pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ガール

2012-12-18 21:41:42 | 邦画



2011年 日本作品 124分 東宝配給
STAFF
監督:深川栄洋
脚本:篠崎絵里子
原作:奥田英朗『ガール』(講談社刊)
CAST
香里奈 麻生久美子 吉瀬美智子 板谷由夏 上地雄輔 要潤 向井理 檀れい 加藤ローサ 段田安則


きっと、あなたがここにいる。

■Story
広告代理店勤務の29歳独身の由紀子、不動産会社勤務の34歳既婚の聖子、老舗文具メーカー勤務の34歳独身・容子、自動車メーカー勤務の36歳シングルマザー孝子。
会社も仕事内容もバラバラな4人は、なぜか気の合う親友同士。
ほかの3人からファッションが痛いと“ガール”の卒業を進言される30歳目前の由紀子は、ムードのかけらもない新しい恋人・蒼太に腹を立て、イベントの企画をめぐってクライアントの堅物女性社員と激しく対立。
一方ほかの3人も、女性への偏見を隠そうともしない年上の男性部下に怒りを募らせる聖子、ひと回りも年下のイケメン新入社員相手に図らずも心が浮き立ち、そんな自分に戸惑う容子、仕事も育児も“シングルマザー”を言い訳にしないと頑張りすぎる孝子と、それぞれに悩み多き日々を送っているのだが…。
allcinemaより)


■Review



これ、アラサーの女子が観たら絶対面白いと思うなぁ。
今回一人でDVD鑑賞してしまったけど、女友達数人とお酒でも飲みながら観たいなぁと思った。
絶対に話が盛り上がること、間違いなし!(*゜∀゜)=3
日ごろ痛感していることや、よく友人達と話すことばかりで、何度も頷いてしまいました。
特に印象深いのは香里奈の「女性は選択肢が多くなった分、生きにくくなった。何を選んでも、別の人生があったかも?と思ってしまう」というセリフ。
これは本当に日々、私が思っていることだ。
エンディングでも、決して何かが劇的に変わったわけでも結論が出たわけでもない。でも前向きになれる。
「女子会」の後の爽快感に似ています。この、「よし!明日もがんばろう!」という気持ち。

キャストも私が憧れている大好きな女優さんばかり。
キレイな人揃いで、唯一親近感が湧かなかった点ではあるんだけどね。(笑)


それぞれの女性の前に現れる、男性の描写も興味深い。
どれも「いるいる~」と言いたくなるような人ばかり。
要潤は、その端正な顔立ちの鼻っ面をへし折りたくなったし、向井理には「女心がわかっとらーん!」と一括したくなった。段田安則のような調子のいいオジさんもよく見るし、上地雄輔の優しさには泣けてしまった。

SEX and the CITY」の、邦画バージョンってとこでしょうか。
いや、SATCよりずっと健全なんだけど。(笑)
面白かった♪そして女子に生まれてよかった♪


ランキングに参加しています。
少しでも共感していただけましたら、ポチっとお願いします♪


幸せの教室

2012-12-18 16:47:46 | アメリカ映画(さ行)

2011年 アメリカ作品 98分 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給
原題:LARRY CROWNE
STAFF
監督:トム・ハンクス
脚本:トム・ハンクス ニア・ヴァルダロス
CAST
トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ ブライアン・クランストン セドリック・ジ・エンターテイナー


そこは、明日が好きになれる場所。

■Story
大卒でないことを理由に、長年勤めていたスーパーを突然クビになってしまったラリー・クラウン。
再就職もままならず、思い切って短期大学(コミュニティ・カレッジ)に入学する。
彼はそこで年齢も境遇も様々な生徒たちと出会い、刺激的で充実したキャンパス・ライフをエンジョイしていく。一方、スピーチの授業では、すっかり情熱を失った美人教師メルセデスとめぐり会うラリーだったが…。
allcinemaより)


■Review



コミュニティ・カレッジ(通称CC)というものを初めて知りました。
日本の短期大学と同じようなものを想像した私は、「おいおい、入試もなければ2単位で卒業できるんかい…(゜Д゜;)」と、そこに「映画のご都合主義」を感じ、ちょっとしらけてしまったのですが、こういうシステムがアメリカにはあるそうです。
日本も取り入れればいいのにね。

さて、映画の感想ですが…。

またしても、「だから何?( ゜Д゜)」状態なのです。正直…。

ストーリーを一言で説明すれば、「大人の男女の再生物語」と、何だかいい話のような感じがしますが、いざ映画を観てみるとまとまりも深みも、一切感じられなかった。
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのビッグネームが揃っていながら、コレは何たることか、と。
脚本をちょっと工夫すれば、見違えるような良作が出来るような気がして、ほんと残念。

日本とアメリカの感性の違いもあるのでしょうか。
ディスカッション、ディベート、スピーチ。
アメリカでは皆大好きで欠かせないものなのでしょうが、日本では…ねぇ…?
大学でそんな授業内容のときもたまにあったけど、苦痛以外のなにものでもなかったし、はっきり言って他人の発表なんてそんな真剣に聞いてない。(苦笑)
だから、生徒の発表に真剣に耳を傾け、「ブラボー!」とはしゃぐクラスメートや教師の姿が、何だかとても異様に見えた…。

あと、経済学の日系教師のシーンは必要なのでしょうか?すごくしらけたのですが…。


ラストでラリーが、真っ白なシャツを着ていたのは印象的。
彼の、再出発をする「真っ新な状態」の象徴のように思いました。
服といえば、ジュリア・ロバーツはワンピースしか着ないのかい?シャツワンピばかりでしたなぁ。


ランキングに参加しています。
少しでも共感していただけましたら、ポチっとお願いします♪