伸ばすためにそう
いう売り方をしていたのは知っていたが、最近はそういうことをしない、と新
聞なんかで読んでいたので意外だった。まァ、安いことに文句はない。それに、
いつもは2,000円かかる家族割引手数料が5月は無料ということだった(ああ、
踊らされる貧乏人)。
 そんな情けない事情で、携帯電話を買って“しまった”のです。
 女房のも買いました。あいつもせがれの“子供”になったのです。
 夫婦の携帯電話を2円で買いました。「こちらにどうぞ」とレジまで案内され
て、2円を払ったときは、さすがの私も複雑な気分になりました。そのくせ私は、
ノジマカードというものを差し出していた。商品を購入したときに、金額に合
わせて点数が入力されるカードです。さすがに「ちょっとこれは点数を入れよ
うがないので…」と店員に断られてしまった。これには私も赤面しました(いえ、
ほんの冗談で出したのです)。
 それにしても、いろいろな操作が難しい。私は、どうもパソコンの発想でい
じくってしまうので、うまくいかない。考えれば、携帯電話なんてパソコンよ
りおバカさんだ。どうもかったるい。それに、マニュアルがいけない。うまく
ド素人を導いてくれない。まだ80%ほど理解できません。
 これを覚えるまで、他のことはいっさい何もできない状態です。
 昨夜と今夜、女房とピッピコ、ピ、ピ、携帯電話と格闘している。
 それにしても、彼女は喜々として携帯電話と仲良くしている。私としては、
あまり仲良しになりたくない相性の悪い奴だが、世渡りのためしかたなしにつ
き合っているという感じです。
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5月の九想話

5/8  25116歩
5/12 ライブ
5/14 浪曲
5/14 双子
5/17 三浦洋一
5/18 情けない人
5/23 葬式
5/25 台湾からのメール
5/26 1人酒
5/29 ついに、携帯電話

コメント
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